Entries

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://aup1109.blog.fc2.com/tb.php/284-14ff8e3c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

im@s MAD Survival Championship Ⅴ主催 cx0101P(江頭P) &えびP インタビュー

 去るiM@S WAVE SONICの最終日に、電撃告知により開催が表明されたim@s MAD Survival Championship Ⅴ (以下MSCⅤ)。MSCとしても3年ぶり、江頭P主催によるものとしては実に7年ぶりの開催となる今回の大会。その開幕を前にして、主催である江頭Pことcx0101P、告知動画を担当されたえびPをお招きし、インタビューを行いました。
 MSCは、ニコマスでも特異な「最後の最後までP名を伏せた状態」で「ルールに則ったガチの勝負」を行うという形式でもって、また動画による参加者のみならず視聴者も投票という形で関与し、たった一人の勝者を決めるという熾烈なイベントです。今回は、そのコアにある主催江頭Pの熱き思い、告知動画に込められた意図、そして参加を考えているニコマスPへのメッセージまで余すところなくお届けします。
 本大会開幕まであと一ヶ月と少し。行くぞ全ニコマス民、戦いの準備は十分か?

(インタビュー:ハバネロP  文字起こし:ハバネロP、ムニエル、じたP、黄緑野郎 掲載:キリキ)


「ちゃんとルールを設定して、これで勝負をしてみたら面白くなるんじゃないかな?」っていうところが原点としてあって
――江頭P

「このイベントはファンタジーじゃねぇぞ」と。
――えびP



先日投稿されたMSCVの告知動画のワンシーン。字幕にある通り、このイベントはまさしく「闘い」である。


――まず手始めに、告知動画も上がりまして、レギュレーションに関してブロマガも公開されていますが、改めて企画の概要やレギュレーションについて、当ブログの読者の方に向けて説明をお願いしたいと思います。

江頭P すごく大枠の話をしますと、動画を使った格闘技イベントです。

――なるほど(笑)。

江頭P 格闘技と言っても、スポーツじゃないですか。なので、「ちゃんとルールを設定して、これで勝負をしてみたら面白くなるんじゃないかな?」っていうところが原点としてあって、それで始めたイベントですね。今回のMSCに関しては、格闘技とかプロレスという視点に慣れている人には、もしかしたらとっつきやすいのかなぁと思ってます。
 一番伝えたいことに関しては、補足事項がいっぱいあるんですよ。実際、この企画を思い立った時に、丁度“P名至上主義”とかいうのが蔓延っていた時代だったんですね。今は全く違うと思うんですけど。だから、どんなにいい動画だとしても、クォリティで見るのではなくて、P名という補正がかかっていたのがかなりあって、それが顕在化していたというか(格差が)酷かったというところで。だから、音楽で言うと「このアーティストだから買う」という、アーティスト買いというのもあると思うんですよ。AKBだからとか、もっと言えば有名ミュージシャンだからとりあえず買ってみるだとか、見てみるとか。そうすると、「無名の人達がクォリティのみで正当に評価される場が無いんじゃないかな?」というところから始まってまして。なので、「P名とかを伏せて純粋にクォリティだけで判断して下さい」っていう企画を考えた訳なんですよ。「メチャメチャ好き嫌いが別れるのは承知の上で」っていう。なので、まず大事なところとしては、なんでP名を外すかっていうことは、まず動画の純粋なクォリティを見て欲しいから。
 あとは、アイドルマスターの動画を新しい投稿順に並べた時に、ザッピングで色々見ていたんですよ。僕自身が、「面白そうな動画が次々に続きます。面白くない動画は、2~3秒だけ」とか。下手すりゃ「10秒まで行かずに切ります」というのをやってたんで。だから、15秒というキチンとした枠の中で、まず人を惹きつけて下さい、それで続きを見させるパワーがあるやつを作って下さいと。「それが積み重なればそれは凄い動画なんじゃないかな?」っていう想定の元にレギュレーションを決めたという経緯があるんです。

えびP すごいガチなイベントなんだよね。アイマスのイベントしては、珍しくというか唯一勝敗を決めるイベントであるという。

江頭P そうですよね。そこはすごく大切です。動画のクォリティを均一に見ると言った時に、MSC1の時にブログに質問が来たことなんですが、ランダムで再生順を選ぶじゃないですか。だけど、その順番でも前の動画と前後の関係で良し悪しがよく分からなくなるという話があって。そこを公平にするんであれば、例えばえびPが参加していたとして、えびPが1番目に流れるパターン・2番目に流れるパターン・3番目、4番目に流れるパターンみたいなのを用意すべきじゃないですか?っていう話もされたんですよ。
 でもそこは物理的に、見る側への負担が半端じゃないというのと、自分が動画を上げるタイミングの時に、たまたま強力なライバルの人がボカンと上がって埋もれるということも考えられるから、そこは運だよねっていうところがあって。並び順に関してはその“運”という面で、パラメーターとしては入れておきたいな、という。ここは自分勝手なところなんですけど、それもあったので、並び順は一発決定のランダム指定でやりますっていう話になったんです。その時問い合わせをして頂いた方には、それで納得して頂いたという。
 運も動画をアップする時は大切だし、動画を見てもらう時にも、どんなにタイミングを万全にしたとしても、運が悪ければ伸びないじゃないですか。だから、そこをちゃんと加味したシステムに設計したというのがありますね。

――なるほど。

江頭P ニコマスの中で、みんなで一生懸命見て、みんなで盛り上げていこうというイベントの中では、かなり殺伐としている感じがこれで相当伝わっていると思うんですけど(笑)。

えびP そうそう。ニコマスイベントの中では唯一殺伐としている(笑)。

江頭P それで、見て頂く側にも一人一票です、と。投票フォームのところの工夫とか、ありとあらゆる考えられる手段を使って、一人一票しか投票出来ないようにしてあるんですね。例えば仮に重複投票をしようとしても、めちゃくちゃ労力がかかるっていう風にしてあるんですよ。

えびP そこまでする労力をかける必要があるのか?っていうくらい。

江頭P 逆に言えば、「その労力をかけられるくらい情熱があって、その投票を抜けて欲しいっていう情熱は買う」っていうスタンスなんですよ。他の方から聞いた話で、再生数だったりマイリス工作というのは 、個人で強力にやろうとすると実生活を犠牲にしないとまず出来ないくらいの労力がかかるんですよ。ただ、そこまでして投票したい動画があるっていう気持ちがあるなら汲みたいっていう心情もあるんですよね。ただ、一人一票というところで見る側に対してすごく負担がかかって、見る側のコメントで「胃が痛い」とか「決まらない」とか「どうしよう」という阿鼻叫喚のコメントというのが、プラスの意味で予想外のいい事だったなぁと思ってて。「みんないいんだけど、敢えて勝敗を決めないといけない」というところが醍醐味であるというのは、あると思いますね。「痛いんだけど楽しい」っていうイベントであればいいなぁとは思ってますね。

えびP あればいいなぁというか、過去4回やって、そういうのはよく分かって頂けていると思いますけど(笑)。

――そうなんですよね(笑)。

江頭P そんな感じで。なんて言うんですか、コンペなんですよね。純粋に。仕事でやる企画書コンペとか映像コンペとか、そういう多分実生活で出て来そうなことをニコマスに落とし込んでいるっていう話なんです。「なんで現実逃避であるニコマスで現実的なことをやらなきゃいけないの?」っていう、言われ方をしたこともあります(笑)。
 けど、「そういう勝負というものをキチンと持ってくることによって、出てくる面白さもあるんじゃないかな?」と個人的には思っているので。そこを楽しく、なおかつ面白く、勝負という厳しさも見せつつ……というバランスを取りながら考えてやるっていうところがご理解を頂けて、MSCⅢまでは僕自身も出来て。Ⅲのときなんか130とかすごい応募数が来たので(笑)。ホント良かったなぁと思うところではありますね。あるPに「本当に勝負形式大っ嫌いなんだよね」ってハッキリ言われたこともあるし(笑)。そりゃそうだよねって。

えびP 「このイベントはファンタジーじゃねぇぞ」と。リアルだぞと。

江頭P そうですね、このイベントファンタジー性が無いんですよね。

えびP リアルすぎるんで。P名を伏せるのをいいことに、有名Pの真似をして通ろうとするとかね。すごい人間性が出てくるんだよね。ホントエグいイベントなんですよ。それがまた面白いんでね。

江頭P あとは、このイベントを主催する上で大事に思っていることは、このイベントは基本的に踏み台なんですよ。

――と言いますと?

