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Pとこのニコマス 第14回(最終回) りっぷるP 『菊地真のボンバヘッ!』(ノリスケP)

Pとこのニコマス(colorful) - コピー
『あなたの好きなニコマス動画について語った文章』を集め、公開していくコラム。
今日はどんな動画へのどんな思いが綴られるのだろうか?

第14回(最終回) りっぷるP

・菊地真のボンバヘッ!
ノリスケP


菊地真のボンバヘッ!


私がニコマスでメインに活動していた2008年~2010年付近は、ニコマス、特にその大半を占めていたPV系のMAD動画がひとつの技術的なピークを迎えた時期だったと記憶しています。

その後アニメ・MMDといった、より複雑かつ作り手の要求に耐えうる素材が供給され、765コマンドも過去の存在となった現在では、アイマスのゲーム動画を素材としたPV系の動画は、あくまでニコマスの潮流の中の一つという位置づけのようです。

しかし、だからといって黎明期~成熟期のニコマス動画が現在のニコマス動画に劣らぬものだということは断言できます。ここではそんな時代の動画を1つ、ご紹介します。私の中では、今なおこの動画がニコマス作品の最高傑作であると自信を持って断言できます。


この「菊地真のボンバヘッ!」(以下「ボンバヘッ!」)は、元々は当時のニコマスP合作(?)「ちん刊アイドルマスターランキング」の中で顔見せ的に冒頭の30秒程が公開されており、そこから約4ヶ月を経て単品の動画が公開されたという、少し特殊な経歴を持つ作品です。

まあ前置きはともかくとして、まずは動画を1回見てください。それで私が下に長々と書いていることは全て伝わると思います。

ハイレベルなダンスシンクロ。それを躊躇なくカットして、アップテンポな曲調に合わせる編集センス。七夕革命より前に実践されている、ダンスやキャラクターの惜しげもない切り抜き。更には静止画MAD的な演出技法の数々……

……現在のニコマスから見ても十分鑑賞に耐えうる技術が動画の中に散りばめられています。また、PV系MADの技術的・演出的ノウハウを考えても、非常に理に適った作り方をされています。

作り手からすると、この動画は言わば「PV系MADの教科書」とでも言うべき、映像演出の宝箱なのです。


しかし「ボンバヘッ!」の本質は、その卓越した技術そのものではないと私は考えています。上述のPV的に優れた要素は、わずか2分弱の動画内で展開するストーリーを視聴者に理解させるための「ツール」にすぎないのです。

動画中では、主人公の真と、脇を固めるやよい&亜美による起承転結のあるコミカルなストーリーがしっかりと描かれています。言わば「文字のないノベマス」です。

技術も演出も、BGMとして「Bomb_A_Head!」を楽曲に選んだことすらも、全てがストーリーラインを効果的に理解させるためのものです。大げさな言い方ですが、ストーリーに必要な演出に関して一秒もムダなカットがありません。

当時から多く投稿されていた単なる「ダンスPV」ではなく、アイドルマスターという素材を利用して作られた「2分弱の軽喜劇」として完成しています。ダンスシンクロや技術・センスに溢れた動画は数あれど、それをストーリーに結びつけ、動画内で一本の物語として完結させている作品はそうそうありません。


そして私が何よりこの「ボンバヘッ!」を強く勧める理由は、最初に言ったとおり

「見れば分かる」

この一点につきます。

一度動画を見れば、上で述べたストーリーの中身、即ち、主役の真が何をしようとしているのか、何につまづき、誰がそれを助けるのか、そして最後にはどういうオチが用意されているのか。これらが無理なく理解できます。

たとえニコマスを、アイマスを知らない人でも、ストーリーラインをある程度理解することが可能でしょう。それはこの動画がディープなアイマスの世界観そのものではなく、作者のノリスケPによる普遍的な起承転結のストーリーを主軸として作られているからです。

投稿者コメント欄の【アイマスに詳しくない人へ】というコメントによるネタが通用するのも、実際この動画が「アイマスに詳しくなくても理解できる」つくりになっているからこそでしょう。


現存するあらゆるニコマス動画は、アイドルマスターの二次創作物です。しかしどんなにニッチで「知ってる人にしかわからない」ような二次創作でも、生み出された以上は誰かの目に留まり、理解されることを最終目的にしなければなりません。それは創作物の宿命です。作品が誰かの目に留まり、理解され、共感してもらえる。その行為の繰り返しが、今のニコマスという巨大なコミュニティへとつながっているのですから。

だからこそ、この「ボンバヘッ!」が「一目見れば誰でも分かる・楽しめる」作品として完成していることには大きな意味があります。この一点において「ボンバヘッ!」は他の数多のニコマス作品と一線を画しているのです。

より多くの人に理解され、楽しませることの出来る作品。

それは二次創作とはいえ、動画を作る身として目指す1つの目標です。技術もセンスも、その目標に向かって進むための推進剤に過ぎません。

そのために必要な要素を全て備えている「ボンバヘッ!」は、その後のニコマス動画の目指すべき1つの到達点を示してくれた作品だと思います。

私にとってもこの動画は、技術的に、理念的に未だ超えることのできない目標であり、同時にニコマスPとしてデビューした当時のことを思い起こされる、そんな懐かしい作品でもあります。目標であると同時に出発点でもある。「ボンバヘッ!」は、そんな特別な意味を持った作品なのです。


(了)






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