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9月のMONTHLY PICKUP!! 『アニバニアP』

ニコマスは今年で7周年を迎えた。

この文章を書いている自分は11年ニコマスに初めて触れたため、今までニコマスが歩んできた年月の半分も共にはしていない。

しかしその黎明期からニコマスに憧れ続け、7年越しの今年にデビューしたPもいるのだ。

今回このMONTHLY PICKUP!!で取り上げるアニバニアPは14年1月に『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』でデビューした新人PVPだ。14年前期の20選まとめにも入った『765Production 新コスチュームファッションショー』の作者といえば通りも良いだろうか。

近年デビューするPの中にはアニマスであったり、デレマス、グリマスといった新しいコンテンツからニコマスに触れた者も多いが、氏は7年前からニコマスに憧れていたという。

そんな氏が何を思い、この14年にPVを作るのか。
その想いをこのインタビューで感じ取ってくれれば幸いだ。

(interview & text by アゥP)



(春香さんは)憧れでもあり、導いてあげたくもあり、そんな感じですね。



恋は前傾姿勢
アニバニアP『恋は前傾姿勢 アイドルマスター2 春香 美希 伊織
柔らかい雰囲気の画作りがアイドル達のキュートさを引き立たせる。


――よろしくお願いします。

アニバニアP よろしくお願いします。

――まず、アイマスやニコマスに触れたきっかけなんかをお話いただきたいな、と。

アニバニアP まず一番最初にアイマスに触れたのは多分私が小学校6年生の時(2006年)で、ナムコナンジャタウンに行ったときに手にとった、ナムコの無料で配布冊子でした。その中に「アイドルが読者からの質問に答える」コーナーっていうのがあって、それが初めてアイマスに触れた経験でした。その時は雪歩が「臆病な自分をどうしたらいいですか」みたいな質問に答えてるのを見て、「こんなゲームがあるんだ」ってのをさらっと知っただけだったんですけど。そのあとから中学校一年生(2007年)の頃にニコニコ動画に触れて、何かのきっかけで間違って飛んだ先のURLがアイマスMADで。それを見てから「アイドルマスターってどういうものなんだろう?」って興味を持ちました。初めて見たのはジューシーポーリータキシードを来た千早の太陽のジェラシーで、「こんな洋服(衣装)を選べるようなゲームがあるんだ」って思って引き込まれていった結果がこれですね。

――その頃はちょうどニコマスの黎明期ですよね。

アニバニアP その位だと思います。で、中学二年くらいの時にどハマりして、当時わかむらさん(わかむらP(参考:タグ検索))とかいらっしゃった時期で、その辺りにどっぷり浸かって……って形になります。

――じゃあゲーム本編ではなく、ニコマスからハマったんですね。

アニバニアP そうなんです。実際にアイドルマスターのゲームをプレイしたのは、私が中学校3年(2009年)のときにSPが出たので、それが初めてのアイドルマスターのゲーム経験でした。

――ちなみにバージョンは?

アニバニアP バージョンは全部揃えました。一番最初にプレイしたのが確か千早さん(ミッシングムーン)でした。美希さんがどうなってしまうのか気になって気になって。その時点では、どちらかというとプロデューサーとして見てた期間というより、ただアイドルを見てたファンみたいな時期の方が長いような気がしますね。

――じゃあまず動画で他のPが作ってるアイドルをファンとして見て、SPでプロデューサーとしてデビューしたって感じですかね。ちなみに、ブログなども読ませていただいたのですが、アニバニアさんの担当アイドルは全員好きだけど、特に千早と春香が好きとのことで。

