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番外ミニ企画 「アイマスと同人」 -屑星ケンタ氏の場合-

ニコマスは、アイドルマスターの二次創作のうちniconicoを活動の場としたものについて付けられた呼び名です。それはこのブログのタイトルにもなっているわけですが、一方で世の中の二次創作には「同人誌」と呼ばれる大きな界隈があります。毎年夏と冬に開かれるコミックマーケットだけでなく、コミティアやオンリーイベントも合わせればその裾野は大変広く、ジャンルも様々です。

今回は、そんな同人誌の世界でアイマスを題材として描いた人の話が聞いてみたい、という好奇心から、屑星ケンタさんにお話をうかがいました。「765プロで映画を撮る」をコンセプトとした同人誌を多数制作されてきた氏が絵や漫画を描く理由、また氏にとってのアイマスとは、果たしてどのようなものなのでしょうか。

(interview & text by 朗読P)


自分の中にある「気持ち」と言うか、嬉しいことや哀しいこと、感じたことを吐きだしたかったんだと思います。




屑星ケンタ氏が制作したアイドルマスターの同人誌一覧。
これら9冊は全て765プロがキャストをつとめた映画、という設定の物語である。


――本日はよろしくお願いします。あらためて概要の説明になるのですが、このインタビューはブログ「ニコマスとP」内の番外ミニ企画「アイマスと同人」での記事となるものです。今までニコマスをタイトル通りフォーカスしてきた当ブログですが、他のフィールドでアイマス関係の活動をされた方の話もうかがいたいな、という素朴な疑問が企画のきっかけでした。ということで今回は、なぜ漫画や絵を描くのだろうか、またいつ頃アイマスに出会ってその同人誌を描くようになったのか、などについて順番にお話をうかがいたいと思います。

屑星ケンタ はい、上手にお答え出来るかわかりませんが、よろしくお願いします。

――わかりました。ではさっそくですが、同人活動・絵を描き始めたのはいつ頃ですか。また描き始めた理由・きっかけはどのようなものでしたか。

屑星ケンタ それはアイマスにおいてですか?それとも根本的な?

――アイマス以前のことですね。本当に「元の元」の話です。

屑星ケンタ 初めて絵を描いたのは、物心もつかない頃です。いま残っているものを見るに、幼稚園では絵ばかり描く子でした。同人活動は、2006年にコピー本を出したのが最初です。その頃は別のジャンルでした。

――なるほど。

屑星ケンタ 絵を描き始めた理由は、幼児であったが為に正確にはもう覚えていないんですが、自分の中にある「気持ち」と言うか、嬉しいことや哀しいこと、感じたことを吐きだしたかったんだと思います。体の中に気持ちが収まりきらない、というような。「パンクしそう」って小さい頃からよく思っていました。

――何らかの形で表現して、それをすっきりさせたいと考えたのでしょうか。

屑星ケンタ すっきりと言うか、多分「伝えたい」っていう方が近いかもしれません。

――なるほどなるほど。

屑星ケンタ 同人活動は友人が夏コミの売り子に誘ってくれて、ついでにコピー本を作った、というのがきっかけでした。

――相乗りする形で出されたわけですね。

屑星ケンタ そうですね(笑)。

――屑星さんがご自身のサークルで出るようになったのは、いつ頃からなんでしょうか。

屑星ケンタ 創作ジャンルで現在も友人とサークルをやっていまして、アイマスジャンルに入るまでは、そのサークルで夏コミや冬コミに出るようになった際に、またも相乗りで、その時々で作りたい本を出していました。

