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Pとこのニコマス 第3回 胡桃坂氏 『【アイドルマスター】<閣下列伝>-プロローグ-』(ておくれP)

Pとこのニコマス(colorful) - コピー
『あなたの好きなニコマス動画について語った文章』を集め、公開していくコラム。
今日はどんな動画へのどんな思いが綴られるのだろうか?

第3回 胡桃坂氏

【アイドルマスター】<閣下列伝>-プロローグ-
ておくれP

Pとこのニコマス_【胡桃坂】


好きな動画を一つ、ということで何を選んだものかいろいろ考え込んでいたんですが、結局最も好きな作品にしておくのが一番かなーという無難な結論に。

というわけで、僕が最も愛するニコマス作品である「アイマスクエストⅣ 閣下列伝」について語ることにしました。なお、「選んだ一つの動画について」というレギュレーションに従うならこのプロローグ動画一本のみが対象ということになるのですが、シリーズ物だしこの5分半だけについて語るというのも……ってことで、勝手ながら現在187作にも及ぶシリーズ全体を含めて一つの動画ということにさせていただきます。

アイマスクエストという作品は、なぜ私の心を惹きつけて離さないのか。
動画作品としての魅力を挙げるならば、例えば回を重ねるごとに目に見えて構成力や演出力が上昇していく様を見守る楽しさ。派手で華やかなカットイン演出と細やかなドット絵アニメーション。コメントの有無も計算に入れたテンポの良い絶妙な間のとり方。ゲーム画面の横に顔グラを並べる独特のインターフェイスと、それが実現する情報量の多さ故の濃密な視聴体験…etc。
物語としての魅力を挙げるならば、例えばドラクエのマニアックな設定を活用し、さらにはドラクエⅣの世界観にロト三部作をくっつける等の大胆な独自改変も含めたドラクエ二次創作としての楽しさ。アイマス楽曲に沿った物語展開や、異世界での戦いを通してアイドルの成長を描くなどのアイマスの二次創作としての楽しさ。そしてこの2つが混ざり合うことで生まれる、先の見えない未知の物語へのときめき。アリーナと千早の組み合わせに代表されるような、異なる性格や背景を持つ人格の融合がもたらす豊かなドラマ。キャラクターの感情を何より優先した説得力ある展開…etc。
他にもコマンド戦闘のルールに則ったうえでの戦闘の盛り上げ方だとか、人気投票など作品外の動きも含めたエンターテイメント精神の高さだとか、語りだすともう枚挙に暇がありません。ただ、これだけの人気シリーズともなれば今更私が語るまでもなく、もっと巧みな文章でその魅力を伝えてくれているブログ記事がいくつかあるんですよね。もちろん、だからといって改めて記すことに全く価値が無いわけではないでしょうが、個人的にはこの場をお借りしてわざわざ私が語り直す意味があるのだろうかなんて風にも思ったりしまして。

……そんなわけで、代わりに少し思い出話でもしてみようかなと。

私がアイマスクエストシリーズ(以下マスクエ)の視聴を開始したのは2008年の6月末頃、ちょうど作中における第5章が完結を迎えた頃でした。当時のマスクエは既に週刊アイドルマスターランキングにおけるランクイン常連の人気作であり、架空戦記ジャンル黎明期の代表作の一つというポジションを手にしていました。週マス視聴者の私ももちろん存在は認識していましたし、おまけにコラボ相手がプレイ済みだったドラクエⅣということもあって、それなりに気にかけていたと記憶しています。ただ、当時テキスト系のシリーズ作品をまだ全く見ていなかったのと、既に50話を超える本数の多さになんとなーく二の足を踏んでしまっているままだったんですよね。
それがある日、ふと「アイマスクエストが面白い!」って2、3行くらいちょこっと綴っている感想文をネットのどこかで見かけまして。ちょうどその時時間が空いていたから、どれちょっと暇つぶしに見てみようかなーなんて。
そう、きっかけは確かそんなあやふやで淡白なものだったんですよね。だからこそ、その後の視聴体験がより衝撃的だったのかもしれません。

