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『ニコマスダンスシンクロ選手権』主催・ぎょPインタビュー

先月、電撃告知により開催が宣言された「ニコマスダンスシンクロ選手権」。主催のぎょPを筆頭に、怒首領蜂P、艦長P、potechiPという当代随一のシンクロ名人の共演による今回の企画は、本編動画・感想戦生放送も含めて大盛況となりました。

 ニコマスPVの基本にして王道といえる「ダンスシンクロ」ですが、デビュー以来それを己の最大の武器としてニコマスの最前線で活躍してきたぎょPが、今回の企画を主催した理由とは?そして、ぎょP自身のダンスシンクロの組み方、動画の作り方に対するスタンスとは?

 そこから見えてきたのは、自他共に認めるニコマスダンスPV界のトップランナーであるぎょPの持つブレない姿勢と、それを継続し続けてきた強さでした。


(interview & text byハバネロP)



 



どの部分を聞いてどのダンスを持ってくるか
っていうのは個性があって、
その違いを見せるっていうのが趣旨なんでしょうけど、
はっきり言えば異次元なんですよね



――まずは、直近に開催されたイベントであるニコマスダンスシンクロ選手権について、今回のイベントの企画や人選の意図、というのを聞かせていただきたいと思います。


ぎょP そうですね。「同じ曲で作ったら人によってどういう風に変わるのか?」みたいなのは、多分ダンス系で作ってる人は疑問だったり興味があったりする辺りだと思うんですよね。私自身も「そういうことをやってみたら面白そうだけど、どうなんだろうな」っていうのは前々から思っていて。たまたまTwitterの方で、蜂さん――怒首領蜂P(参考:タグ検索)が同じようなこと言ってて、去年、「俺も同じようなこと思ってたんだけど、もしそんな企画やるとしたら、参加する?」みたいな事を言ったら「あ、別に全然いいよ?」みたいな話になって。一応言い出しっぺってことで私が音頭を取ってやりますわというのが最初のきっかけです。
 そうすると、実際に同じ曲でみんなが動画を作るということになると、どういう形が一番落ち着くのかなあというのを考えて、最初は蜂さんと色々意見を交換したんですけども、やっぱり同じ曲を10回も20回も聞くわけにいかないし、ある程度人数を絞ってやるのが妥当かなあと思ったんですよ。で、人数を絞った時に、誰を呼ぶかとか参加者がどれくらいになるかっていうのが難しいだろうなあというのもあって。やっぱり自分の中のラインというか、言い訳になる部分を用意したくなる部分はあるんですよね(笑)。で、ぎょP自身が見たいっていうのが大前提にあって、自分が動画見てて特に好きな人を集めたかったんです。更に言うと、基本的には人選の残りの部分は実績とネームバリューで、「ダンス動画って言ったらこの人だろ」って言うのを呼ぼうと。結果的にそれが自分の好きな人でもあるという感じにすれば、「この人達しかいないんだから、文句言われても困るよ」って感じで予防線を貼っておこうかなというのもあって。それが今回の四人だけっていう少ない人選でやろうと思ったきっかけですね。実際蜂さんもそうだし、最初に誘った時に艦長P(参考:タグ検索)もpotechiP(参考:タグ検索)も「えっ、四人しか居ないの?」みたいな感じだったので(笑)。一番最初に出たアイデアだとタグロックみたいに誰でも参加できる形式とか、カクテル(※1)みたいにもうちょっと多く人を集める形式にしようっていうのもあったし、実際にこの企画を知った人も「もっと参加者いるのかな?」みたいなのはあったと思うんですけど、それをあえて運営の都合上でかなり絞ったという感じです。結果的に選択としては最終的に悪くなかったかな、と感じました。
※1 きつねP主催による動画投稿型イベント「iM@S KAKU-tail Party」。各参加者は、ランダムに割り振られたお題(「アイドル」と「テーマ」の組み合わせ)をもとに、2分以内の動画を製作する。


ニコマスダンスシンクロ選手権本編動画の比較パートより。
同じ曲でダンスを組んでも、その作り方が人によって分かれるのがはっきりと分かる。


――ぎょP自身が呼びたい人を呼んだ、というところとか、ダンス組んだ時の個々人の個性っていうのが如実に現れるところが、見てる方としても非常に楽しいイベントでした。特に、後半パートの比較の部分では、各人の個性やダンスの組み方や選び方というのが良く分かるところだったと思うんですが、実際に比較を作ってみてぎょP自身が自分の動画と比べて、どういうことを他の参加者の動画から感じられたか、ということをお聞きしたいです。