江頭P ここから何か話題になって、「こういうことしたよね」っていうところで、優勝はしなかったとしても話題になった人が再生数伸びるとかのブーストがかかってくれれば全然OKで。それで企画としては勝利なんですよね。これは他の所でも何回も言ってるんですけど。

えびP 過去何回もあったからね。優勝してない作品・途中で敗退した作品でも単品を上げたらすごい伸びて。

江頭P 10万再生いったりとか。

えびP そうそう。蓋を開けてみれば名作だったっていう。そういう作品がいくらでもあるんだよね。

江頭P そうです。そういうのが出たことが一番嬉しかったんですね。

――いきなりすごく重いのが来たなという感じなんですけど(笑)。

江頭P あの、この企画、ホント重いんですよ。

えびP うん。重いよー。

江頭P だから、第4回の方が名乗りを挙げた時(※1)に「本当にこの重さ大丈夫かな」っていうのが一番の心配だったのと、ありがたい話、僕の名前のイメージが付きまとうので、何かが起こった時に責任が……本当にシャレにならないくらい飛び火になっちゃうんで。対岸の火事っていうレベルじゃないっていう。対岸を飛び越えて、火炎放射器ぶっ放されるくらいの(笑)。なので、「これ頼むから、俺違うからね」って熱弁した理由がそこだったんですよ。

※1 MSCは過去四回にわたって開催されているが、第四回大会にあたるMSCⅣは、江頭Pではなく別のスタッフ陣によって開催・運営が行われた。

えびP そうそう。

江頭P 責任も大きいし、ちょっとヘヴィーなところもあるしっていうところで、やるならかなり覚悟を決めてやらなきゃいけないっていうのはあるんですよ。で、その覚悟を決めるまでの段階がすげーーかかったのが、僕主催で6、7年ぶりに開催っていうこのザマなんですよね。大変なんですよ。ホントに。気軽に「やろうぜ」と言われてウンと言えない。まあ、「iM@S KAKU-tail Party」(※2)も相当重いんですけど、管理面で厳密に……精神的に追い詰められるというのに関してはMSCの方がキツい面もあるかなぁと思いますね。

※2 きつねP主催による動画投稿型イベント。各参加者は、ランダムに割り振られたお題(「アイドル」と「テーマ」の組み合わせ)をもとに、2分以内の動画を製作する。

えびP そりゃそうだよねぇ。だって「戦って、勝ち上がって」というイベントの審判をやらなきゃいけない……審判というか、何だろう。

江頭P 動画の編集もあるし、ロジカルに当落ラインのジャッジを決めないといけなかったりとか。その時に起こったドラマとかも結構あるので。

えびP これがMSCの地獄の片鱗でございます。

――企画の概要を聞いたら、いきなりコアになる部分をドンと持って来られて割と圧倒されてるんですが(笑)。

えびP そらそうよ(笑)。それがMSCだもん。



やってる上で一番ありがたいのは、「面白い」と思ってもらって参加して頂けることですね。
――江頭P



江頭P 事前に質問事項を頂いていたところだと、運営上困った事っていうのは、逆に言えば予想よりも苦情が少なかったってことですかね。「こんなイベントやめろよ」とか、今で言うクソリプ的なものがぶっちゃけほとんど無いんですよ。

えびP あ、そうなんだ。

江頭P 「こうしたらいいんじゃないですか?」という発展的な提案くらいしかツッコミが来ないんですよ。

えびP なんか「僕達の大好きなニコマスに勝ち負けをつけるなんてけしからんと思いまーす」というのは無いんだ。

江頭P 直で来たことは無いです。もしかしたらあったのかもしれないですけど、記憶に無いってレベルなんです。

――なるほど(笑)。

江頭P だから、強烈なのが全く来たことなくて、逆にどうすれば上手く行くかというヒントが貰えなかったという辛さはあったんですよ。それが一番キツかった。だから、MSCⅢをやる時が一番しんどかったんですよ。新しいことは入れなきゃいけない。だけど、具体的なヒントになるものを助言してくれる方が正直いなかったというのがあって。

えびP そうなんだよね。だから、批判されるというのは辛いけど、その批判が糧になるという部分があるからね。イベントは。続けていく上で一番大事なことだと思うけどね。

江頭P で、何で来ないのかな?っていうのを、時間があって分析とか考えたりしてて、一つ思う所があって。ガチで見てくれてる人が、MSCの大会が終わった後に燃え尽きるからだと思ってるんですよ。

――ははは(笑)。

えびP ああ(笑)。何も言えなくなる状態になる訳だ。

江頭P 要は、投票で僕の想定以上に悩んでおられる方がホントに多くて。出品してる側も「胃が痛い助けて!」って話しか飛んで来なくて(笑)。

えびP そりゃそうよ。P名伏せてずーーーっと自分が出した動画のことを言えない訳だから。

江頭P それは言っちゃダメっていうものだから。エンターテイメント的にそれはダメだよねっていうところもあるし、クォリティで勝負して下さいっていう大元の主義に反することになるので、そこは協力して下さい。

えびP 僕もうっかり参加者としてMSC出た時に、それが一番辛かったもん。

江頭P で、聞いた話だと、自分が出ているブロックの動画を見た時についてくるコメントの一つ一つがすごい重いって言われて(笑)。

えびP 重い。

江頭P 「この動画に投票しようかな、どうしようかな」「これはいいと思うんだけど……」と、ちょっと疑問符がついた瞬間のダメージが個人で上げた時の比じゃないらしいっていう。

えびP うん。

江頭P 純粋に、見た目とか出来・不出来とか15秒の切り方とか30秒の切り方とかで批判が来るんで結構大変だったというか。「助けてくれぇーっ」っていう(笑)。(動画を)出すとあまりにも精神が削られるから出したくないっていう風に言われたことはあるんですけどね。まぁそれはこちらとしてはプラスには捉えてますけど。「いやーこれも醍醐味なんだな」と思いながら。

えびP ただまぁ、参加したいなぁという人は結構ポジティブに、出たいっていうか「面白そう」ってなってるからね。

江頭P やってる上で一番ありがたいのは、色々ルールは細かいけれど、純粋なところとしては格闘技的なところとか、色々なアンテナに引っかかって、「面白い」と思ってもらって参加して頂けることですね。それを作れたというのはすごく良かったなぁとは思います。

えびP だから格闘技って言ってるけど、参加者は脳みそを使う訳ですよ。「勝つ為にはどうしたらいいんだ」「どんな動画を作って、どこを切ってどこを見せたらいいんだ」っていうのをすっっげー考えなきゃいけないんで。

江頭P そうですね。まぁ一番……典型的に、そこまで考えて、万全を期したのに予選で落っこった例ではシメジさん(参考:タグ検索)なんですよね。

えびP ははははは(笑)

――名指しで(笑)。それは何回目のMSCの話でしたっけ?

江頭P 3回目なんですよ。10秒予選のあったところに、その前に伊織のストリップ系の動画があったんですよ。その次にシメジさんが来てて、ストリップの方)は予選を抜けたんだけど、シメジさんトータルで見るとめっちゃめちゃ出来が良かったのにそこで落っこったっていう。

えびP だいすP(参考:タグ検索)のやろ?

江頭P そうそうそう(笑)。アレが前にあったせいで、単純なニコマスの動画としてはすごく出来の良かったものが、スコンと落ちるという。だから運って大切なんだよねっていう話で。

えびP そうそうそう。上様の前後に配置された動画の可哀想さと言ったら(笑)。

――ははははは(笑)。

えびP 全部持ってかれるっていうね(笑)。「うわやられたー」って感じになるからね。そういう、対戦相手の運ってのもある訳だ。

江頭P だから、万全を尽くしても勝てない面白さっていうのがあると思いますよね。何が起こるか正直分からないし、なんで優勝するかっていうのも、結局、出来はある一定以上あるのが前提ですけど、それ以上に運の要素だよねって。

えびP その場の展開の流れとかね。そういうもので勝敗が決まってしまうんだよね。すげー格闘技だよねこれ。

江頭P だから格闘技なんですよ。

――ホントにスポーツの世界ですよね。これ。聞けば聞くほど。

えびP そうなんです。

江頭P 動画スポーツという変なジャンルを確立しつつあるところだったんですけど。ニコマスポーツカッコガチっていう(笑)。

えびP もうヤラセ無し。一部「えがちゃんにいくら払えば本選トップにいけるの?」とかそういうのも(笑)。

江頭P 俺に金払うよりも投票しそうな奴に金払っとけっていう(笑)。

えびP えがちゃんに払っても投票がどうこうなる訳じゃないからね(笑)。

江頭P 俺は管理するだけだっていう。

――今、票を入れてくれる人という話がありましたけど、そういう選挙活動も出来ないですもんね、このイベント。

えびP そうそうそう。

江頭P ま、選挙活動は、目に見える形ではダメですよ。ただ、敢えて言いますけど、ルールに穴は作ってます。だから、そこをどう上手く立ち回るかっていう、“盤外の戦略”っていうのは全くNGにしてる訳ではないんですよ。そこを、グレーゾーンをどう切り抜けて行くかどうかっていうスキルも、ぶっちゃけ見てるところはありますね。要は、ハンパじゃなく手間がかかるかもしれないけど、投票の工作をするんだったらどんと来いっていう。
 こっちはこっちで考えられるだけの防御はするけど、そこをすり抜けて更に、っていうことになった場合……まあまりにも極端な場合は審議に入らせてもらうんですけど、極端にならない程度のバランスを含めて戦略的にやって、僕が見てて気づかないレベルで来るのであれば、そこは何とも言えないよねって話になりますよね。