マスクエの視聴体験を語る上で散々話題に上る話なのですが、やっぱり「進化の秘法を使った」なんて風にも称されるグングン作品クオリティが上がっていく様が印象強い。しかもマスクエは原作ドラクエⅣ準拠の章立てオムニバス構造になっているから、章ごとの違いで動画構成上でもシナリオ作劇上でも進化していく様が著しく見て取れるんですよね。
第1章の序盤は正直、架空戦記ジャンルのクオリティ水準が上がった昨今なら速攻でブラウザバックされちゃいそうなくらいの拙い作り。それが後半辺りから仲間が加わって賑やかになったり、呪文のカットイン演出が入ったりしてちょっと面白くなる兆しが見え始める。
続いてギャグ主体の第2章では視聴者を楽しませる作りが随所に盛り込まれ始め、物語的にもアイドルがドラクエ世界で活き活きと動く姿や、正反対のキャラクターと融合した千早のドラマなどを通してアイマス×ドラクエのクロスオーバーとしての魅力が浮き彫りになり始める。
そして次の第3章、そのクライマックスが個人的に今でもマスクエ最大の分岐点だと思っていたりします。なぜならここで、「ドラクエキャラにアイマスキャラを配役した動画」から「アイマスの介入や独自設定でドラクエⅣの物語を捻じ曲げて、アイマスクエストオリジナルの物語を紡ぐ動画」にシフトするからでして。その鮮やかな展開に、果たしてこの先どんなことになるのだろうかと心躍り、同時に「もしかして俺は今、物凄いものを見ているんじゃないか」とどこか緊張感のようなものを覚えていたと記憶しています。
その後、第4章では原作設定を根本から改変して、一話から最終話まで筋の獲った秀逸なオリジナルストーリーを組み上げることでその構成力の巧みさが披露される。そして華やかなオールキャストで送る第5章では、4章までの流れで磨き上げてきた技術力と構成力で、上質なエンターテイメントが展開されていく。
最初は片肘ついてのんびり見ていたのが、だんだん夢中になり、一日中PCに齧り付き画面に食い入るように見るようになっていって……。気がつけばあっとういう間に、当時既に外伝などを含めれば80本ほどあった動画全てを見終えていました。

未視聴分のストックが無くなってしまった寂しさもつかの間のこと、すぐに新展開の第6章がスタートし、遂にリアルタイムでマスクエを追う日々が始まることになりました。この第6章というのがまた、原作における1章終了後~5章中盤までのライアン(1章の主役)の10年間の旅を描くというほぼ完全にオリジナルストーリーに当たるもので、未知の物語を追う楽しみを大いに掻き立てられちゃうわけですよ。この頃は確かほぼ週刊ペースで土曜日に新作が公開されていまして、毎週土曜日が来ると「今日はマスクエ来るかなー、どうなるかなー」って気になって一日中ソワソワして、特に19時を過ぎた辺りからは数分数秒ごとにリロードを繰り返して新作が来ていないかとチェックし始めていたんですよね。当時は春香さんとお似合いの16歳だったので、高校1年生の貴重な休日を完全にマスクエに支配されちゃっていたわけです。そんな思い出もあってか、私の中でマスクエは青春の1ページみたいな存在でもあったりします。
その後、シリーズ最高傑作との声も高い感動の6章ファイナルを見届けて、そしてついに作品として完全に成熟を迎えた第7章が始まって……。気づけば私の中で、マスクエは「どんな商業作品よりも続きが楽しみな、至高のエンターテイメント作品」となっていました。それは現行の作品だけじゃなく、過去に触れてきたどんな漫画やアニメ、ゲーム等をも上回るほどで。
「この先の人生で、果たしてアイマスクエストよりも面白い作品に出会えるのだろうか」
まだ人生経験の浅い高校生の身ではありましたが、そんなことを本気で考えこんでしまうほど、マスクエは僕の中で特別な存在になってしまっていたのです。そして、それはやっぱり今もまだ変わらなくて……。
石原ディレクターだったか誰かがアイマスについて、「365日中アイマスのこと、アイドルのことを考えてもらえるようなコンテンツにしたい」みたいなことを言っていた記憶があります。私もそれなりに熱心なアイマスファンとして、毎日アイドルマスターの春香や千早のことを考えているのですが、同時に「勇者として過酷な運命を背負う“アイマスクエストの春香”」や、「アリーナと融合して新しい家族を得た“アイマスクエストの千早”」にもほぼ毎日のように思いを馳せていたりします。作者自身が繰り返し語っているように、アイマスクエストはあくまでアイマス・ドラクエ・ニコマス文化から生まれた二次創作であることは重々承知なのだけれど、同時に私の中で、最早アイマスクエストはアイマスやニコマスの枠を超えた一大コンテンツとしての地位を築いているのかもしれません。

