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番外ミニ企画「アイマスと同人」 -特別編:合同誌の作り方(中)-

アイドルマスターの二次創作で同人誌を制作・刊行されている方々にそのきっかけや思いをインタビューする番外ミニ企画、「アイマスと同人」。

第7回は特別編として、大作さんのコミュニティで過去に放送された『合同誌の作り方ラジオ』の内容を編集し、アイマス界隈で合同誌を作る際に、主催者側や参加者側が何を気にしなければならないのかを記事としてまとめました。放送時のパーソナリティは大作さんとよしひこさん、ゲストは『RED亭』の総帥としてお馴染みのRED.Pと『ちとろん工房!!(仮)』のna-ru//なるさんのお二方です。

※この対談記事は、この記事を含めて前編・中編・後編の3回にわたって掲載します。今週は中編です


■←前編を読む

■後編を読む→

(transcription by じたP・アゥP, edited & posted by 朗読P)



参加者の方が本気出して一枚とか何ページとか描いて、「これが今の最高のものです」って出されたら、主催としてそれはもうね、「これは載せられません」なんて言うことは絶対無いと思いますよ。
―RED.P





大作 ちなみにメールが一通来まして。

RED.P あ、メールきましたか。

大作 「お世話になります。今回の生放送で勉強させていただいております、Kと申します。少し話しづらい質問になるかもしれませんが、合同誌企画で提出された作品について、クオリティ面で再提出をお願いした・されたことはあるのでしょうか?双方についてお聞きしたいです」と。

RED.P 「クオリティ面」っていうのは下書きみたいなやつを出されてちゃんと仕上げてくださいね、っていう話なのかな?

大作 なのかな?

na-ru いや、画力が足りないとかいうのは同人ではね。

RED.P 画力が足りないっていうのは、僕のところではない。というかあり得ないことなんで。あ、でもエロ方面だと修正はあるかもね。

大作 まあそれはあるかもしれないですね。

RED.P 実力的な話では、ないです。

na-ru うちもないですね。

RED.P 誰でも構わないし。

大作 たぶんこの質問としては、実力面だとか内容とかの話になるのかなと思いますけど。

RED.P 依頼型だとそこに関しては、ねえ?

na-ru そうですね、先に選定しちゃうんで。さっき言ったように下書きで出されたって事もないですし。

大作 もし(そういうことを)やるとしたら、ある程度募集をした段階で判別する感じになってくるんですかね。ただ「(レギュレーションに沿っていれば)何でもOK」という形だからこそ、いろいろな方向性の作品が集まってくるというメリットがあるんだと思いますし。だいたいの合同誌は、たぶんクオリティ面について云々っていう話はないのでは、と思います。

RED.P そうだね。だから「自分はまだこのぐらいの絵しか描けないから参加しない」っていうのは、僕としては「ちょっとつまんない言い訳をつけてるかなー」って思うのが正直なところ。

大作 同人だからこそ、そこはどんどんやってみて、という感じがあると思いますんで。

RED.P 「もうちょっと上手くなってから」って考えてたら、いつまで経ったってそのラインは上がっていっちゃうからね。

大作 まずは一個、自分の中で完成させたものを作るってことが、実力を上げる第一歩ではありますから。

RED.P 参加者の方が本気出して一枚とか何ページとか描いて、「これが今の最高のものです」って出されたら、主催としてそれはもうね、「これは載せられません」なんて言うことは絶対無いと思いますよ。

大作 「その気持ち、ありがたくちょうだいします」って感じになりますもんね。実際、もちろん絵の上手い下手は何かしらあると思いますけど、(参加者の方が)自分の中で描き上げて完成したものを「どうぞ」って出されたら、どんな形であれ「これはいい原稿だ」と主催も感じると思いますもん。

RED.P 結局、募集型に関しては、そこはどうしたって参加する人の気持ち次第なんですよ。最終的なところの判断って。判断というか、(参加)する・しないのラインもね? だから、僕は基本的にそういった面で修正をお願いしますって言ったことはないんですけど、逆にもし「(参加)どうしよう」と迷っていたら、「描いたらいいじゃん」と言うつもりではいるので。

大作 仮に主催者側で、クオリティ面に怖さを感じるのであれば、それは募集型じゃなく依頼型のほうでやるのがいいんじゃないかなと。募集型の告知で「一定以上の画力のある方」みたいことは、たぶん書かないと思いますので(笑)

RED.P いや~、そんなことしたら集まんないでしょ(笑)

よしひこ その「一定以上」ってどこか分かんないしさ(笑)

大作 まだね、「自身で少なくとも一度サークル参加をされたことがある方」みたいなのは分かりやすいけど。

RED.P それはあるかもしれないね。

na-ru 同人経験要、とかは参加条件であったりしますね。

よしひこ それについては、募集要項に設けても大丈夫なラインだとは思うんで。





初めて実際に本になったものを手にして、めくってもらうっていうのがね、(合同誌を)やっている意義でもあるんで。
―RED.P





大作 あとはもう一個メールで質問がありまして、「"合同"と"アンソロジー"って言葉の違いは何ですか?」と。これ、僕はよく分からないんですけど、同人だとたぶん一緒でいいんですよね?