えびP あと、アレは?「予選Eブロックの3番目の動画が気になるわー」みたいなのは。

江頭P それはオッケーですよ。ステルスマーケティングになっていればいいんですけど、例えばそのE-3の動画が、「僕の動画だから投票してね」っていうのを本人が言っていたら、僕が分かる訳じゃないですか。だから、そういうのをチェックしてダメなら、もう明らかな失格行為だったら「この人は失格です」って話になるんですけど、それは、発表の仕方は考えてます。それも敢えて言わなくて、動画の投票数って僕しか見えないので、ただ単に消えたっていう扱いになるだけなんですよね。最終的に失格行為をやったから消しましたって通知はしない方向でいきます。把握したらこっちの方で消しますっていう。

えびP なるほどなるほど。敗退か失格かは分からない。

江頭P 分からないです。それは公表する予定は基本的には無いです。ただ、通報は随時受け付けます。

えびP いいねぇ。スマートだねぇ。

――すごいですね(笑)。もうガチですね。

江頭P ガチですよ。だってそういうことを言ったからクビになりましたとか、失格になりましたとかの拡散を僕がやったとしても誰も得をしないんですよ。そういうのもあるし、酔った勢いでついTwitterとかで言っちゃった人がヘイトを集めるということも考えられる訳じゃないですか。

えびP うん。だから、そういうのも含めてイベントとして何の得も無いからね。

江頭P それに対して、「ホントにそうだったか」という質問には答えないです。そこでもし来られたとしても、「答えられません」で僕は返しますので。

えびP だから、誰かのPに成りすますっていうのも、昔からの常套手段なんで。例えばスーパースローを使って、「あ、これえびPくさい」とか(笑)。

江頭P そういう話をしたりとか。格闘技の動画が出たらてつをP(参考:タグ検索)だとか。

えびP はっはっはっはっは(笑)。もう様式美ですよねアレ(笑)。MSC3かなんか、どんだけ格闘の動画があったことか(笑)。

――なんかめっちゃありましたよね(笑)。

江頭P 2D格闘が2本と北米版が1本あったっていう。

えびP そうそうそう(笑)。「ややこしいわ!どれがてつをPだ!?」って。でもそういうのも面白さの一つではあるからね。

江頭P 逆に、「自分はこの動画に投票しました」っていう意見は、それは別に特定はできないから大丈夫でしょって話はあるね。ま、自分の動画に自分で投票して「俺はこれに投票する。決めた!」って言ったのは別にセーフなんですよ。

えびP だから「これ俺のだから」っていう特定されるようなことを言ってしまうとアウト。

江頭P 極端なことを言えば、その通報を受けてこっちが僕の判断基準で見て精査して切る。

えびP あー、なるほど。

江頭P だから結局、基本的に全部僕の価値観で「これアウト」「これセーフ」を決めてるので、失格事項に触れるようなことに関しては、こっちは答えられないんですよ。だから「江頭Pが信用ならねえ」って言われてしまったらどうしようもないんですけど(笑)。

――そんなことはないでしょう(笑)。

えびP いや、それはもうね(笑)。あなた何回もやってるんだから、みんな全然オールオッケーでしょ(笑)。

江頭P ただ一つ言えることは、僕がやってた時に、失格事項に引っかかった人いないんだけどね。

えびP そりゃあねぇ、みんな全力で楽しむんだったら「どうやったら楽しめるか楽しめないか」の判断くらいはつきますよ。

江頭P 開催期間中に出てる人の動画終わってるのに極端に余裕がなくなるっていうのはある(笑)。

えびP ホント燃え尽きるからね(笑)。しかもあんなに考えてたのに予選で敗退したりとか……「うーっ!なんでやーっ!」ってなるから。

――しかも基本的に大会全部終わるまで「自分の動画だ」ってこと言えないですもんね。

えびP もちろん。

江頭P 言わないでくださいってところですね。それは本当に「みなさんの楽しみを奪うから頼むから勘弁してください」ってスタンスでやってるんですよ。

えびP (言いたい気持ちも)そりゃ分かるんだけども!っていう(笑)。

――「俺の動画落ちた」とすら言えないんですよね。

えびP うん、終わるまでね。

江頭P 一つ、そこで少し考え方を持ってきてほしいところがあって、例えば自分と同じブロックの動画が進んでいて、もし自分が落ちたとしたら、進んだブロックの人を応援してほしいんですよね。通った動画、自分に勝った動画を応援してほしいんです。

えびP 分かる、すげぇ分かる。僕と同じブロックの人の動画が凄くて、僕は負けて、その人の動画は通って。「よし、じゃあこれ応援しよう」ってやってった結果、M@co.jP(参考:タグ検索)の伊織のやつが優勝したっていう。アレはもう……「しょうがないね、同じブロックになっちゃったのが運の尽きだね」って。そういう風に参加者も、逆に投稿者側に回って楽しむってやり方もある。

江頭P そうですね。第3回の時に地方応援CMを入れたっていうのはそういった意図があって。ようするに応援できるように何か紐付けをして、応援できるきっかけを。

えびP 高校野球みたいだね(笑)。

江頭P そうそう(笑)。だから、出品して下さった方は自分のところで競い合った中で通った人を応援するっていう見方をしていただけるのが一番いいのかもしれないですねえ。そんな中で投票の話が出たのでついでになんですけど、細かいドラマっていうのがやっぱりいくつかあるんですよ。投票結果だけを見てると。ガチで1票差で落ちたって人もいましたからね。

えびP ああ、いたね。

江頭P さくっと説明すると、各ブロック毎にまず1人ずつ抜けます。これが基本です。それから、溢れた人の総合ランキングを作って、それの上位が抜けますってシステムにだいたいしてるんですよ。今回もそのつもりでやってるんですけど。

――ワイルドカードみたいな感じですよね。

江頭P そう、文字通りワイルドカードなんですよ。ワイルドカードの境界でたしか1票差がありました、第2回だったと思いますけど。

えびP うわぁ……1票の重みですよ。

江頭P ただ、ワイルドカードをやってた時に、どうしても改善点が見つからなくって辛かったところがあるんですけど。例えば、えびちゃんがいるEブロックがあったとします。で、えびちゃんともう一人の人がほぼ接戦だったとする。そうすると必然的に、他の作品がだいぶ下がるんだよ。

えびP ああー……あるね。

江頭P もしくは、圧倒的な1位がいると他の得票がガツンと下がるんですよ。1ブロックにつき1票なので、どうしてもそれが発生しちゃうんですね。

えびP 2位争いになるね。

江頭P だから1ブロック5本だとしたら5本に均一になっている方がワイルドカードだと通りやすかったりするんですよ。これはもう数字上のマジックでしかないんですけど。

――仕方のない部分ではあるのでしょうが。

えびP だから、それもまた組み合わせの運だよね。

江頭P 圧倒的強者が1個あるブロックってワイルドカードで通るのが一気にキツくなるんですよ。

えびP 得票自体が少なくなるからね。

江頭P そういうことなんです。ここはどうしようもない……運と言って片付けられちゃう辛さもあるんですけど。ここをなんとかする数学的なアイディアがあれば面白かったんですけど、ちょっと申し訳ないんですが、今回は間に合わず……。

えびP ま、でもワイルドカードってそういうものだからね。落とすには惜しい強いものを上げるっていうのがワイルドカードなんだよね。

江頭P だから、敗者復活戦を思いつくのがリカバリーの限界だったんです。

えびP でも、それやると運営さん大変ですからね。

江頭P 「投票する方も大変だからふざけんな」って苦情がきましたけどね。

えびP むしろそっちか!(笑)

江頭P 敗者復活戦で決勝に上がる1本を決めると、100択ですよ!100本ある中の1本選べ、ですよ!本当にやりましたからね、これ!

えびP やったねえ。

江頭P 予選で落ちて、しかも15秒しか見てない中で、準決勝までいかなかった本数、つまり100択とかそういう感じになるんですけど。

えびP ふざけんなって話だよ(笑)。

江頭P 意図としては、それやると予選の動画をもう一回見るじゃないですか。だから、広く見ていただいて自分の好きなものを見つけていただく、という面もあるので。ここはちょっと視聴者様には大変負担を強いるところなんですが、見て認知していただくっていうのがいいことなんじゃないかな、と思いながらやってたら「ふざけんな」「多すぎるよ」という苦情もいただき……まあ「そりゃそうだよね、でも見るでしょ?」って。

えびP なるほどね……Ⅴでは(敗者復活戦)やる?