――当初はそういう形態だったのですね。

屑星ケンタ 個人でも動くようになったのは2010年ですね。ワオ、もう四年も経つんですねぇ……。

――(笑) ちなみに、その創作系での共同サークルは「プラスチック教育」ですか。

屑星ケンタ そうです。今は個人の同人活動を休止していますが、「プラスチック教育」は続いています。

――ところで、アイマスの話に移る前に少し話題がそれますが、普段はどんな道具で描いているのでしょうか。屑星さんの場合は手描き原稿だと思うのですが。

屑星ケンタ その通りに手描きです。つけペンに原稿用紙ですね。CGが実は苦手で(苦笑) CGを使うところはすべてフォトショップです。

――基本は手描きで、フィルタをかけたり色を補正したりするときにフォトショップを使うやり方ですね。やはり、液晶タブレットは慣れませんか(笑)。

屑星ケンタ そうですね。細かい表情とかになると難しいです。液晶に直で描けるタブレットなら変わるかもしれませんが……。

――私も昔に試したことがあるのですが、「描く位置」と「描かれる位置」が違うのがどうにも慣れないんですよね。

屑星ケンタ そうですね。ですから、普段からひたすら練習ですね(笑)。昔に油絵をやっていたので、厚塗りだと少しはなんとかなるような気がしてきました(笑)。

――油絵ですか。以前、水彩で描かれていたものはpixivで見かけたのですがそちらは知りませんでした。


水彩で描かれた千早(題:蒼碧の歌姫)。多種多様な青色が用いられていることにより、
揺らぐ水面を覗き込むように幻想的な印象を受ける一枚。


屑星ケンタ この絵は、仕事で水彩を生徒に教える時に描いたものですね。

――なんと、そんな経緯が(笑)。

屑星ケンタ 油彩は本当に普通の油絵なのと、そもそもキャンバスがデカくてスキャン出来ないので、最近は水彩に移行しました。なぜ生徒に教えるのに千早を描いたのかと問われれば、アイドルマスターが好きだから……/// としか答えられませんね(笑)。



「素じゃないアイドル達」の姿を観てみたかったのです。








【上】:「星井美希のすばらしい運命」、
【中】:「Deep river」、
【下】:「カーテンコールを待ちながら」より一ページずつ抜粋。
映画という設定のため、登場人物たちは必ず何かしらの役を演じている。そして当然のことながら、
役柄によっては普段の彼女たちと大きく異なる性格の為、そのギャップにハッとさせられる。


――さて、では話を元に戻しまして。

屑星ケンタ はい。

――アイマスと出会ったのはいつ頃ですか。また、どんな経緯で知りましたか。別ジャンルでの活動もされていましたので、その変遷について語っていただいても大丈夫です。

屑星ケンタ いやぁ、すごく簡単な理由ですね。布教されました(笑)。2010年頃にPSP本体とアイマスSP三作を友人から渡されて。ハワイが段々近づいてくるみたいな感じで、気づけばアイマスに染まっていました(笑)。

――SPからだったんですね。ということは、pixivにある2010年初頭の「新人Pのアイマスプレイ絵日記」のままということですね。

屑星ケンタ はい、まんまです。

――なるほど。では続きまして、その経緯からいかにして「765プロで映画を撮る」という着想に至ったのでしょうか。ask.fmでもお答えされていますが、もう少し詳しくお聞かせいただければと思います。

屑星ケンタ ほぼask.fmからの引用になりますが、学生時代に映画を撮っていたのが理由のひとつだと思います。その時によく思っていたのが、役者さんたちの「オンとオフの切り替え」の面白さです。撮影の休憩中にカメラを回して、役者さんたちの「素」をよくエンディングロールに流していて、それが好評だったのと、楽しかったのがずっと忘れられなくて。それを「アイドル」でやったらきっと楽しいだろう、と思って始めました。アニマスでも(劇中で)映画の予告なんかをやっていて、「描いてみたい!」と思ったのもあります。「素じゃないアイドル達」の姿を観てみたかったのです。

――つまり、プロデューサーがゲームのコミュニケーションパートなどで接する姿ではないところ、「ファンから見えるアイドル」の姿の一端を見たかった、と。

屑星ケンタ 「アイドル」って無限の可能性があると思うんです。歌だけでなく、お芝居だったり、踊ったり、バラエティーに出たり……。私はたまたま映画好きだったので、こうなったわけです。


フィルムをつまむ真のポスター。
名作「ニュー・シネマ・パラダイス」がモチーフ。


――アイマスの同人誌では、基本的に日常のアナザーストーリーやステージを描いているものが大半なので「映画」という視点は新鮮でした。ところでそれぞれの話には、モデルとなったものや影響を受けた作品はあるのでしょうか。最初の美希の話が「アメリ」で、「境界上のうたごえ」が「PiCNiC」、「カムパネルラの夜」が「銀河鉄道の夜」というのはわかるのですが、それ以外ではどうでしょう。

屑星ケンタ そうですね、「strawberry to you!!」は「LOVE MY LIFE」という映画がイメージ元ですね。多分映画を観ていただければ「あー(笑)」と感じると思います。「春と修羅」は、小説ですが夏目漱石の「こゝろ」なんかをイメージしています。「カーテンコールを待ちながら」は、自分が演劇に触れていた時期に感じていた“小劇場”感みたいなものを。「ドントクライ!真くん」はここ数年で降り積もった、「何かを作る」ことに対しての総意と、そろそろ明るいものが描きたいっていうところでしょうか。「アネモネの花」だけは謎です。