ぎょP 比較は、最初は全然そんなの考えてなくて、「とりあえず四人分つなげて流せばいいか」と思って動画作ってたんですけど、四人分集まって本編動画が出来上がった時に、「こんなのになりそうです」って参加者に見せた時に「四分割して流したらいいんじゃね?」って話があって、「あ、面白いな」ということになりました。企画やってる時は全然意識してなかったんですけど、実際に4つ並べてみたら、似てる所あり違う所ありで、比較になって面白いなって思ったんですよ。
 他の三人に限らず、他の人が作る動画全般にそうかもしれないんですけど、自分と作り方が違うんですよね。音を聞いてそれに対してダンスを合わせるんですけど、どの部分を聞いてどのダンスを持ってくるかっていうのは個性があって、その違いを見せるっていうのが趣旨なんでしょうけど、はっきり言えば異次元なんですよね。似てる似てるってよく言われたりもするし、「同じダンスシンクロをやってるから、同じように作ってるんだろう」という感じなんでしょうけど、やっぱり他の人のダンスを見ると、「なんでこれこういう風になってるんだろう?」っていうのが結構たくさんあって。割とわからないんですよね、何を感じてそれを持ってきたのか、っていうのが。結構新鮮というか「あっ、そういうところを使うんだ」というのがいっぱいあるんですよ。ニコ生の方でもお互い言い合ってた(※2)と思うんですけど、「ここはこのダンスでしょ!」って思って自分は組むんだけど、他の人はまた別のダンスで組んでるところが結構あって、そのへんが不思議といえば不思議ですね。同じ曲使ってるのに違うものを作ってるみたいなのは。それ自体が今回の企画の面白さにもなったんだろうな、っていう気はしますね。
(※2)ぎょPによる感想戦ニコ生の文字起こし記事はこちら。是非今回の記事と合わせて読んで欲しい。


――逆に似てるところとかもありましたよね。

ぎょP そうですね。同じ所使ってて「やっぱりそうだよね」って(笑)。ただ同じ部分使ってても、キメの部分とか見せ方が結構違ったりしてて、まるまる同じ見せ方でってことはなくて、音の取り方とか前後の流れだったりとかそのへんで、「カメラ変えたいな」とか「見せ方変えたいな」というのが個人であるから、少しずつ変わってくるんだろうなというのはありますね。似てるという感覚はやっぱりあまりないんですよ。

――そしたら、ぎょP自身が作られた今回の動画なんですけども、ダンス組む時とか動画全体のコンセプトとか、どういうところに重点を置いた、とかってありますか?

ぎょP 基本的に、特に普段から何のコンセプトもなく作ってるんでアレなんですけど(笑)。まあ、後付の理由が結構多くなっちゃったりするんですが、「今回はこの曲で作ろう」っていうのが大前提にあるので、なんとなく合いそうなダンスを順番に組んでいって。そうするとクインテットの曲よりもトリオの曲ばかりになったんで、見せるの大変だからトリオをメインにするし、例えば『目が合う瞬間』なんかはステージにスモークが出ちゃうんで、そういうダンスが入ってるから屋外で、カッコいい系の曲だからこうしよう、みたいな。割と曲ありきで人員の構成だったりとかステージとか、そういうのを結構考えちゃう方なんで。色んな人がやると思うんですけど、作る前に曲をひたすら聞いて、そのイメージで「こういう風な感じかな?」っていうのを膨らましながら作っていくような感じです。
 昔は元ネタのPVとかを見て、再現に近いようなこともやろうかなってしてた時期もあったんですけど、やっぱりそれをやると変な方向に引っ張られちゃったりするんで、自分が作るのはMADPVだから、アイドルマスターのゲームに近いように、色々ごちゃっと誤魔化したりとか、いいように見えるように編集するのが面白さなのかな、という感じで作っております。



楽しい曲っていうのをぎょPが作る動画に
求めてる人がいるんであれば、
出来るだけそれに応える動画を作れたらいいな


アイドルマスター x モーニング娘。「Go Girl ~恋のヴィクトリー~」ALLST@R のワンシーン。
この作品のような、「オールスターで楽しい動画」がぎょPの真骨頂と言う人も多いだろう。


――動画の作り方の話が出たので、そこらへんをもうちょっと深めてお聞きしたいと思うんですけど、ここ最近のぎょさんの動画は、オールスターでハロプロとかアイドル系の曲が多いってイメージなんですけど、そういう作風に固定化されてきた理由っていうのはあったりしますか?