江頭P Ⅴでの敗者復活戦は参加数が増えればやります。レギュレーションの方にも書いたんですけど、登録が80作品あった時点で敗者復活戦は開催する予定ではいます。

えびP 来るかねえ……。

江頭P でも正直今の時期慌ててない理由が一つそこにあって、最も登録が多いのって締切前日とか締切当日なんですよ。

――まあそうなりますよね(笑)。

江頭P アイマスろだ(※3)の人本当にごめんなさいって感じで……僕アイマスろだの管理人さんに何か奢らなきゃいけないレベルで迷惑かけたんで。

※3 かつて存在したアイマス専用のアップローダー。MSCのようなニコマスイベントの提出用動画から、さまざまなネタ画像まで各種ファイルが幅広く投下された。管理の関係で2014年4月をもって閉鎖されている。

えびP くっそ負荷かけてるからね(笑)。

江頭P アイマスろだってたしか1本あたり300MBが限界でっていうアップローダーだったんですよ。その300MBで限界ギリギリのやつが、一気に2,30本一日にくるんですよ。いや、2,30本どころじゃなかったはず、もっとかな。「MSC用 ここに投稿しました ダウンロードパスワードはこれです」って形で僕の方にどんどん来て、結局落とせるのは僕だけっていう。アイマスローダーには「9393」って……分かりますかね、あそこに9393番目に投稿された画像が、千早のジト目のやつなんですけど、そこが語源になってて。普通に画像を上げたり、ネタ画像を上げたりする人に多大な迷惑をかけてしまったんですね。

えびP 「9393逃したー!」ってね(笑)。

江頭P ということもあって、今回は(アイマスろだは)使わない感じで。ファイルアップローダー(http://mscv.sinw.jp/up/)、2GBまでOKというとんでもないスペックなんですけど。

えびP いくらでもどうぞってね。



MSCの告知動画やOPのテイストに近いものを作れるのは、選曲なんかも全部含めて僕なのかなって。
――えびP



MSCVの告知動画より。
後述の通り、動画の中で表示される歌詞の和訳にも主催からのメッセージが詰まっているので、
そこにもぜひ注目して見ていただきたい。


――聞けば聞くほどとんでもねえイベントだなっていう印象がどんどん強くなっていきますね。お話を伺っていて気になったんですが、このイベントに関して江頭Pはどこからどこまでを管理しておられるんでしょう。他にスタッフさんを置いたりとかしていますか?「iM@S KAKU-tail Party」みたいに。

江頭P 前回のことに関してはドリキャスさん(参考:タグ検索)が志願してきていただいて、動画の編集とかをやったんですけど。今回、今はちょっと名前は明かしませんけど、定番となったバタンと閉じる扉とか、動画と動画の間の扉とか、そういうのは外注したりするんですが……実際の動画編集に関しては全部僕ですね。

えびP 本編はえがちゃんがやるってことね。

江頭P 今回はたぶん全部。正直100までならできるっていうのはあるんで。120~130になると「ちょっと誰かヘルプして」ってことになるんですけど、難しいんですよ。結局「動画をここからここまで切ってください」ってう指定があるんですね、「15秒はここからここまで」「30秒はここからここまで」「60秒はここからここまで」みたいに。つまり、それの仕組みを理解した上で責任もって編集できるかっていったら、なかなか人に投げづらいんですね。そこで編集ミスとかがあって、それで動画上げ直したりっていうのは3回目まではよくやってたので。ただあんまりいいことではないから、その時に僕が謝って済めば僕の中では終わるんですけど、他の方がやっていてそれで責任感じて辛い思いをさせるのも非常に申し訳ないなって気分になったので。

えびP そうだね。参加者がしっかり考えた15秒、30秒、60秒が、数フレームずれただけで台無しになっちゃう可能性もある訳だからね。こわいよね。

江頭P だから僕の書いてるブロマガの記事がかなり細かくて見づらいのは承知の上で書いているんですけれど、これを熟読していただいた方がいいかなあとは思うんですよ。「どうしてもずれる」っていう免責事項があったりだとか。まあテクニカルな話をしちゃうとドロップフレームの有無とかって話にもなってくるんで。今回はドロップフレームの設定のやつでは編集はしないって方針でいくので。

えびP なるほどね。

江頭P だから一旦ドロップフレームの動画も30fpsのドロップフレームなしにしてもらって、エリア指定をしてくださいってことを推奨してたりとか、そういう面もありますね。それでもなっちゃった場合はずれますよっていう点はあらかじめお伝えしておかなきゃならないところだったので。で、そういった細かい責任を分散させるのは、僕の性格的には申し訳なさ過ぎて。仮に手伝っていただいたとしても、責任は全部被りますけど、それを実際にやった人が不安に思うことになっちゃったら、ちょっと辛いな、僕自身としても嫌だなーって思うんで。全てのものに関して、極力僕が責任を持つ方向でやっています。だから分業下手だってことは凄くツッコまれてるんですけどね、赤ペンさんとかに。

えびP そうだね(笑)。

江頭P ただMSCに関しては分業をあまり細かく広くやってしまった時に、逆に管理が大変になったりもするんで。脳筋的な発想という訳ではないですけど、上から下まで、1から2まで、順番に順番に、小さなことからコツコツと編集するのが一番の近道なので。

えびP とっても細かいレギュレーションを決めて、とってもいっぱい決まり事があって、こんなこともあるよとか注意事項もあって。このイベントは格闘技だってことをさっき言ったけど、それらはもう全部格闘技で怪我させない為のレギュレーションなんだよね。怪我のないためには細かいレギュレーションを決めてしっかりと守って楽しくやりましょう、という。

江頭P だから細かくて申し訳ないんですけど、まとめてこんなもんだっていうレベルなのでそこが辛さではありますね。分かりやすく訴える説明動画を作るべきなんですけど、ちょっと手が回ってないというのもありまして。

えびP そんな一人で何でもやりたがるえがちゃんが……忘れもしない今年の正月ですよ。「えびちゃん相談があるんだけど」と始まる訳ですよ。

――ははは(笑)。

えびP 「ちょっと……告知動画を作って頂けないかと」、と、僕に来た訳ですよ。

――これまでは告知動画も含めて江頭Pが全部作っていたんですか?

えびP うん。昔は全部ね。

江頭P きつねさんとかと一緒に話してたり生でも散々言ってたことなんですけど、告知動画とかも自分で作らないといけないって義務感があったんですね。それでやるだけのことはやったんですけど、今回やるにあたって何をどう頑張っても自分の状況とスキルだと、自分の出したい告知動画のレベルに達しないっていう風に思って。「これが出来る人誰だ?」ってなった時に「あの、えびちゃんお願い、ちょっと……」って(笑)。

(一同 笑)

えびP 「あぁー……やっぱりな」っていう。

江頭P そしたら想定以上のものを作って頂けたので、感謝しかないです。

えびP いえいえ。まあ、自分で言うのもなんだけど、今までえがちゃんがやってたMSCの告知動画やOPのテイストに近いものを作れるのは、選曲なんかも全部含めて僕なのかなって。えがちゃんってMSCの主催っていうイベンターみたいな、そういう側面しかみんなわりと見てないのかもしれませんけど、僕は江頭Pというかcx0101Pの動画って本当に大好きなもんですから。「iM@S KAKU-tail Party2」の伊織のだとか、あれアホほど見たんで。

江頭P ありがとうございます。

えびP ただ、この人こんなにかっこいい動画作るのに全然伸びねえなって(笑)。

江頭P いや~伸びないですよ。だって基本的に趣味が偏ってるというか、MSCとかの企画屋を外せば、ただの洋楽だけでMAD作ってるオジサンだから。

えびP ただその偏った趣味にガッチリハマるとこんなに楽しいものはないんで。MSCⅢだったかな……OPで『Viva La Vida』流れた時の「うおおお!!」感みたいな、ああいうテイストを作れるのはなかなかないだろうなって。

江頭P だから今回投げた時に、えびちゃんには申し訳なかったけど「この曲で頼むからやってくれ」っていうのを一個投げてて。OP動画とかも、実は依頼していて。それは2番目でえびちゃんがつい買ったやつでやってくれてるのかな的な期待をしつつ。まあどっちでもいいんですけど(笑)。

えびP わりとこんな感じで趣味も近かったりして、打ち合わせしてても簡単な言葉で伝わっちゃったりするんで、やってて楽しかったですね、えがちゃんと動画作ってるのは。

江頭P 歌詞も相当見てますからねアレは(笑)。

えびP じゃあ告知動画の話でもしますか?

――はい、お願いします。

えびP 「告知作ってくれ」って言って「曲はこれね」って言われた瞬間に「あっ……これは」って察してしまって(笑)。

江頭P (笑)。

――その時は「MSCやるから告知よろしく」みたいな感じじゃなくて「曲これで作って欲しいんだけど」みたいな感じで始まったんですか?