アニバニアP アイドルマスターに一番最初に触れたのは千早だったんですけど、アイドルマスターの色々なことを知っていく内に好きなっていったのは春香さんでした。

――春香の誕生日にアニバニアさんがブログで書かれた、無印の春香と今の春香の関係性についてのエントリは印象的でした。

アニバニアP 春香さんが一番好きな理由として、無印のドームEDに心惹かれたというのがあります。結局のところ失恋というか、アイドルとしての道を選ぶわけじゃないですか?他のPの方もたくさん言っているとは思うんですけども、アイドルが中々見せないような悲しみの面とかを押しこらえて笑ってくれるそのEDの姿に私は心打たれるものがあったので。ニコニコ動画の中でも『哀春香』ってタグがあって、その辺りの動画が凄く好きで、Pとして活動する前のファンだった時期もそういうものをずっと見てました。なので春香さんには特別な思い入れじゃないけど、「普通の女の子なんだけどアイドルとして頑張ってるんだな」、っていうのを垣間見れる気がして、とても好きなアイドルですね。自己投影じゃないけど、共感ができながらもさらに、アイドルとして成り立っているキャラクターというか、自分と近い部分を感じながらも、アイドルを頑張ってる姿に尊敬も出来る所もあって…って感じですね。うまく言えないなぁ(笑)。

――よく言われるのは、春香さんはアイドルマスターそのものの象徴というか、まさしく偶像というか……。

アニバニアP そうですね。でも最近はアイドルっていうよりメインヒロインっていう方にキャラが振られすぎてるかな、というのは感じますね。春香さんはどんな形でも好きなんですけど、でもその中でも一番好きだったのはあのドームEDの春香さんだったかなっていうのが、私の中の感想になるのかな。

――読ませていただいたブログの中でも『別の世界のことだとしても、あの天海春香という人物はなかったことにならなくて、ずっと待っていてくれてるんじゃないか』という一文がありましたね。

アニバニアP そんな感じがします。全部一緒で、無印から積み上げてきたものが全部ゼロになるわけではないじゃないですか。全ての話があったから、例えば劇場版の話であったりとか、OFAの春香さんみたいなものが形作られていると思うので、劇場版の春香さんのセリフを引用するなら、『今までの全部で出来てる』みたいな。今の春香さんの中にも無印の春香さんがいるからこそ私は春香さんが好きなんだなっていうのがあるというか。
 あと、話が変わりますが、私は高校時代演劇部だったんですけど周りに目標に出来るような人がいなくて、代わりに春香さんを思い浮かべてたので、そういう意味で憧れでもあり、導いてあげたくもあり、そんな感じですね。他のキャラクターとかだと、例えば美希は天才肌だし、千早さんはガチガチの歌姫だし、遠く離れた存在かのように思えてたんですけど、春香さんだったら親近感があって、普通の女の子なりに頑張って明るく進んでいく彼女を目指していきたいなって。だから同じステージパフォーマーとして春香さんを尊敬していた時期もありました。
 そういう意味ではプロデューサーっていう目線にプラスして、劇場版の可奈ちゃんみたいな感じの目線もあるのかも知れませんね。憧れの存在でもあり、プロデューサーとして導いてあげたい存在でもあり、可奈ちゃんみたいに目指している場所でもあり、そしてそういう目線全部取っ払った上であのEDを見た1人のプロデューサーとしても好きで、あと天海春香をキャラクターとして見たときのファンとしても好きで。いろんな目線で春香さんが凄く好きですね。

――じゃあ自身の置いていた環境とベクトルが同じ所に春香が居たということですね。

アニバニアP そうですね。プロデューサーとしても、ステージに立つ者としても、一人のファンとしても、心惹かれる存在が春香さんだったかなって思います。




プロデューサーとしての幸せを噛みしめているところです。



seet ref
アニバニアP『Sweet Refrain Version.2 アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』より
丁寧に組まれたダンスによりアイドルの魅力が際立っている。


――では次の話題に。デビューが今年の1月ということで、ダンスPVを作るようになったきっかけっていうのはあるんですか?