ぎょP まあやっぱり受けるっていうのが一番の理由ですね(笑)。だいぶ長いことやってきてるせいで、どういうものが望まれているかっていうのは徐々に固まりつつあるんですよ。そういうのが嫌だって人もいるでしょうけど、私はこういう風に期待されればそういう風に応えたいな、っていうのがありまして。オールスターのほうが数字が伸びるんで、そういう数字的な理由も含めて、「楽しい曲っていうのをぎょPが作る動画に求めてる人がいるんであれば、出来るだけそれに応える動画を作れたらいいな」という感じで、ここ最近は多くなってはいますね。

――そしたらもう、昔作られてた『MY FOOT』みたいなロック系の動画は今作る予定はないとかそういう感じですか?

ぎょP んーと、まあでも曲がグッとくればいくらでも作りますけどね。変な話ですけど、定期的にオールスターのアイドル系のやつを年1とか半年に一回くらい出しつつ、合間合間に好きな曲というか、いわゆるピンと来たものをその都度作るみたいな感じなんですよ。『MY FOOT』の時も、誰かからリクエストじゃないですけど「こういう曲が見たい」って言われた中の一曲だったりするんです。私はあんまり音楽詳しくないんで、自分から「よし作ろう」っていうのは自分が今まで聞いた古めの曲が中心になってくるんですけど。他の人が「これいいよ」みたいな曲で、実際に聞いてみて「ああいいじゃん」って曲はいっぱいあるんで、それこそTHE BAWDIESなんかは卓球P(参考:タグ検索)がいいって言ってたのをSkypeで聞いて「いいじゃんこれ」ってなって作ったんですよ。あとはそれこそ、「ニコニコで流行ってます」みたいなのとか、タイムラインでこういうのがとか、ハロプロ系でも知らないのいっぱいあるんで、「こういうのがいいよ」って言うのを聞いて、PVを見て「ああこれ可愛いじゃん」ってなって作るってこともあって。割とあんまりこだわりはないんですよね(笑)。それがいいように回ってるのかな、という気もするんですけど。

――そうした作風を貫いてきた中で、改めて今回の企画で何か、自分の中で発見とかってありましたか?

ぎょP んー……まあそうだな、今回の企画は「いつもどおりの自分を出す」っていうのが一番大事なところかなあという気がしたんで、ホントに普段作ってるようなものをそのまま作るというのでやってたんです。ここ最近はあんまり数出せてないですけど、今まで150~160くらいずっと作ってきて、後から考えると「なんだ俺結構上手くなってるじゃん」みたいなのが実感としてここ1,2年くらいあるんですよ。そんなに予定立てて作っていこうっていうのは特にないんですけど、「自分が作りたいなって思って作る」っていうのの積み重ねがどんどん、それほど意識はしてないんですけど知らず知らずのうちに動画のスキルアップにもつながっていったのかなっていう実感があるんで、今後も同じようにただ作っていくっていうのの積み重ねをやっていけたらいいなという気はしてますね。

――そしたら、近々OFA(ワンフォーオール)が発売されるので、そこでまた新しい何かがあったらそういうものを取り入れて作る、っていうのは?

ぎょP そうですね、今仮組みして「これどうしても作りたいな」っていうのが半年くらいほったらかしてあるんですけど(苦笑)。二本くらい作ったアップアップガールズ(仮)で作りたいな、というのがもう一個くらいあって、それは仮組みで自分の中でも「これはいいオールスターになりそうだ」っていうのがあるので、それはなんとか近いうち、二ヶ月以内に作れたらいいなっていうのがあって……。あとやっぱり日々、音楽が色んな所から耳に入ってくると「これもなんか面白そうだな」っていうのがちょこちょこ出てくるんで、似たようなものがまたポンポン出てくるのかな、って気がしますね。ただオールスターって結構作るの大変なんで(笑)。連続でオールスターが来るっていうことはないかなと。息抜きじゃないんですけど、トリオでさらさらっと作るとか。
 でも昔に比べて作る時間が長くなったというか、やっぱり手間を掛けるとそれだけ良くなるなっていうのが実感としてあるんで、どうしても素材を取る本数が多くなったりとかカメラ割りが細かくなったりとか、そういう部分は少しずつ増えていってますね。そういう意味ではどうしても、作るスパンが長くなりつつあるというのはあまり良くないんでしょうけど、クオリティはそれについてきてくれるだろうと信じて、多少時間をかけても続けていきたいなと思うんですけどね。



やっぱり自分が「作って楽しいですよ」っていうのを
アピールしていくのが一番いいのかなって
いうのを2,3年前から思っていて



――今回のイベントは事前告知があったり、生放送があったりと結構盛り上がりを見せたと思うんですけど、そうやってニコマス界隈を盛り上げようっていう意図はやっぱりありましたか?