えびP いやいや!それは最初は「告知を作って欲しいんで」っていう依頼がえがちゃんから来て。で、「出来れば曲これ使ってほしいんだけど」って言われたのが、あの告知動画のFall Out Boyの曲、アレは言ってしまえばとても喧嘩を売っている歌詞なんですよね。ありがたいことに編集部でやってた「iM@S WAVE SONIC」の大団円のEDの後に流していただけるという非常に美味しい企画を編集長直々にしてくださって。

江頭P 助かりました。まず動画は作ってできてるけど、ただその時にえびちゃんが、「アゥソニのところで合わせて何かできそうだけどどうする?」みたいな話をしてて「じゃあちょっと打ち合わせましょうか」みたいなことになって。そうすれば動画の発表のケツが決まるからいいんじゃない、ってところで。

えびP そうだね。そこで僕とアゥくんが話してたのをえがちゃんに持ってった感じだったと思うんですけど。それでまあ、流していただけることになりました。締切が決まってえびさんとっても大変になりました(笑)。

(一同笑)

えびP ちょうどそのころに仕事が忙しくなってひいひい言いながら、半目になりながら、死んだ眼になりながら作りました。で、そん時にアゥくんが「一回サンプル投げてください、どんなもんか見たいんで」って言ってきて。最初、どういうテイストでいくかといのを分かり易く伝えるために、和訳の歌詞を入れてアゥくんに投げたのね。その時に、その和訳があまりにも……某所に喧嘩を売るような形の。まぁ簡単に言ってしまえばMSCⅣなんですけど。

(一同 笑)

えびP 若干そういうものを意識はしてたんだよね、えがちゃん?

江頭P 意識というよりかは、そこもありきの。後は今回採用した曲の裏話になっちゃうんですけど、今回使った曲って、Fall Out Boy自身が長期活動停止から復活した曲なんですよ。

えびP そうそうそうそう。だから、「MSCも長期休暇取ってたけども復活」っていうのを動画のコメントで見た時に、「ああ、わかってんなーこいつ」ってちょっと思った。

江頭P なんていうんですかね。“伝わり辛いディティール”をやたら凝る癖が僕ありまして(笑)。だから選曲の時も、必ず洋楽を使うにしても歌詞を全部和訳して、メッセージ性をちゃんとチェックした上でやるんですよ。

えびP えがちゃんがそういう人だってわかってたんで、僕もこの曲の和訳をちゃんとして、「あぁなるほど」ってなって(笑)。

江頭P その後、歌詞を出さない方向でって言うのをえびちゃんが「いやいや、歌詞出したほうが面白いよ」って話をして。

えびP 話を戻すと、それはアゥくんにサンプル動画出した時に、「この歌詞は雰囲気やこういうテイストでやりますってのをわかってもらう為に出したんですけど、ちょっとアレなんで本番は消す方向で」ってやったのをえがちゃんが聞いた時に、「いや、消さないでいい。俺は喧嘩をするスタイルでやる」って真顔で言い始めてこの人。「ああ、そうなんだ、じゃあ俺歌詞中心に作るわ」って話になって、歌詞を見やすく分かりやすく出したっていう(笑)。そういう経緯があって。

江頭P (笑いながら)時々、すごい言葉入ってましたけどね。「レベルが違う」「誰も追いつけない」とか。

えびP 「俺は悪魔と契約したぜ」「俺はお前のやったことを忘れないからな」ですからね(笑)。誰に言ってんですかねこれは。これさすがにどうなのって話になったけども、「いや、俺は喧嘩を売るよ」って話だったんで、あぁそうかじゃあ面白いって。

江頭P だから、そういう風に面白いって思えるのが凄く大事で。元のPVも楽器をバンバン火にくべてるっていうとんでもないPVなんで。

えびP んで最終的にFall Out Boyの4人が拉致られてるっていうね(笑)。Fall Out BoyのPVなのにそのメンバーが一人も出てこないっていう。で、最後に車の中に拉致られてるメンバーが出てくる。

江頭P なんか、色々なメッセージ性は伝わるようにやってくれてて、凄く僕のやりたかったことをやってくれてたので、凄く良かったなと思いますね。ある意味、過去を捨てる的なところも欲しかったんですけど、それも満たすところもあって。

えびP そんなわけでまあ、えがちゃんが納得できるクオリティになってホント良かったとは思いますけど。

江頭P 今はさすがに再生数が足踏みし始めたんですけど、一万PVが見えてるんで。告知動画。

えびP 告知動画で1万再生数を稼ぐ男ですよ、僕は。

(一同 笑)

えびP 去年の年末にやった告知も一万いきましたしね。告知動画師ですよ!……それでいいのかって話ですけど。

江頭P いや全然もう。

えびP 正直、「まーた告知の依頼かよ~」とは思ったのはあったけど(笑)。でも、「MSCの告知だったら喜んでやらせてもらうぜ」って。えがちゃんのテイストを引き継いで動画作れるなんて、そんな楽しそうなことはないんで。「じゃあやりますわ」っつって。

江頭P ありがとうございます本当に。OP動画は、「このスローホントどうやってるんだろう」って思いながら。

えびP ああいう、割と洋モノPVにありがちな感じの作り方ってのをがっつりやってみたかったんで。洋楽のPVってやたらスロー使ったり、レンズフレア焚いたりするやん。

江頭P 確かに、スローとレンズフレアは山盛りだなって思います。

えびP だったらそれだけでやっちゃおうみたいな感じで作ってみたら、思いの外よくできた。

江頭P いや、バッチリですよ。フォントも大好評のようで。

えびP フォントもね(笑)。ありがとうございます。

江頭P 「ハードル高い」っていう嬉しい苦情が来はじめてるんですけど。

えびP あとアレだね。MSC知らない世代ってもちろん結構な数いるわけで。例えばアニマスから入ってニコマス見始めた人とか、当然MSCを知らない人もいたりするんで、そういう人が「MSCってなんだろう?」って過去のえがちゃんの本編動画とかざっと見てきて、「これはおもしれーな!」って言ってるのが凄い嬉しくてさ。

江頭P そうですね。ホントにそこはやってってよかったなと思うところで。正直MSCⅣは知らないですけど。

えびP (爆笑)。

江頭P 告知動画で、投稿者コメントの所に過去の大会をズラッと並べた時に、マイリスの数の桁が違うとこにまず愕然として。マイリストのナンバー数が、桁が違っちゃうんですよ。ⅢとⅣだと。他でもだいぶ言ってるんですけど、MSCⅣの告知動画に非常に僕はがっかりをしてるので。

えびP いや、いいんじゃないですか。喧嘩を売っていくスタイルで。

江頭P 作った当の本人も存在してるかすらわからない、っていうレベルになっちゃったんで。

えびP あっはっはっは(笑)。喧嘩を売るにもね。

江頭P 喧嘩を売るにも今はエアーでしか殴れないんで。

――あの人たちどうなってるのかって、そう言えば音沙汰ないですもんね。

えびP えがちゃんには(MSCⅣ開催について)一言あったの?彼らからは。

江頭P (MSCの名前を)「くれ!」って要求されたんですよ。最初にも言ったんですけど、「別にゲリラ的に始めるのは構わないけども、この形でやると僕が主催と取られかねないから、それは勘弁してくれ」って。

えびP そうな。それは、元主催に一言あっても然るべきだろうとは当然、ニコマス云々というより人としてね。

江頭P そこを踏み外した段階で嫌な予感しかしないですよね、って話で。ぶっちゃけ言うと、案の定だったんですけど色々。ただ、ボーダーとして、あの時の状況であれば予選動画の再生数は各一万以上はいかなきゃダメだよって話は散々して。それも相当前の話ですけどね、今となっては。まぁそこはクリアしたからいいでしょってところで。

えびP えがちゃん的にはMSCⅣを「あいつら絶対許さねぇ!」みたいな感じではないですよってことですよね。

江頭P 許さないっていうわけではないです。ただ、不手際は色々あったなーとか、僕の趣味に合わない所は色々あるなーっていうのは、主催が違うからしょうがないにしても。

えびP テイストは違っちゃうよねっていう。

江頭P ただ、その辺で出てた不安点とか不満点みたいなところは、MSCⅤやるにあたっては解消する必要はあるなと思ったから、色々。合作・連名可というのを敢えて明文化したのはそこなんですよ。そこは別に、見る人関係ないじゃんっていうところが非常に大切で。

えびP P名隠してやってんだったら連名だって別に隠してやったらええやんって話だから。

江頭P 合作で出してやって、合作でやった二人が悲しみ打ちひしがれるっていうこともありうるわけじゃないですか。「俺ら二人でこんなに頑張ったのになんだこれ!」みたいな。逆に「俺ら二人で頑張ってここまで行ったぜ!やったぜ!」みたいな話もあるわけじゃないですか。

――むしろ大会の性質上合作の方が、出すほうは被害を分かち合えるから、それはそれで楽しいかもしれないっていう感じはしますよね。

江頭P 個人で抱え込むよりは、ダメージは少なくて済むかもしれないっていうのはあるかもしれないですね。ただ、僕自身は主催者だから、このイベントのシステムに組み込まれて参加したことないからわかんないですけどね(笑)。だからⅣやるってなった時に、自分の名義で出そうかどうかすげー迷った時があって。

えびP あー、参加しようとしてたんだ?あっはっはっは(笑)。

江頭P ただ、仕組みとかロジックが見えている身としては無理だ、っていう。尚且つ、運に左右されるってことも痛いほどわかってるから、やった所で色んな意味でショボくなって自分が辛くなるだけだから、やめようって。そういう日和はしましたね(笑)。