アニバニアP もとから凄くやりたかったんですよ。それはニコマスを見てた当時からずっとだったんですけど、パソコンが家になく、ソフトとかもなくて。大学になってパソコンが入手できて、去年の9月にようやく二十歳になってクレジットカードが使えるようになったので、すぐにadobeのCreative Cloudを購入しました。その後作って世に出したのが一番最初のPV『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』になります。

――ずっとやりたいと思いながら環境が揃えられなかったんですね。

アニバニアP そうなんです。やりたいとは思ってたにもかかわらず、それが出来る状況になかったっていうのが一番の問題でしたね。そのあたり他の同じぐらいの年代のプロデューサーさん達はどうやって解決してたんだろうってのはちょっと私の謎なんですけど……。

――自分の場合はつい最近まで借り物で作ってましたけどね。

アニバニアP そうなんですね。借り物も考えたんですけど当時はネット環境がなかったので…。あと最初のPVで思い出したことがあって。実際に環境が整ったのは12月くらいだったので、やろうと思えばその時にはできる環境にはあったんですけど、ちょっと演出なんかを考えてる内に一時期止まってた時期があったのですけども、それでも早く世の中に出したいというか、「投稿したい、作らなきゃ!」という熱気を与えてくれたのは1月の劇場版でしたね。

――それが一つの起爆剤になったと?

アニバニアP なんていうか、アイドルマスターの集大成の時期に私も加わりたい!じゃないけど、そういう想いがあったので、その熱に浮かされてプロデューサーデビューしたって形になりますね。

――なるほど。つまりニコマスの黎明期から7年越しの想いを叶えたということですね。

アニバニアP ずっとずっと作りたくて、高校時代はパソコン環境がなかったので、例えばステージパフォーマンスにアイマスの振り付けをちょっとだけ混ぜてみるとか、そういうことはあったんですけど、でも実際にアイドル達をプロデュースしたかったのになかなかそういう環境がなくて、ニコニコ動画とかも学校のパソコンとかPS3を通じてみてたような時期だったので。だからようやく今環境が整って、凄い幸せだとしみじみ思いますね。

――こちらとしても、この時期でもそれだけの情熱を持ってデビューしてくれる人がいるのは嬉しいことだなぁと思いますね。

アニバニアP ありがとうございます。若輩者ですが……

――いえいえ。やっぱり新しい人が出てくると界隈も活気づきますしね。

アニバニアP 何かお手伝いが出来てるといいんですけど……。自分では反響とかをうまく実感できてない節があって、今でも上手くやれてるのか時々不安なんですけど。……まぁ最近はツイッターとかではそういう不安を吹き飛ばすようにSideMやってますけどね(笑)。

――たしかに、SideMにはなかなかご執心なようで(笑)。

アニバニアP 多分あれはアイドルマスターっていうとは別の感覚でハマってるような感じがするんですよね(笑)。高校が池袋に近くて、友達が腐ってる感じの子ばっかなのでそういう影響を受けてしまって。なんかお見苦しい所を失礼してる感じなんですが……。「これ以上私から搾取するものがあったのかバンナム!」って感じです(笑)。

――なるほど(笑)。話を戻すと、ツイッターとかでも結構アニバニアさんの動画への評判をよく見るので、そこは心配しなくてもいいんじゃないですかね?

アニバニアP そういうのを見て「ありがたいなぁ」って思うんですけど、褒められたら褒められたで逆にどうしたらいいか分からなくなる自分もいたりして。でも「作ったものを評価してもらえるなんてなんて幸せなんだろう」、「アイドルのみんなを見てもらえて嬉しいなぁ」とプロデューサーとしての幸せを噛みしめているところです。

――自分が丹精込めてプロデュースした動画を見てもらえてるっていう実感は、何より原動力になりますよね。この『MONTHLY PICKUP!!』も、ニコマスPにとってそんな実感が与えられるような場があればと思って、スタートさせたんです。