ぎょP まあ、そうですね。もともとっていうか、もっと前の段階から新作がどんどん減っていってる、特にPV、ダンス系の新作が減っていってると。それはなんとかしたいけどなんともしようがないことなんで、そこで自分ができることはなんだろうなって思った時に、「作ろうよ作ろうよ」ってたまに言うのもアリなんですけど、やっぱり自分が「作って楽しいですよ」っていうのをアピールしていくのが一番いいのかなっていうのを2,3年前から思っていて。自分自身が作り始めたきっかけっていうのも、みんなが楽しそうに作ってるのを見て「俺もやってみたい」っていうのがあったんで、それを今後も続けていけたらいいな、というのもあります。
 あと、それこそ最近だといわゆる街道生(※3)が結構盛り上がって、私自身も時間があるときには見て、面白いなって思ってたんですよ。カクテルだとかサバイバル(※4)だとか昔からあった企画とかも一段落して、そういうのはそうそうポンポンと出来る企画じゃないんで、そんなに派手な企画もなさそうかなという気がしながらも、新しい試みというか割と大きめの企画もあって、そういうのを見てると「いいじゃんいいじゃん!」って思ったりするんです。けど私自身は動画を作りたい人なんで、企画の運営ってやっぱりめんどくさいんですよね(笑)。企画が絡むとどうしてもそっちの方にパワーを取られちゃうんで、あんまりそういうのは個人的にはやりたくないんで、協力することはあってもメインで引っ張っていくのは、性格的なものもあってあまり得意じゃないとも思ってます。今回はたまたま、「自分がやらなきゃ実現しなさそうな企画だな」というのもあって、ちょっと頑張って自分でやろうとは思いましたけど、基本的には一人でコツコツと静かに作っているというのが自分にあってるところかな、とは思うんですよ。ニコマス界が盛り上がってくれれば一番ありがたいんですけど、なかなか個人の力ではどうしようもないんで「作るの面白いですよ」っていうのをちょこちょこアピールしながら行きたいな、っていう気はするんですけどね。そういうことを某部長の企画にも書いたと思うんですけど、そんな感じですね。あんまり引っ張っていくっていうような感じはないんで……(苦笑)。楽しく出来ればと思います。

※3 街道P主催による生放送イベント。様々な動画を、音や映像の繋ぎを意識したDJ方式で流していくのが最大の特徴。当ブログの過去記事(これとかこれ)も参考のこと。
※4 cx0101P主催の動画投稿イベント、im@s MAD Survival Championshipのこと。第一回開催は07年11月。


――ということは、第二回とかっていうのは今の時点では予定してないっていう?

ぎょP 全く予定してないですね(笑)。難しいですよね、「どうする?」っていうのが。同じ面子っていうわけにも行かないし。今回の形についてはカクテルを参考にした部分っていうのが結構あって。カクテルも最初は極端に言えば身内に近い人を集めて、「じゃあやろうぜ」って始まったところがあると思うんですけど、やっぱりそういうのが好評で次ってなると、規模が大きくなるし運営も大変になってくるので。「今回は四人でうまくまとまったな」っていう感じがあって、なかなかこういう形を維持しながら第二回、第三回……ってやっていくのはバランス的に難しそうだなっていうのがあるんで、あんまりそういう部分に頭を使いたくないっていうのもありますし(笑)。 今回企画をやったのは、自分自身の「やりたい!これが見たい!」っていう気持ちがかなり大きいから、最終的にこういうところまで持ってこれたっていうのがあるんで、「絶対にそういうのをやりたいんだ!」っていう人がもし現れれば、その熱量に応じて私も出来る限り協力ができればいいなあとは思います。みんながちょっと期待してるから続けて……っていう部分で、やっぱり「人が多く集まる企画だと生半可な感じで出来ないな」っていうのもあるので、その辺は難しいところですね。まあ私がまたやる気になればアレなんでしょうけど(笑)。今回ので満足してしまったっていう部分もあるので、そのへんでなんか新しいことがもし起これば、それには協力したいなとは思いますね。大丈夫かな、なんかがっかりされそうな気がするんだけど(笑)。そのへんは「まだですか?」って言われても困っちゃうんで、「今のところはまだ考えてませんよ」というのを。