えびP それはまあ、えがちゃんが出ちゃったみたいなのは面白いけど、その後どう転んでも面白くなさそう。

江頭P そうそうそうそう。それは、面白いことを基本的にやろうとして動画を作ってるっていう立場としては、自分のストレスにしかならないから、ちょっとなっていうところはありますよね。

えびP そういう意味で、告知動画は非常に僕は痛快だったんですけど。いない人をボコボコにぶん殴る感。

江頭P そこでに「いやそんなことない」って復活して直接批判くるんであれば、相手になるよってスタンスでは話してはいるんで。

えびP 「いいよ!来いよ!」っていう。そんな意味でも、喧嘩を売っていくスタイルだと。

江頭P あとは、正直やる上での不安点というよりかは、開催できるぐらいまでは(参加者に)来ていただけるような気はしてるんですよ。もしかしたらまだ、結果が出ていないので予測でしかないんですけど。参加数がそんなに一杯こなくても、最低ラインこれくらいまでくればできるな、っていうくらいは来てくれるとは思うんです。ただ、今のニコマスの最前線でやっている方々がどういう気分になるかが読めないんですよ。

えびP あー……。

江頭P 交流がない、っていうことに尽きるんですけど。結局。今まさに、好きでニコマスの動画を作ってらっしゃる方々が仮に来た時の心境がわからないんですよ。

えびP なるほどね。

江頭P ヒアリングしようにもいないんですよ、周りに。周りは焼けただれた人しかいないので。……焼けただれた人には、偽名でもいいよってことは伝えてるですけど。

えびP そうか、MSCⅢからもう7年?

江頭P 7年経ってます。

えびP 7年前はみんな喜んで見てくれたけど、今どうなんだろう。


一分で参加してもし評価が高ければ、続きを作るモチベーションになるかもしれないじゃないですか。そこが大事なんです。
――江頭P

「こんな動画作ってみたいけど……」みたいな二の足踏んでる人も「P名隠すなら作っちゃおっかな」みたいな
――えびP



江頭P あと、正直オファー出そうかすっごい迷ってるですけど。

えびP ……オファー?。

江頭P みなさんの意見をお伺いしたんですが、今、超有名MMD作者として名を馳せてしまった、ベホイミさん(ベホイミP 参考:タグ検索)の『説教部屋』どうしようっていう。


えびP あー、でもね、ベホさん自体は割りと乗り気だったよ。

江頭P オファー本当に出そうかどうかっていうところが。これは別に公表してもなんら問題がないから敢えてここで言いますけど。

えびP 多分、オファー出したらベホさんやってくれるんちゃうかなー。率先して、「ん?MSCか、説教部屋いるー?」とか言ってたから、割とやってくれそうな気もするけど。

江頭P ベホイミさんが他のフィールドでの活躍が目覚ましくて、気後れしてしまったっていうのがあって。

えびP なるほどね。いや全然やってくれるんじゃないかと思うね。なんかMSCって説教部屋あってなんぼ感じもしないでもない。

江頭P ベホイミさんをお気に入りユーザーで登録していると、突然説教部屋ができてビビるっていうことが多発するわけですよ。

――アレって、今までは依頼とかではなくてベホイミさんが自発的に作られる形で、だったんですか?

江頭P いや、依頼しました!

えびP 依頼したんかい!

江頭P 一回目がゲリラでやって、二回目からは依頼したはず。

えびP あそっか。一回目やったから、二回目もどうですかっていうのはこっちから言ったんだ。

江頭P 「説教部屋、作って頂けないですかね?」っていう。「お願いしていいっすか~」っていう。

えびP じゃあそれは、ベホイミさんに頼んでみるか。早いうちに言っといたほうがいいな。

江頭P 消されちゃったけど、9thの時のくぎゅの音声がランキングに上がってて笑うしかなかったんですけど(笑)。

――ありましたねー。

えびP あれ、東京体育館。あれは(笑)。

江頭P 新鮮なところでこれありまっせ、使えれば使ってくださいっていう。

えびP じゃあ、反省部屋も確保しますか。そんなわけで反省部屋もあるってことで。ある……かなー?

――かもしれない、と。

江頭P 反省部屋公開と同時に個別アップ解禁っていうのは、確かに目安としてわかりやすいかもしれない。運営上困ったことっていうと、とある動画作者さんが「いつアップしていいの?いつアップしていいの?いつアップしていいの?」って散々来たことがあった。

えびP 必死過ぎるな(笑)。

――でもそれは、上げた人からすると気になる所ではあるっちゃあるんですけど。

江頭P それを凄くアグレッシブに聞いてくる方がいらっしゃって。だから、MSCⅢのフィナーレのpart1に書いてあるんですけど、「part5の公開を持って個別アップ解禁します」って文言をバンッと出したんですよ。だから、今回もその形式でフィナーレの最終が上がった段階で個別アップ解禁ですよ、っていうところでご協力をお願い致しますっていう。落ちてすぐ上げても別に構わないけど、それやった時の心象を考えてくださいっていうだけで。日本人的な考えになるんですけど、基本的にはお願いしているルールを逸脱される方はイメージ的にどうなんでしょうかね、っていうところはあると思います。そこぶっちぎった人は過去に一人もいません、っていう。

えびP はい。いません。みんな空気は読んでますからね。

江頭P 不思議なんですよね。そこ、空気読まなくてぶっちぎる人が本当に出なくて。出ると思ってて、出たらどうしようっていう対応策全て無駄になってる。いいことなんですけどね。

えびP すごいよね。ここまで殺伐としたイベントなのに、レギュレーションをすっ飛ばす人はいないし、文句言う人もいないしっていうのは。

江頭P 動画のレギュレーション的な所でミスった人も僕の主催ではゼロなんですよ。これ何度も言ってるんですけど、エロゲの映像を乳首出たやつがそのまんま使っちゃった人がいて、「そこだけぼかすわ」っていうのを本人に直接通知をして、許可貰ったってだけですよ。そういう意味で言えば一回だけ。

えびP 記念すべき一回目が乳首だったっていう(笑)。

江頭P アイマスの素材を使ったエロゲのOPパロやってて、ワイプで元のやつを流してた人がいてそっちの方が無修正で。そこは「ごめん、ぼかす」って。そんなことがありましたっていう。でもホント、大雑把なミスり方をしてる人っていうのはそれぐらいでしたね。しかも、その方は当然指定範囲とかそういう他のやつは完璧だったのに、「何故そこでそれ出すか、何故気付かない?」っていう。

えびP それ以外はもうレギュレーション的にパーフェクトだったと。

江頭P パーフェクトでしたね。違反もほとんどしてないし。ある程度ざっくりして意味が伝われば大丈夫っていうところはあったんで、1フレ2フレ単位のズレはどうしても起きちゃうんですよ。ただ、そこは強烈に拘っても、申し訳ないけど対応しきれないかもしれませんっていうことは、僕は断る。こういう機会があったりとか、前で言えばアゥソニ終わった直後の生放送でもお邪魔して事情聴取を受けた時にも話してはいるんですけど。

えびP 事情聴取(笑)。

江頭P 内科部長とかいる中で。だから、申し訳ないけど、指定はしてもらってもフレーム単位にはするけど、設定如何によっては。一番あるのは多分ドロップフレームの云々で、そこを理解できなくて、ドロップフレームのまま提出しちゃって、3,4フレずれたりとかってことはあるかもしれないですね。

えびP でもドロップフレームでやる人いまいないんじゃないかな?

江頭P 30フレームになんでしたかっていうと、MMDが基本的にドロップフレームで出せないからってのもあるんですが、フレームの指定を管理する関係上、30フレームで出してくれたほうが楽なんですよ。ドロップフレームだと、確か10秒に一回5フレームずれるとかそういう変なことになるんで、万全を期すなら30フレームにして、そうじゃなければ30fpsの基準で切るよっていうだけの話なんで。あくまで技術的な話なんですけど、30fpsにして動画出力した上で切ってくださいかっていう二度手間させてる意味はそこにあるんですよね。厳密にフレーム単位で区切るんだったらそうせざるを得ないんです。ただ、ここはみんながみんな理解できるとは思ってないんで。

えびP まあしょうがないよね。

江頭P しょうがないよね。こっちはこの環境でやるよっていうところは出してあるので。だから、細かくて見辛いってのは承知の上なんですけれども、「必要なことしか書いてないんだけどあの量になったからね」っていうとこは理解して頂きたいなっていうところではありますね。

えびP はい。

江頭P だから随時質問は受け付けるっていうところで。DMでも、TwitterでDしてもらえば必ず返しますっていう。メールでもいいです。

えびP 結構厳密だからね。わかんないこともあるだろうから。

江頭P 解説動画出した所で、四割ぐらい理解して頂ければいいんじゃないかっていうレベルの解説動画になると思うし、そこが難しいところなんですよね。解説動画ホントは出したかったんですけど、ちょっとそれはどうなのかなって。

えびP まあでも、「とにかくやってみてください」としか言いようがねえな。

江頭P だから出してみて、あまりにも大袈裟な不備があったら連絡しますってことは常々書いていることなんで。そこで出してもらったけど不備の連絡とかの調整がつかない場合は、どうしても日程はずれるし。そこはもうただ致し方ないズレなんで、他の方には申し訳ないですけどってところはありますけどね。なんでまあ、最善は尽くします。やれることはやります。抜けたらごめんなさいってことはありますけど。……そんな感じで、頼りになるんだかならないんだかって言い方になるんですが(苦笑)。大丈夫です、僕が死ぬだけですから。

えびP えがちゃんホントに死にかねないからなあ。一人でホントに抱えてやる人だからさ。

江頭P 過去に一人で100本やってしまったっていうのが良くないんですよね。

えびP なまじっか実績を作ってしまったからね。

江頭P おかげでPremiere Pro(※4)の操作を手で覚えてるレベルになっちゃったんで。

※4 アドビシステムズが販売している映像編集を目的としたノンリニア編集のソフトウェアシリーズ。After Effectsと比較すると、一般的に複数の動画を時間軸で並べる作業に向いていると言われる。 初心者向けで廉価版のPremiere Elementsと、プロ向けのPremiree Proがある。

――とりあえず先ほどまでの話の中で、参加していただく人に対するメッセージは江頭さんのほうからは以上でしょうか?何か他に参加者へのメッセージみたいなものはありますか?