アニバニアP 私はこの1月に動画を上げるまで、ちょっとニコマス界隈から離れていたので周辺の状況をあまりよく分かってなくて、今勉強させていただいている所なんですけど、その中で『ニコマスとP』さんをただ読者として読んでいたので、まさか私が取り上げられることになるとは思わなかったです。さっきちょっとSideMの話で爆発してましたけど、これでも緊張しながら話してるとこです、地味に(笑)。




いつかは私の中での春香さんのマスターピース(最高傑作)を作りたいな



ファッションショー
アニバニアP『765Production 新コスチュームファッションショー』より
色調を改変した衣装に名前とコンセプトをプラスすることによりエンターテイメントへと昇華させた一作。


――では次はアニバニアさんの動画の話にいきましょうか。自分はアニバニアさんの動画の中だと『765Production 新コスチュームファッションショー』が一番印象に残ってるんですよね。

アニバニアP ああ!あれも凄い反響を頂いて、ニコニコのアイマスカテゴリのランキングで2位までのぼりつめていたのを見たとき、軽く硬直しましたね。「何が起きてるんだろう?」って(笑)。

――今までありそうで、あんまりなかったコンセプトの動画だったかな、と。もちろん、今までも『アイマスファッションショー』ってタグは存在するですけど、改変を主に扱って、かつガッツリとファッションショーというコンセプトで動画を作っちゃったっていうのはあまりなかったんじゃないかと。

アニバニアP 確かに、既存の衣装をたくさん見せる動画にアイマスファッションショー』タグは付いてましたもんね。よくよく考えると、一番最初にアイドルマスターに触れたときも、衣装とかを自分で決められて、それでステージを作れるカスタマイズ性というか、プロデューサーとしてのコーディネートが出来る所が琴線に触れてた部分はあるので、その衣装で頑張ってみたいなと思って作ったのがこの動画だったんです。(動画の中で)一番最初に作ったのがピンク色のextendで……

――キャンディレディ?

アニバニアP そうです、キャンディレディ!その衣装が元々好きだったんですけど、もうちょっとピンクじゃない色で動画を作りたいなと思っていたので、ちょっと変えてみたらどんな風になるんだろうって興味を持ち始めた所から始まって、そこから青に変えてみたら意外と色合いを変えるのって違和感なく出来るもんなんだなってことに気が付いて、「自分の好きな衣装がたくさんできるじゃないか」と妄想を形にしていったのがあれでしたね。

――アニバニアさん自身にも今言っていただいたんですけど、好きな衣装を着せてアイドルのステージを作るっていうのが根幹にあったんですね。

アニバニアP あとこの動画については、765プロのアイドルが実際にいるようなリアリティを出すというのもコンセプトにあったので、現実のアイドルとかがファッションショーやってる動画とかを参考にして構成を考えた結果、ああいう形にまとまったって感じですね。最後のスタッフロールの部分もステージの名前とかを書きだしたりして、よりリアリティを付加していけたらなぁと思って作ってました。

――そういえば前に『リアル765プロ企画(※1)』なんてのもありましたけど、コンセプトとしてはそれに近い感じですかね?

※1……2011年に公式にて行われた、企業・団体・法人から依頼を受けて765プロのアイドルたちやキャラクターを演じるキャストたちがお仕事を行う企画。コラボしたものは明治BIGプリンやあびこ動物病院のポスター、北海道帯広市の競馬場での「ばんえい十勝」などなど、多岐に渡る。

アニバニアP ありましたね。本当にああいう感じ。「ああ、765プロのアイドルはこういうお仕事取ったんだな」みたいなのが作れたらいいな、と。

――多分、あの動画が単に衣装の改変だけを見せるものだったら、あそこまでの反響にはならなかったと思うんですよね。ちょっとした最初のロゴだったり、英語ナレーションに日本語字幕を付けたりだとか、所謂ごっこ遊びというか、それっぽさを演出していたのが、ウケた理由かな、と。

アニバニアP ありがとうございます。ファッションショーならではの、少し乾いてるというか、さっくりと説明されていくような感じが出せたらなと思ってナレーションとかも付けてみたんですけど、ここまで反響が来ると思っていなかったのでびっくりしてます。デビューして2か月で2万再生になって、「え?」ってなった私が居ましたね。