まずPVとしてのダンスチョイスありきで、
その外側に何をラッピングしていくのか、
という感覚で作っていますね



――面白い話が色々聞けたんですけど、どうしようかな?今回僕こうして取材させていただいてるのはいいんですけど、なかなか専門的なダンスの話ってよくわからないんですよ。


ぎょP ああ!いえいえ(笑)。私もそんなにアレですけどね。

――ちなみにアゥPなんかあったりしますか?せっかくいらっしゃるので。
(ここで、収録のため同席していたアゥPに話を振る)


アゥP そうですね。今回の企画ではダンスシンクロをメインに扱いましたけど、実際やってみてそこに対する意識の変化はなにかありましたか?

ぎょP なんかシンクロって人それぞれなんですよね、やっぱり。合ってる合ってないって見た人の感覚でしかないし、生放送の中でお互いに「ここはどうなんだろう?」って聞いてた中にもありましたけど、私以外の三人は結構そうしてると思うんですけど、後ろの曲に合わせるっていう人がいて、私自身は聞こえてくる音で一番強い音なんで歌に合わせてタイミングを取るんですね。それだけでも人によって違うし、見てる人も、聞こえてくる音のどこに合わせるかで違和感を感じるか合ってると感じるかっていうのはあるんですよ。
 私的にはやっぱり、「誤魔化しの作業」なんですよね。その曲専用に作ったダンスじゃないから合わないのは当たり前なんですけど、それを合ってるように見せかけるっていう中で繰り返しが自然に見えることもあれば、全然別のものが自然に見えるときもあったり。あと、昔は繰り返しは怖くて出来なかったんですよね。例えば歌の中で、サビとかってだいたい二回出てくるじゃないですか。で、最初のサビと後のサビがまったく同じダンスだったら「手を抜いてるんだ」って思われるんじゃないかっていうのがあるんですよ、やっぱり。
 あと昔こだわってたのは、トリオだとセカンドとサードの位置が突然ワープすることがあるじゃないですか。当然一つのアイマスの曲だったら、ずっとロングで見てれば所々でセカンドとサードの位置が入れ替わるんですけど、それをぶつ切りの動画で作ろうとすると、たまたま右と左が逆になってることがあったりして。昔はこだわってたんで、そういう場合はセカンドとサードを最初から入れ替えてその部分を撮ると、左右が同じになるんでそういう風にやってたんですけど、それはP目線の違和感だったりするんですよね。そしたら「視聴者として動画を見た時にどこまで気になるかな?」っていうのを考えた時期があって。感想ブログやコメントを見ると、そういうところまで見てる人もいるんですけど、自分が見てる中で、たとえばダンスがぶつ切りだろうが左右がワープしてようが突然変な絵になろうが、なんとなく合ってれば動画として成立するなっていう風に、ここ1,2年くらいで気持ちが変わってきて、それが作り方の変化にもなってると思うんです。そうして縛りがなくなると、結構楽なんですよね。「ここ直さなきゃ」っていう部分じゃなくなって、「好きな様に配置してもいいんだ」っていうのが。さっきも言ったんですけど、いっぱい作ってく中で「これでも別に大丈夫なんだな」っていうのが積み重なってきて、多分今のこういう様な作り方になってると思うんですけど、そのへんはもう、「これが、俺が『シンクロしてる』と思う動画です、どうでしょう」って出すしかないんですよ。
 そういう意味では、今回企画として「ダンスシンクロ選手権」みたいなインパクトのある名前にしたかったんで……じつは企画名最後まで決まらなかったんですけどね。

(一同 笑)

ぎょP 「『歌合戦』とか、一応『戦う』っていうタイトルにしたほうがインパクトあるかな?」って思ってそういうタイトルにしたんですけど、基本的にはそういう気持ちもないんです。、合ってる合ってないってのが、人それぞれの感じ方だから決めようがないんですよね。反応とか見ながら「合ってる」って言われると、「ああ、合ってるんだな」っていう確認作業をするみたいな積み重ねで今があるんで、シンクロって難しいですよね。簡単だし難しいし、そういう言葉があって良かったなって(笑)。シンクロっていうもやもやってしたもので語れるのは楽っちゃあ楽ですね。