江頭P 繰り返しになるんですが、この大会は基本的には踏み台なんですよ。だから、「ここから有名になってやる」って気持ちで来てもらってもいいのかなとは思いますね、攻撃的に行くなら。あと大事なことをもう一個話し忘れていたんですけど、「動画を作りかけて塩漬けにしてらっしゃる方はいませんか?」と。

えびP 飽きm@s的な何かだね。

江頭P 一分で飽きました、と。「じゃあその一分こっちに出してみませんか?」っていう。一分ちょい出来てれば別に未完成でいいんですよ。3の時に多発したんですけど、未完成なら未完成っていうところでいいんですよ。

えびP このイベントは一分あれば戦える、という。

江頭P 「ここまで作ってて飽きたけどモチベーション上がらないな」でも、その一分で参加してもし評価が高ければ、続きを作るモチベーションになるかもしれないじゃないですか。そこが大事なんです。「完成品を出す必要がない」っていうのがポイントなんですよね。一分あればいいんです。

えびP 出来ればその飽きてしまったものを作って欲しいんだけど、作んなくてもいいんだよね。

江頭P ただ、期待をされてるっていうところをモチベーションにしてもらって、その動画の続きを作っていただくっていうのが一番前向きなところではあると思うんですよね。一分で作りかけのを出してみて、評価良くなかったってところで切り捨てるのもまたそれはそれで正解ですし。未完成でいいんですよ。完成してるほうが望ましいは望ましいですけど、でも塩漬けにしたけどすごいアイデアが詰まってるものがあるかもしれないし、実はすごい面白かった動画かもしれないじゃないですか。それが評価されれば見る側も期待するし、見る側の期待を見て自分でも「やっぱり面白いんだこれ、間違ってないんだ、じゃあ作ろう」っていう風になってくれるとすごく嬉しいです。ここ大事ですね。

えびP あとはまあアレだな、「こんな動画作ってみたいけど……」みたいな二の足踏んでる人も「P名隠すなら作っちゃおっかな」みたいな、そんな部分も結構あったりするわけじゃないですか。

江頭P P名がないって以上「こいつはこうだから」っていうフィルターが消えるんですよ。「単純にこの動画は良いか悪いかだけで判断してください」っていうことになるんで。

えびP 「えびPみたいな動画を作りたい」って人は、やれるもんならやってみてごらんなさい、と。

(一同爆笑)

江頭P それでやってみて「これえびPかな?」とか。

えびP そうそうそう。で、それ言われたらたとえ予選落ちしても自分的には大勝利だと思いますけどね(笑)。っていう楽しみ方もあったりね。

江頭P 「だれだれの投稿だから見る」っていうのをザクっと消せるっていうのはやっぱり大きいんですよね。

えびP それがもうMSCの大前提だからね。

江頭P だからもう、参加する方は「一分以上の動画を作れるもしくは持ってる、塩漬けにしてやつがある」っていうんであれば、それをポンと出してもらえればオッケーと。ただ、その時に「どこを切り取ればよく見えるか?」っていうプロモーション能力は必要になってくるのかな、っていうのはありますね。

えびP セルフプロデュースですよ。

江頭P そこで要は人の評価と触れることによってフィードバックが来て、自分の次に動画を作るときとかに生かされたりとか。そういうフィードバックを得られる場としては非常に良いものではないかと思いますので、奮ってご参加ください。一分以上動画を作れそうであればいいです。フルバージョンの公開は皆さまの戦略上の話になりますので、お任せしますというところですね。

えびP そこまでは強要しません。

江頭P 強要はしません。実際2が終わった後に、3の開催直前になって2のフルバージョン出してきた人とかもいたんで。

えびP いたいた。「今!?」っていう(笑)。

江頭P 3開催のタイミングで合わせました、というのもタイミングとしては正解ではあるので。決勝に残った動画だったしね、たしかそれは。

えびP そんなこんなで奮ってご参加ください、っちゅうような感じで。



このMSCってイベント自体が江頭Pのテイストに染まってるイベントなんですよね。
――えびP

悩む楽しみ、苦しみを楽しみにっていう形で見出していただければ、僕としては非常に「やってよかったな」と思えますんで
――江頭P



im@sMSC3 Finale Part 1より。
動画で参加するPも、投票する視聴者も、一丸となって喜びと悲しみを分かち合う……
そんなイベントの開幕が近づく足音がする。さあ、準備はいいかな?


江頭P あとは、不思議な縁っていうのが実際の大会の時に働くんですよね。エクセルのランダムの神様って酷いところに住んでるなっていうのがあって、伊織の手描きの動画が同じブロックに来るとか。あとは、予選の時と本選の時で、かよーP(参考:タグ検索)と他のPの人がかならずニコイチで隣になるっていう事件が起きて(笑)。

――宿命のライバルみたいな感じですね。

江頭P 宿命のライバルで「これどっちが勝つんだろう!?」っていう。上位陣じゃなくても、そういうドラマっていうのは結構いっぱい起きてるんですよ。その辺はたぶん大会終わった後の総括で「こんなことあったよ」っていうので話すのが面白いかな、と個人的には思ってます。ただ、運命の赤い糸的なものはこの大会では結構発生してるんで、そこが発見できれば。さっき言った一票差で脱落みたいな話もありますけどね。百何十票取ってるうちの一票差ですからね。

えびP ガチの戦いだけあって、結構ドラマもあるからね。

江頭P データ検証っていうのを結構他の方にお願いしてるんですよ。利害関係のない第三者機関を選んでエクセルの表を渡して、「当落ラインとか間違ってないですか」っていうチェックは必ず行ってるんです。その時に一票差っていうところがあって。ということは「この第三者機関の人が一票投票してたら上回ってたとか、そういうことが起きたんじゃね?」っていう。そういうことをしない人を選んで検証はお願いしてるんですけどね。具体的に言うときつねさんとか桃月さんとかだったんですけど。そういうところでのドラマっていうのは必ず起きてる。Ⅳでもあったんじゃないかな。そういう一票差とかすさまじい僅差での勝負とか。

えびP それを聞くすべはもう全くないわけですけど(苦笑)。

江頭P 「あの時は大変だったね」っていう苦労話が出来そうな気はしたんですけどね。やったらやりっぱなしでどっか行っちゃったのはすごく残念でしょうがないっていうのがあって。

えびP 残念だね。

江頭P そこはちょっと面の皮厚くなってもらって、「僕こういうことやりました」ってコミュニティに参加してもらえれば、今頃もっと楽しかったんじゃないかなっていう思いはありますね。あれはあれでやるだけのことはやった感はあるので、個人の趣味で片付けられる問題を避難する気も無いから、なんかなあ……っていうところで。

えびP だからね、僕が個人的に思うのは、MSCⅣやった人っていうのは「MSCⅣやりたかっただけ」だったんですよね。「MSCをやることによって面白くしよう」とか、えがちゃんが言ったみたいに「動画を次のステップに上げる、全体的に底上げしていこう」みたいな、そういう意義みたいなものは全くなく、ただ「MSCを立ち上げて俺達はやった」っていう事実だけを作りたかった感があって。それがさっきえがちゃんが言ったように残念なんですよ。始める前始める後に、「楽しそうだな、楽しかったな」っていうものが全く伝わらないまま、ただ「やりました、終わりました」っていう印象しかなかったんで。

江頭P 僕の観測範囲が狭いせいもあるんですけど、MSCⅣやった後に、なんか周りの方々が幸せになってないような気はしてるんですよね。正直僕もMSCをやったおかげで7,8年もコミュニティの中にいられて、Twitterである程度フォローも頂いて発言もさせてもらって、オフ会とかで飯食って「肉うめえ」とかってできてるのはやっぱり大きいんですよね。

えびP うん。「せっかくやるんだったら楽しめばいいのに」っていうのが簡単な感想でしたね。MSCⅣについては。

江頭P 逆に言うと、ぶっちゃけた話ルールとかを固定してやりっぱなしのことは出来るんですよ。それはカクテルとも一緒なんです。ただ、それをやっても「何が面白いの?誰が幸せになるの?」って想像力がはたらいた時に二の足を踏んじゃうというか。

えびP そうなんだよね。だってそこ前提だからね。

江頭P やって自分が面白いっていうのも第一義だし、周りも面白いってのも考えなきゃいけないし……っていう。

えびP やることが最終目標ではないからね。やって楽しくする、ていうのがイベントだから。自分だけじゃなくて他人様集めてやるもんだから、全員楽しくないとやる意味ないよね。

江頭P なんでカクテルが楽しかったかとか、カクテルであれだけ事前生放送とかやったかとか、そういうところにきちんと想像力がめぐるかめぐらないかって話なんですよね。

えびP 簡単なことなんだけどね、っていう感じ。

江頭P そういう感じですね。まあイベント論になっちゃったけど。

――そういうところがあって、今回の第五回開催っていうところが江頭さんの中には多少なりともあったんですかね?