――それはびっくりしますよね(笑)。

アニバニアP でもそのあとに凄いプレッシャーがあって、「凄いものを作ってしまったんだ」っていう実感と共に、「なんか凄い期待されてるのかな」っていうのもあって、何を作っていいのか分からなくなった時期があって、それで結局作ったのがその次の『KONNANじゃないっ!伊織のソロ曲でダンサーの春香ファンがやかましい。』で、ネタに走りましたね(笑)。

――合いの手のオジサンたちが楽しい奴ですね(笑)。

アニバニアP 「龍が如く」のね(笑)。その辺りは高校で舞台やってた時の微妙な芸人魂みたいなものが出てきてしまったんです。「困ったときは笑いを取ろう」じゃないけど(笑)。

――でも、あの動画もネタなんですけどダンスはしっかり組まれてますよね?(笑)

アニバニアP ダンスはしっかり組みたいというか組めちゃった、みたいな……(笑)。ダンスは元々舞台やってたこともあって、自分がカウント取れないと中々しっくり来なくて作り直したりすることもありますし、ダンスは自分の中でこだわりじゃないけど、しっかりやっていきたいなって部分ではありますね。一番ダンスで凄く気を使ったのは、多分4作品目の『優しさの理由 アイドルマスター2 真 雪歩 千早』なんですけど、そこで立ち位置とかも考えて作ってたんですけど、そんなに再生数は……。

優しさの理由
アニバニアP『優しさの理由 アイドルマスター2 真 雪歩 千早』より
「今を生きるアイドルたちの姿を描きたい」という想いが込められた一作。


――『優しさの理由 アイドルマスター2 真 雪歩 千早』については、ブログの解説も読ませていただいたんですけど、この動画にはかなり思い入れがあるようで。

アニバニアP (動画のユニットは)アイドルマスター2で初めてプロデュースしたユニットで、一番最初に触れた時の思い出とかも回想しながら作っていたので、ちょっと思い入れのある作品です。やっぱりEDをみたからこそ、もう一度あの子たちをステージに立たせてあげたいなっていう想いがずっとあって。それでようやく表現ができるようになって、少しずつ『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』や『恋は前傾姿勢 アイドルマスター2 春香 美希 伊織』とかでコツも掴んできてて、「今だからやってみよう」って思ったのがあの動画でした。

――なるほど。自分はこの動画がアニバニアさんなりの劇場版というか、昨今のアイマスやニコマスに対しての、自分なりの答えを示したものなのかな、と思ったんですよね。

アニバニアP その当時の私の結晶がこの動画だったんじゃないかなと思ってます。ただそのあとに『765Production 新コスチュームファッションショー』が凄くウケたから、方向性を見失いつつあるんですけど。……なんか最近の私のプロデュースの方向って二分してる感じがしてて。『765Production 新コスチュームファッションショー』からの系譜を継いでるちょっとスタイリッシュな方向性での軸と、もう一つのふんわりとした柔らかいイメージの軸の二つで動画を作ってるような感覚はありますね。

――たしかにそうですね。例えば最近だと『NoNoWire’14』(※2)に出された『DISPLAY【NoNoWire14】』なんかはカッコいい系というかスタイリッシュな感じですし、『アセトアルデッドヒート』『ほうき星』とかは柔らかい感じですよね。

※2……ニコマスを代表する夏のイベントの一つ。初開催の2009年からこちらも毎年行われている。基本レギュレーションの一つに「電子音楽を使用してニコマス動画を制作する。」がある。近年ではイベント終了後にNoNoWire on floorというクラブ形式のイベントを行っている。