――そもそもどこまでがシンクロなのかっていう問題もありますよね。

ぎょP そうなんですよね、ホント個人差があるんで。

――長回しとかカット割り、カメラワークとか全部含めて、みたいな感じなのかなあとは。

ぎょP そうだと思いますよ。たぶん今回の企画に関して言うと、ダンスシンクロというよりは「ダンスチョイス選手権」だと思っているんで。私の中でシンクロ合わせるというのは、どの部分にどのダンスをブチ込むかというのがまず最初にあって。それを違和感なく見せるための誤魔化しじゃないんですけど、外面としてカメラのカットワークとかこう色々入れ替えたりというのがあって、そういう意味ではまずPVとしてのダンスチョイスありきで、その外側に何をラッピングしていくのか、という感覚で作っていますね。私自身は、ここに何かを込めるとかストーリー的なものを含めるとか、基本的には全然考えないんです。だから、システマチックに「ここにはこれを当てはめていく」とか「カメラがここアップ来たから次はロングで」とかそういう作り方でやってて、ある程度評価というか「シンクロしてるね」って周りの人も言ってくれてるので、大丈夫なんだろうなと思いながら作ってます。そんな感じですね(笑)。あまり正解というものがないんですよ。

アゥP 「シンクロに正解がない」っていうのは、作ってる側として実感する出来事が一度あって。「これ完璧やろ!」っていうシンクロで動画出して知り合いに見せたら、「合ってない」って言われて(笑)。なんでかなと思ったら、自分はギターの音を拾ってたんですけど、見せた相手はベーシストだったのでベースの音を拾ってたんですよ。

――ああ、なるほど。

アゥP 人によるシンクロの評価の違いっていうのは、無意識の中にあるんだろうなと。

ぎょP そうなんですよね。だから自分の感覚で作るしかないんですよ。それをたまたま見た人が同じような感覚で見てくれるかどうかってだけなんで、ほんとに比べようがないですよね。


NO iDOLM@STER, NO LIFE. のワンシーン。
アップのカットインや同じダンスの繰り返しが効果的に使われており、
それが見ている側の気持ちよさに繋がっている。


――視聴者からすると、細かいところはどうでもよくて、見てて気持ちよければいいみたいなところはありますけどね。


ぎょP その気持ちよさがどこに来るのかが分からないからね。

――正直僕もよく分からないです(苦笑)。

ぎょP まあだからそのへんは、私の場合はめんどくさいですけどカットインをいっぱい増やすとか、「これは見せ場」っていうところでポンポンポンってアップを連続させるとか……。すごい単純なんですけど、普通のPVでも……PVというよりMVかな?ミュージックビデオでもそういうカメラワークをやっていると思うので参考にしたりしてます。あと、アイマスの素材を使っている以上、どうしても(カメラが)ロングとミドルとアップしかないんで、たまにオートで面白い絵が撮れたりもしますけど、「ここが曲の盛り上がる場所!」っていうところでアップを多めにしたりとか、そういうのぐらいしかやりようがないですよね。そんな感じです。

アゥP ちなみにぎょさんってBPM測ってます?

ぎょP そうですね。私はBPMガッチリ測る派ですね。

アゥP これ二分しますよね。

ぎょP ですね。ニコ生でもそれを聞いて、私と蜂さんと艦長さんはガッチリ測ってやる派で、potechiPは一切測らない派だったかな?私に近いところだと、卓球さんなんかは全く測らない派ですね。私は一番最初に作り方を調べた時に、「BPM測ってやるんだよ」って教わったというかサイトに書いてあったんで(笑)、「測るんだなあ」と思って、測って作り始めたんです。その辺は作ろうと思ったきっかけだったりとか、最初の作り方が影響を与えているんだろうなあと思います。測らなくていいんだったら別に測らなくてもいいと思うんですけど、私は測らないとどのダンス合わせるとかが全然分からないんで、ガッツリ測る派ですね。測らないと多分作れない。