――謎、ですか(笑)。

屑星ケンタ はい(笑)。時々あるんです。最初から全部知っていたみたいにツラツラと描いてしまう話が。アイマスで起きたその現象が「アネモネの花」ですね。

――アネモネの花は独特ですよね。他の作品とは明らかに異なる時代、遠い未来を舞台としたSFという感じで。

屑星ケンタ でも不思議と“アイマス”感――自分が勝手に思っているだけかもしれませんが――のようなものは、残っている気がします。

――そうですね。不思議な感覚です……と、ここまで書いていて気づいたんですが、これアネモネの花を読んだことがない人には、何のことかわからないですね(笑)。

屑星ケンタ 確かに(笑)。あとは、pixivのサンプルを参照していただければ……(笑)。



漫画と映画は、実は結構似ているんです。








【上】:「我那覇くんがインドに行って絡み辛いキャラになった動画」、
【中】:「春香さんが教える日本の温泉を全力で楽しむ動画。」、
【下】:「【星の王子さま】voyager【アイドルマスター】」。
上二作はドタバタとしたコメディタッチの作品、voyagerは「アネモネの花」の番外編的な内容となっている。


――では次の質問に。屑星さんはniconicoにも少しだけ紙芝居の形(ゼロ崎バカ識名義)で動画を投稿されていましたが、同人誌などで漫画を描くことに比べて、動画を作ることで何か違いを感じた点・苦労したところはありましたか。

屑星ケンタ 私が作った動画に関しては、ほぼ勢いですけど(苦笑) 動画は音が入れられるのが楽しいです。漫画は基本的に無音なので……。

――紙芝居だと基本的に一コマずつですが、コマ割りのある原稿と違うところは特に気になりませんでしたか。

屑星ケンタ そうですね。先述の通り、学生時代は映画ばかり撮っていたので、あまり不自由を感じることはありませんでした。昔に聞いた言葉なんですけど、「漫画はひとりで作る映画」という格言がありまして。漫画と映画は、実は結構似ているんです。カット割り、カメラワーク、役者(登場人物)の演技、タイミングなど。パンする時には漫画だとコマを長くしたり。学生時代に撮った映画も、漫画を描いていたおかげで、ほとんどその辺りは苦労することはありませんでした。

――相補的にうまく作用したんですね。

屑星ケンタ そうみたいです。だから、「映画を漫画にする」ということは、私にとって自然なことだったのかもしれませんね。

――聞いた側としても、すごく納得出来ました。そういえばそうだった、的な(笑)。本日は、二時間近くもお付き合いいただきまして、ありがとうございました。

屑星ケンタ いえいえ、こちらこそ。

――最後に、何かひとことアイマスへのメッセージをお願いします。

屑星ケンタ アイマスを好きになってよかった。そう思えることでいっぱいです。これからもずーーーっとアイマス大好きでいたいなと思います!……そういえば、今回の人選、ボクで良かったんですか(真剣)

――いえいえ、私が一番好きな同人誌を描いていらっしゃる方だったので、十分すぎるほどです。逆に屑星さんでまとまらなかったら、他の誰に話を聞きに行けばいいのやら……(笑)。

屑星ケンタ 今日お話ししてみて、映画と漫画が繋がって私の同人誌が生まれていたのには、結構自分で驚きでした。知らなかった……(笑)。

――話しながら気がついた感じですか。

屑星ケンタ はい。

――ニコ動に投稿した動画にもそれが全部つながっていたわけですし、何が何を生み出すのか、というものはときに予想もつかない意外な所からやってくるものですね。

屑星ケンタ ぐるっと回っていたという感じがしました。円環の理に導かれていた……。

――(笑)

屑星ケンタ さて、今日はこれくらいでお開きにしますか。

――そうですね。今日はありがとうございました。
(了)



屑星ケンタサークルサイト, pixiv
本文にもある通り、「765プロで映画を撮る」をコンセプトとしたアイドルマスターの同人誌を2012年秋頃からハイペースで制作し、現在までに9冊を刊行した。また同人歴は長く、創作系サークル「プラスチック教育」の他、版権系では「けいおん!」などの同人誌も刊行している。2013年12月の第85回コミックマーケット(C85)での新刊予告時に、同人業を休止とする旨を告知。2014年2月のけいおん!律澪オンリーイベント「律澪でどうだ!?」をもって、二次創作の同人活動に一旦幕を下ろした。

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