アニバニアP 多分一番最初の二作で別れてる方向性みたいなものがそのまま継続されているような感じですけど、そこを中心に動画を作っていこうかなって考えてます。

――二つの作風どっちも出来るってのは強いかな、と思いますね。

アニバニアP いやいや、逆に言うとこの二つしかできないんですけど……(笑)。

――二つできれば十分だと思うんですけどね……(笑)。

アニバニアP でもまだまだ表現の幅は狭いので、AEとかも使えるようになっていけたらなっていうのが私の目標です。

――なるほど。あとアニバニアさんの作風について一つ思ったのは、楽曲のテーマとかを凄く大事にされてるなぁ、と。

アニバニアP 『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』のときからずっとそうなんですけど、楽曲の歌詞とかそういうのからイメージを膨らませている部分があるので、そこから汲み取ったものから動画を作って、そして動画の紹介文にもちょっと一文を添えたりするのが私の形式みたいになってますね。友達に見せたら「メンヘラっぽい」って言われました(笑)。

――ははは(笑)。でも『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』のキャプションとか凄い好きですよ。歌詞の解釈をした上で、そのアンサーを提示するという感じがとてもいいですね。

アニバニアP ありがとうございます。その曲のイメージからアイドルを選んでいくって方向性が結構多くって、「このアイドルだからこの曲をやろう」っていうより、「この曲をやるためにはどのアイドルがいいだろう?」っていう所から考えていって、曲のイメージとかに合う衣装とか雰囲気作りを考えて、それで自分のできる技術のどれが使えるんだろうって吟味して作っていくっていうのが、製作の流れですね。だから最近の『アセトアルデッドヒート』とかはもう声のイメージとかで雪歩を選びましたね。

――あれなんかは絶妙に合ってましたよね。

アニバニアP ありがとうございます。元々ああいうウィスパーボイス系は好きなので、こういうのを雪歩で作りたいと思ってて、CD買った熱に浮かされて3時間で作ったのがあの動画でした。

――そういうのはありますよね。新しいCD買ったときにパッと作る、みたいな。

アニバニアP 変な話なんですけど、色んな曲を聴いた時にどんなPVが作れるかっていうの真っ先に思い浮かんじゃって。でもそれが原動力になってる気がしますね。だから逆に「このアイドルをメインに何かを作ろう」ってなると凄く悩んじゃって、未だに春香さんをどう描いてあげたらいいのかが分からなくて……。今までアイドルを先に選んだのは『KONNANじゃないっ!伊織のソロ曲でダンサーの春香ファンがやかましい。』と『ほうき星』ぐらいなので、今後春香さんのソロをいつかは作りたいんだけど、さぁどうしようか?っていうのが今の悩みではありますね。

――もちろん色んなタイプの人がいるんですけど、担当アイドルが一番作りにくいって人は結構いるんですよね。

アニバニアP 私の場合もそういうタイプで、思い入れがあるからこそどう表現してあげたらいいか分からなくなっちゃうタイプなんですよね。だからまた技術を上げていつかは私の中での春香さんのマスターピース(最高傑作)を作りたいなとは思ってるんですけど、ちょっとまだまだ若輩者なので頑張っていきたいなって感じです。




一番表現しやすいのが動画だから、動画での表現ってのは主軸にしていきたいな……



DISPLAY.jpg
アニバニアP『DISPLAY【NoNoWire14】』より
こうしたスタイリッシュなPVにおいても、アイドルの魅力がしっかりと表現されている。


――楽しみにしてます。では最後に今後どのように活動していきたいとかってありますか?

アニバニアP まず、全キャラクターのPVを一通り作っていきたいなっていうのがありますね。765プロの全員のプロデュースをしていきたいっていうのが私は基本になるので。あと、ニコニコ動画だけじゃなくて、ブログとかツイッターとか他の形で765プロを表現して、もっとリアリティを付加できるような仕掛けみたいなのを作っていけたらな、というのは模索してます。あとはもちろんPVは作っていくんですけど、春香さんの動画を力を込めて作りたいなっていうのが今の目標ですかね。

――なるほど。まず、全員分のPVとのことですが?