江頭P あるにはあったんですけど、まず第一として「これ物理的に出来るか?」ってことがあって。要は、散々言ってるんですけど責任は重いんですよ。やった以上の責任は重いんですよ、すごく。やると決まって、散々やるやる詐欺をしてしまったっていうところもあって、やると決めて、きちんと……ぶっちゃけた話逃げられない状況になったうえで要は「百本の動画が来た時自分一人で編集する覚悟があるのか?」っていうところもあって。

えびP 覚悟の問題だからね。

江頭P 極端なこというと、誰かに外注で頼んだとしてもその人が確実に仕事をするとは限らないじゃないですか。

えびP どきっ!(笑)

――いやいやいや(笑)、えびさんはちゃんと仕事したじゃないですか。

えびP いや、まだまだこれからも仕事があるんで。

江頭P 例えば一番きついのが、本編とかの動画を誰かに頼みます、その人が病気で倒れました。一回僕が倒れたんで、他の合作で。その時のリスクをどう管理しますか、と。石にかじりついてでも出来るようにしないといけない。あくまで、対象は見てる方に向けてなので、見てる方に対してスケジュールは守らないといけないというのはあるんですけど、それでも前に身体がぶっ壊れて倒れたりとかしたんで(苦笑)。だからそうとう覚悟がいるんですよ。まぁMSCに関してだけかもしれないですけど。他人様の動画を預かって、人の褌である意味戦ってる以上、相当覚悟と責任がつきまとってくるんですよ。考え過ぎってよく言われるんですけどね。要はそこのモチベーションまで持っていくのが凄く大変だったっていうのがありますね。泣き言ですけど。

えびP ほんと泣き言だなそれ(笑)。でもまぁ、それはMSCに限らず全てのイベントに言えることだから。ただ、このイベントはホントえがちゃんの負担がほんとデカイんで。そんだけ思い悩んで、重い腰を上げるまでには紆余曲折あったんですから。だからこそ、良いものにしたいですなあ。

江頭P 正直、(参加動画が)100来ないでほしいとは思ってるんですよね(苦笑)。

えびP (爆笑)

江頭P ある程度許されるレベルで、管理できるほどほどのレベルで参加者の方が来て頂いて、なおかつ再生数も許される程度の再生数行ってくれればいいなあとは思ってるんですけど。

えびP 大丈夫、ドカっとくるから。

江頭P 10thアニバーサリーライブも間にはさみつつ、コミケの開催時期とだいたいかぶるぐらいの感じで……。

えびP それでもよろしければぜひご参加ください、ということで。

江頭P あとなにか足りないところとかは……?

――そうですね、今までの話の中でイベントの在り方っていうところは伝わると思います。「これぐらいの熱量でやってますんで、皆さんもかかってきてください」っていう。読んだ方がきっと、その熱量に答えてくれるだけの動画をぶつけてくださると思います。

江頭P そうなると僕は涙流しながら編集して「いやあこれ素晴らしいなあ、あと80作品か……」って思いながら……

(一同爆笑)

――それでは、お二方から締めの一言を頂きたいと思います。

江頭P じゃあまずはえびさんから。

えびP ぶっちゃけ言って運営でもなんでもないんで(笑)、江頭Pのテイストを継承したような動画を作るだけなんです。やっぱ、このMSCってイベント自体が江頭Pのテイストに染まってるイベントなんですよね。変な意味でなく、彼の独特の匂いがするイベントなんで、それを壊すような動画は絶対作りたくないなっていうのがあるし、僕自身が彼の動画のファンでもあるんで。で、お互いにどういうものがふさわしいのかが分かってる二人だと思うんで。僕と江頭さんっていうのは。だから、そういうものを守りつつ世界観をぶち壊しにしないような動画をただ作るだけです。作れるといいなあ。

江頭P 大丈夫です、えびちゃんなら大丈夫だと思ってます。

えびP はい、うん、ありがとう(笑)。気持ち悪い二人になっちゃった。

(一同爆笑)

えびP ホントにあとは江頭Pのサポートもなるべく出来ればいいなと。参加動画が何百本にもなったらさすがに手伝うしか無いだろうなと(笑)。そこらへんはまたおいおいやっていきたいと思いますけどね。でも、ほんとに面白いイベントだと思うし、ご新規さんとかも独自に調べて「これは面白そうだ」って言ってくれてるってのが何より嬉しいんで、ぜひ奮ってご参加いただければと思います。これ機会に何年も動画作ってない人も、「おっMSCか懐かしいな、じゃあいっちょまた動画作ってやろうか」ってなったら最高だと思います。そんな古参さんも、ご新規さんもぜひどんどん参加して楽しさを体感してください。

江頭P 最後に僕からなんですけど、一分以上の動画をお持ちの方、もしくは作れる方はホント気軽に参加してください。その後何か不備があれば全力でサポートしますので、そこはもう気にせず。「やりたいんだけど文面分かんねえよ」とかのサポートは全部します。なので、間口はものすごく広いです。サポート体制も可能な限り丁寧に、かつ正確にやっていきたいと思いますので、ぜひぜひよろしくお願いしたいというところではあります。別に参加数の制限はありませんので、二百本来たところで覚悟は決めますし、来たとしてもそれはそれでしょうがないと思いますので。正直参加数によってある程度ルールの変更とかはあるんですけど、皆様がご納得いただける形で提供するつもりではいますので、そこは信用していただければ非常にありがたいなと思います。なので、ぜひぜひお気軽にご参加を。
 ただ、参加するときに悩んだりとか、これは見る専と言われる方に向けてなんですが、動画を見た時に悩む楽しみっていうのもあると思います。別に悪く悩んでるわけじゃないので、「なんとか一個のことを決めなきゃいけない」っていう重みを楽しみに変えていただければ、すごくいい形で出来るんじゃないかなと思いますんで、動画での参加者、視聴者様ともども、ぜひぜひご視聴いただいて、悩む楽しみ、苦しみを楽しみにっていう形で見出していただければ、僕としては非常に「やってよかったな」と思えますんで、ぜひよろしくお願いします。

――ありがとうございました。

(了)



cx0101P (江頭P) 
2007年7月デビュー。2007年8月、ニコマス最初期における大規模イベント「底辺P祭り」を主催、同年11月には「im@s MAD Survival Championship」第一回大会を主催、以後第四回を除く全ての大会で主催を務めるなど、ニコマスでは屈指の“イベント屋”として知られる。記事中で言及があったように、映像面では主に洋楽を用いたハードな作風を得意とするが、その一方で江頭2:50を素材に用いた動画で大きなインパクトを残したため、「江頭P」の名前でよく知られている。代表作に『im@s MAD Survival Championship Ⅲ プレOP「History」』などがある。


えびP
2007年12月デビュー。生粋の伊織派であり、かすうどんをこよなく愛し最近はホワイトザリガニにお熱という多彩な面を持つ。しかしてその真髄は、クールな中に確かな熱を秘めた作風と必殺のスーパースローが冴えるPVにある。作り出される独特の世界観は「社会派」と呼ばれるほどであり、今回も告知動画でそのセンスを遺憾なく発揮している。代表作に『【アイドルマスター】“BORDERLINE”PV【春香】』などがある。

スポンサーサイト
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
http://aup1109.blog.fc2.com/tb.php/284-14ff8e3c

トラックバック

コメント

コメントの投稿

コメントの投稿
管理者にだけ表示を許可する

Appendix

プロフィール

『ニコマスとP』編集部

Author:『ニコマスとP』編集部
ニコマスをもっと楽しんでもらうためのブログ。編集部メンバーは次の12名です。
・アゥP
・ハバネロP
・朗読P
・キリキ
・keyfard
・ミントガムP
・メイド好きLP
・黒魔導P
・ムニエル
・じたP
・黄緑野郎

Twitter

検索フォーム

カウンター

QRコード

QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。