――お話を聞いていると、ぎょさんは結構理詰めでダンスを組んでるみたいなイメージがありますよね。

ぎょP そうですね、そうだと思います。そのほうが多分、数作るのは楽だと思うんで。気持ちが入ったりこだわりがあったりすると、なかなか完成しないんじゃないかなっていうのもあるんですよね(笑)。やっぱり気持ち入ってる人とか、それこそ曲が好きだからやっぱりMADで使いたいっていうのはあるんですけど、あまり曲に対する思い入れが強すぎるとそれに引っ張られて、動画が作りづらいっていうのはあると思うんですよ。好き過ぎるアーティストとか好き過ぎる曲だと、元の曲の補正が自分で強すぎちゃって「それでいいじゃん」ってなったりするんですよ。
 私自身は学生時代から、普通に流行りの曲を聞いて「ああいいなあ」と思いながらちょこちょことつまみつつ来ているので、特定の音楽のジャンルとかにハマってこなかったんです。割とライトに色んな曲を聞いて「あっ、これよさそうだな」と思ったのを使う、って感じでしたね。ニコマスを見る人や作る人は「こういうジャンルが好き」って人たちが集まるというか、自然に近づいていくっていうのはあると思うんですけど、私はずっとライトな感じでやってたんで、今で言えば一応ハロプロ系やアイドル系っていうのがありますけども、深く聞いてたりとか、凄いファンっていうわけでもないんで。そういう意味では立ち位置的にはよかったんじゃないかなって気はしますね。こだわりがないっていうのが。

――そうですね。お話を聞いている感じだと、距離感の取り方が作風とかにつながっているというイメージがありますね。

ぎょP ちょっと変な話になるんですけど、「ガッツリ語りたい」とか「感想を述べたい」とかなる動画って気持ちがこもってるし、見てる方もそういうのを感じながら見ると思うんですけど、私の動画は割とそういう気持ちがこもってないんで……。「感想書く人も書きづらいからあまり取り上げられないんだろうなあ」って思って見ているんで、そういう「気持ちがこもってて、こういうのがほんとにほんとに好きなんです!」みたいな動画には憧れるんですけど、なかなか私の作風では難しいなあとも思ってます(笑)。「語られてえ」とは思うんですけど、「その場所がないし、語れるような作りしてねえしなあ」とも思っちゃう。

――ただ、逆に語らなくていい動画だから楽しく見れるっていうのもあると思いますよ。

ぎょP それはそうですね、ありがたいなあとは思うんですけどね。さらっと見て「ああ楽しかった」で終われるのもそれはそれでいいなと思うんで、難しいですね。



自分がやってきたことに対して「こうなんだ!」
って言えるように頑張るっていうのも、
モチベーションの一つとしてやってきましたんで



アゥP すいません、さっきOFAの話題が出たんで、その時にちょっと意地悪な質問を思い浮かべてたんですけど。オールスターが出来るじゃないですか。

ぎょP ああ、あのムービーで。

アゥP あれについては何か思うところなんかは?

ぎょP まあでもあれは(プリレンダの)ムービーですからね。レンダリングされたやつを見ても、まあいいなあとは思うんですけど、やっぱムービーですよねっていう。見るのは見るので「オールスターはいっぱいキャラが出てくるのはいいなあ」とは思うんですけど、やっぱり編集していいようにまとめたいっていう気持ちも強いんで、仮に作るとなったら、全員が出られるような曲があるとしても素材として使いやすいかどうかって考えると……。全員が踊れるような曲は一個しかないわけじゃないですか、今のところ。『MUSIC♪』とかもあるけど、二曲ぐらいしかなかったら私は動画作れないんですよ。やっぱり十何曲ないとダンスを作りづらいんで、今の段階で全員使えますってなってもちょっと難しいなあと思うので、今の仕様が続く限りではあんまりやることは変わらないかなあという気はしますね。

アゥP 中には「(公式で)オールスターやられたからもういいや」って人も……。

ぎょP そうですね、頑張って抜いて出来る限りちゃんとホントのオールスターになるようにしてきてる人も結構いると思うんで、そういう人にとっては、公式で作られちゃうと 到達点みたいになっちゃいますよね。。ただやっぱり、公式はそれしか作らないというか、どうせ一曲だけで終わっちゃうんで(苦笑)、「俺はこの曲で見たいんだ!」ってなると自分で作るしかなくなっちゃう。
 ニコマスの元々の原動力と言いますか、「俺が見たいから作る!」みたいなのは、公式が全部叶えてくれるってことはなかなか難しいと思うので、そうした部分は自分で補完して、自分も作ったような気になりつつも、自分の見たいものができるっていうのが面白い点だと思うんですよね。それを考えればそれ(オールスター)が出たからと言って、今まで作ってきたものが価値がなくなるとか、これから作らなくなるということはないと思います。