そんなアイマスクエストから、私は本当にたくさんのものを受け取ってきました。作品そのものに楽しい時間を提供してもらっ
たというのはもちろんだけど、それ以外にも様々な形で影響を受けているはず。例えばマスクエと出会えたことで、アイドルがアイドル業以外でも活躍する架空戦記やノベマスというジャンルの楽しさを知り、積極的に手を伸ばすようになったこと。それらの物語を通して、もっとアイドルたちを、アイマスを好きになったこと。そして何より、自分がニコマスに対して見るだけでなく生み出す側にも回るようになったこと。私は2011年頃からHNを名乗りはじめてブログを始め、主にニコマス作品の感想を書き、さらにそこから発展して動画も製作するようになっていったのですが、実はこのブログを始めたきっかけこそが他ならぬマスクエだったわけで……。
当時最終章に突入したマスクエは開幕早々とんでもなく面白い展開の連続で、「自分の中に溜まりこんだ感動や興奮の蓄積をどこかにぶつけたい!思うまま書きなぐってしまいたい!」という欲望が日に日に高まっていました。でもニコマスの話が出来る知人なんていない……→「じゃあもうブログでも作っちまうか!」なんて結論に至ったわけです。
そうして突発的に始めた「アイマスクエスト感想のためのブログ」も今年で4年目。マスクエ感想にかぎらず様々なことを書き殴り、多くの方からいろんな反応をもらい、本当にいい経験をさせてもらいました。ここで今こうして文章を書いていることも、どころか今もアイドルマスターに熱意を持ち続け想いを綴っていることも、マスクエと出会っていなかったらあり得なかったでしょう。それらのきっかけをくれたマスクエは、少なからず私の人生を変えたといっても過言ではないとすら思っています。

でも、そんなにたくさんのものをくれた偉大な作品に対して、私は何もすることが出来ない。商業作品なら対価を支払うという形で恩返しできるけれど、ニコマスの二次創作だとそうはいかない。こんな極上のエンターテイメントを無償で体験させてもらいつつ、私の方からは何も返すことが出来ないことに時折もどかしさを感じたりもします。
……いや、この作品に限れば、本当は恩返しにピッタリの機会が存在していたのです。作者のておくれPが09年末に一度リアル事情による休止宣言をし、それから半年後に復帰告知をした際、製作を続けていくために作業を手伝ってくれるスタッフを募集するようになりました。シリーズ物が未完のまま永久凍結になるのも日常茶飯事なニコマスで、協力者を募ってまで続けていきたいという言葉を聴けたことに対して、一人のファンとしてすごく幸せな気持ちになったのを覚えています。と同時に、その声に応じることこそが、今までマスクエに貰って来たものを返すことが出来るチャンスではないかという思いが頭をよぎりました。しかし、それから今に至るまで、結局私はずっと名乗りを上げないままで……。
募集当時は受験生で忙しかったから? いや、その翌年以降も参加する機会はあったわけだし、その頃はもう十分すぎるほど時間を持て余していたはず。
動画製作に携わるだけの技術がなかったから? いや、募集要項には「メールしか出来ないけど時間だけはある」という人でも歓迎すると書いていたし、実際その声に応じて集った人たちもいるのだから、これもただの言い訳でしか無い。
……ではいったい何故なのか? いろいろと考えてみたけれど、結局のところ、おそらく私はマスクエを製作する側に回りたくなかったのでしょう。ておくれPはスタッフの方々にもシナリオの内容を漏らさないよう配慮してくれているらしいのだけれど、それだけでなく動画中で使われるBGMやSE、それにドット絵から顔グラフィックの一枚に至るまで、マスクエを構成する全ての要素に対して未知の状態でいたかった。私にとって最高のエンターテイメントであるマスクエを共に作り上げるよりも、ただの観客として外から見ていたいという欲望の方がずっと強くて、どうしても譲れなかったのです。
そんな私にせめて何かできることがあるとすれば、それは文章を綴ることだと思っています。ニコマス作品というのは当然コメントで場面場面へのレスポンスはたくさんあるけれど、一方で全体を通したまとまった感想やレビューというのはあまり多くない。どんな商業作品にも見劣りしないような魅力を持ちながら、そのニッチさや特性故に多くを語られないというのは、感想や考察巡りをするのが大好きな私としては非常にもどかしいものがあります。だからこそ、製作者の方々の目に触れるかどうかとか関係なく、一人の観客として作品から受けた驚愕や感動を余すこと無く書き記していくことには、きっと何らかの価値があるのではないかと感じているのです。もうほとんど自己満足の域だと思うけれど、それでもインターネットに触れていられる環境にいる限りは、これからも新作が来る度その都度思いの丈を全力でぶつけていきたいと考えています。
あ、もちろんこんな義理堅い考えばかりで動いているわけじゃなく、あくまで感想書いたり語ったりするのが好きだという大前提があって、そのついでにこういうことが出来たらいいなーと思っているってだけなんですけど……。

それと、今回この文章を書くにあたってシリーズをちょくちょく見返していたのですが、もう幾度と無くリピートしてきたのにやっぱり熱中してしまいまして。ああ、ほんっとうに何から何まで素晴らしい作品だなあと、しつこいようだけど改めて実感しました。なので最後に、勝手ながらこの場を借りて改めて製作者の方々に一言、「ありがとう」とお礼を言わせていただきたいと思います。
それから、こんな長ったらしい自分語りに付き合ってくださった方々にも、ありがとうございましたとお礼を述べて締めの言葉の代わりとさせていただきます。

(了)








『Pとニコマス』のコーナーでは皆様のニコマスに対するアツいテキストを募集しています。
詳細はこちらまで





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