アニバニアP まだ作れてないキャラクターがいっぱいいるので。『765Production 新コスチュームファッションショー』でも響ちゃんの出番が少なかったので、今度は響ちゃんメインの動画を作ってあげようと思ってたんですけど、この間HDDが全部吹っ飛んで……。だからまた一から響ちゃんは作り直したいと思います。サブでも亜美真美とかは出てきてないので、例えば『アセトアルデッドヒート』みたいな感じのふんわりした感じのを作ったらどんな風になるか自分でも分からないので試してみたいなって思ってます。

――わかりました。あと二つ目が気になったんですけど、動画以外でリアリティを付加するような仕組みっていうのを、良かったらもう少し詳しく聞かせていただけますか?

アニバニアP 例えばホラーゲームで『SIREN』っていうのがあるんですけど、その中で主人公の人達が持ってる物品であったり、ゲーム中に出てきたホームページなんかが実際にアクセス出来て、それで主人公達が実際にこの世にいたかのように思わせるって仕掛けがあるんです。それと似たようなことを、動画を主軸にしながらもその周りでリアリティを付加できるような、そういう仕掛けができたらなと思ってます。あと他にも私が参考にしてる芸術作品に『アンティゴネーへの旅の記録とその上演』というのがありまして、それは色んなSNSでそれぞれの役がブログを書いてるって設定で一か月ぐらい前から準備していて、上演に向けていくっていう、その役が実在してるかのように見せるっていうギミックが仕掛けられている芸術作品なんですけど、そういう感じで765プロが実在してるんじゃないかとか、アイドル活動をしているようなリアリティを付加できるような作品を作っていけたらな、と思います。

――ああ、なるほど。そういえば今年の4月に『HARUCARAT』(※3)という、イラストやドールの写真を集めて春香さんの写真集を作ろうって企画があって、それにウチの編集部も一枚かませていただいて、「実際に春香本人にインタビューを行ったという体の記事を上げたこともあるんですけど、そういうのに近いものですかね?

※3……今年の4/3(天海春香誕生祭)で投稿された、「お仕事」、「グラビア」、「日常」の3つのテーマで天海春香のイラスト、ゲーム映像(G4U含む)の画像、そしてドールなど立体物の写真を募集し、それらをまとめて写真集形式の動画にする企画。

アニバニアP ありましたね!そういう、ニコニコ動画を主軸にしていくリアル765プロじゃないけど、アイドル達が実在してるかのような作品をプロジェクトみたいな感じで作っていけたらなっていうのはありますね。

――わかりました。で、最後春香さんの動画を作る、と。

アニバニアP これは本当に個人的なんですけど、春香さんの動画を思い入れがあるからこそ、春香さんと765プロの動画を作りたいなぁ……って思ってて。色んな方のニコマス動画の数々を見て勉強してステップアップをして行けたらな、と思います。

――なるほど、じゃあしばらくは今挙げてもらったような活動を続けていきたいということですね。

アニバニアP そう思ってます。私は言葉で伝えるのが苦手で、一番表現しやすいのが動画だから、動画での表現ってのは主軸にしていきたいなってのがありますので、これからも活動は続けていく所存です。

――わかりました。ではこれからの活動も期待しています。

アニバニアP ありがとうございます!

 (了) 




アニバニアP
2014年1月、『Sweet Refrain アイドルマスター2 千早 あずさ 貴音』でデビュー。以降、『恋は前傾姿勢 アイドルマスター2 春香 美希 伊織』などに代表される柔らかい作風と、『765Production 新コスチュームファッションショー』などに代表されるのスタイリッシュな作風という、異なる二つのタイプの動画を主に投稿する。またいずれの作風においてもダンスとアイドルの表情にはこだわりが感じられる。代表作に『765Production 新コスチュームファッションショー』、『優しさの理由 アイドルマスター2 真 雪歩 千早』、『DISPLAY【NoNoWire14】』など。
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