アゥP やっぱりニコマスの最初の原動力は「無いものを作る」ですからね。

ぎょP そうなんですよねえ。でも、ニコマス界も7年くらい経って、割と無いものが少なくなりつつはあるんですけど。

――割と何でもある感じになりつつありますよね。

ぎょP ですね。でも、それこそ同じ曲で作っても同じものが出来るわけじゃないんで、そういう意味では作りたいものを作る、というか。2が出た後に、無印とL4Uで作られてた曲を2の映像で作ったらどうなるかな、みたいなのを一時期やってたんですよ。ハルカニ(※5)のOP『Princess Bride』を作ってみたりとか。無印(ゲームの映像)じゃないけど、手書き動画の『シビレさせたのは誰?』2の映像で作ってみたりとか、昔iM@s ReProduce(※6)っていう祭りがあったと思うんですけど、あんな風に。同じようなダンス使うのもいいけど、せっかく2で使いやすいのや特徴的なダンスが増えたので、そういうのを混ぜて作ってみるというのも面白いネタだとは思うんで、そういう意味では古いものをそのまま作りなおしても、新しくなっていいとは思うんですけどね。なかなか、昔の動画が伸びてれば伸びてるほど作り直しづらくなるんで難しいとは思うんですけど、そのへんは気持ちというか「えいっ!」てやるのも面白いと思いますね。
 嫌らしい話、「俺が作るならいいんじゃね?」みたいな気持ちも多少あるというか、そういう風に自分のバックボーンであったり土台みたいなものを、ずっと作ることによって固めてきて、だから「今これをやっても俺ならいいでしょ?」っていう、そういう納得のさせ方というか、周りに「いいよね」って言うように思わせるっていうのも一応、少し意識をしながら作ってきたっていうのはありますね。やっぱり実績がないとなかなか発言力がないというのがあるので、そういう実績作りのためだけにやってきたわけじゃないけど、自分がやってきたことに対して「こうなんだ!」って言えるように頑張るっていうのも、モチベーションの一つとしてやってきましたんで。「今までこうやってきたから、こういうことやっても大丈夫だよね?」っていう気持ちで作ることもたまにありますね。

※5 せるき~P主催のニコ生系イベント、HaRuKarnival(ハルカーニバル)のこと。
※6 08年4月、猫ロキP主催で開催されたタグロック式のイベント。過去にアイマスMADで使われた曲で動画を作るという企画で、作品とPの数が増加傾向にあった当時のニコマスにおいて、「曲かぶり」に対する抵抗感をなくそうという意義があった。

アゥP やっぱり、自他共に認めるPVのトップランナーだなっていう感じはしますよね。

ぎょP まあ、あんまり自分では言わないようにしてるんですけどね(笑)。やっぱり数字伸びてほしいなって思うし、そのためには名前売らなきゃいけないなって思ってたので、そういう風に頑張ってきてたんですけど、いつの間にか自分の前にいっぱい居た人たちが少なくなってきちゃって。皆少しずつ離れていくっていうのが見えてきて、自分自身も最近作るペースが落ちてきてるのは、「徐々に知らず知らずのうちに離れつつあるのかなあ、あんまりよくないなあ」とか、「でもそれはそれで新しい人達が出てくるきっかけにもなるし、悪くはないのかなあ」とか色々考えちゃったりもするんですけども。でもそれはそれで、自意識過剰な部分も込みで“クリエイターもどき”みたいな気分になってると作るの楽しいんですよ。責任感という程でもないんですけど、自分がそういう風になろうと思ってやってきたんで、そういう風に“守る”的なもので頑張りたいなという気持ちもありますね。あまり偉そうにならない程度にやりたいなと思っているんですけども(笑)。ただ作るっていうのだとやっぱりモチベーションが保たないんで、そういうのも絡めながら今はやってますね。
 まあ、出来る限り今後もこんな感じで、時間を作って続けていけたらいいなあとは思ってますね。やっぱり聞けば作りたくなる曲というのはいっぱいあるんで、そういうのを作り続けられたらいいなあと思いますね。

――さて、締めに相応しい感じになったので(笑)、今日はこの辺りでおしまいにしましょうか。ありがとうございました

ぎょP いえ、こちらこそありがとうございました。
(了)


ぎょP
08年1月デビュー。デビュー以来常にハイペースで動画を投稿し続けており、ネタ・ガチを問わず見ていて楽しくなれる動画が多いことも特徴である。まさしく“質”と“量”を兼ね備えた、ニコマス界のトップランナーであることは自他共に認めるところであろう。代表作に『アイドルマスターx矢島美容室「ニホンノミカタ -ネバダカラキマシタ-」』『アイドルマスター「ENJOYEE! (YOUR LIFETIME) 」NONA REEVES【VRF'11】』『アイドルマスターxモーニング娘。「まじですかスカ!」』などがある。




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