RED.P 一緒でいいんじゃないの?

na-ru 細かく分けると一応あるみたいで、自分はちょこちょこ使い分けてます。一応「合同誌」になると、参加者全員でお金を出して作っているものということらしいんですよね。

RED.P あ、そうなの!?

na-ru そうみたいです。だから全員均等な責任というか、そういう扱いなんだと思いますね。なので自分はそれ見た後に「じゃあ気をつけないとな」と思って、(『八重緋桜』の)告知ページには「アンソロジー」と書くようにしてます。

RED.P あー、でもあれだよね。たしかに普通に書店で売られてるやつって、絶対「アンソロジー」って書いてある。

大作 合同本とは書きませんもんね。

RED.P (元がそういう意味なら)合同誌ではないもんね、たしかに。

大作 このKさんのメールによりますと、女性向けジャンルのほうでは、「合同誌」というのが同人サークルを持っている方々が参加する形式でサークル名を載せる場合の呼び方。一方で「アンソロジー」はサークルを持っていない方々も参加しているのでサークル名を載せることはない、って違いらしいですね。アイマスではあまりそういう書き方は見ないそうですが、そういう分け方もあるようです。

よしひこ でもあまり明確に分かれているというわけではない感じですかね。

大作 ことに、アイマス同人界隈では(その違いは)あまり考えなくても大丈夫なのかなとは思います。

よしひこ 自分は合同誌って言われたほうがなんとなく分かりやすいなーって感じがある。

na-ru アンソロって言っちゃうと、商業っぽくなっちゃうんで。

よしひこ 買う側としては、あまりそこまでは気にしてないと思うんですけどね。

RED.P まあね、いろんな人が描いてるよってだけのことだから(笑)

大作 他にもね、こういう質問に答えることができますので気軽にメールを送っていただければ。こっちが結構訊きづらい質問でも、ある程度なら答えられると思いますので。コメントでもありましたけど、報酬の話だとかそういうこともあるかもしれませんからね。実際、合同誌の中には報酬のあるところもありますから。

RED.P そうですね。

大作 そこに関しては依頼型とかになってくるんだと思いますけども。

na-ru まあそうでしょうね、やっぱりね。

RED.P 募集型はさすがにそれを言っちゃうと、それこそ変な人が来るかもしれないからちょっと怖い。

na-ru (募集要項には)書きづらいでしょうね。

大作 募集型にして、1ページで5,000円です!みたいにしたら大変なことになりますからね(笑)

RED.P 大変なことになりますよ!(笑)

大作 募集型での報酬としては、献本とかならあるかもしれませんけど。

RED.P そうだね。献本はたぶんどこでもやってると思うんですけど。

na-ru ありますね、だいたい。

大作 昔、赤さんのところに初めて参加した時には、今までの既刊が全部ゆうパックにまとめて送られてきて(笑)

RED.P あの時ね、余ってたんすよ、いっぱい。最近できなくなっちゃったんだけど。

大作 もうパンパンに入ってましたからね!(笑)

RED.P 2年前くらいのやつは余らせといてもしょうがねえと思って。それで(ある回で)参加してくれた人には昔に作った分も見てほしいなと思ったから、残ってたやつを送って(笑)。そうしたらガンガンなくなっていって、今ではすっかり売るものがないというか、最新のやつくらいしか残してないんで。

na-ru 赤さんは献本も大変ですよね。特にサークル参加されてない方が多いと思うんで。それについては郵送?

RED.P そうそう。40人いて13人ぐらいかな、今回郵送したのは。これに関しては相手に信用してもらうしかないから、(献本のために)住所教えてくださいって言って、こっちから郵送する形にしてるんで。

大作 そうそう、実際ね、住所とか名前とかをあまり公開したくないなって方だと、「ちょっと今回は遠慮させていただきます」みたいな返信もあるかもしれませんからね。

RED.P できれば僕は、本になったものを手に取ってほしい。特にうちの参加者ってあまり自分で本を出さない方が多いということがあるから。初めて実際に本になったものを手にして、めくってもらうっていうのがね、(合同誌を)やっている意義でもあるんで。

大作 献本とか、あとは参加者打ち上げのほうでちょっと負担しますよ、というところがあるくらいの感じですかね。

RED.P そうだね、そういうところもあるね。

大作 もちろん報酬があるところはありますけど、基本はだいたい無いもんですよね。

RED.P 結局、仕事でやってるわけじゃないんで、みんな。

大作 そうそう、そうなんですよ。

RED.P 仮に、頼む相手が仕事として絵や漫画を描いている人だったら、報酬は考えたほうがいいんですけど、そうじゃないんだったら、みんな趣味でやってることではあるから、最低限のルールや礼儀を守って、というところでいいんじゃないかなぁと思ってますけど。

大作 ちなみに今から「俺合同誌作るわ!」ってなって冬コミには間に合いますか?(編集者注:2015年8月30日時点)

RED.P あ、間に合いますね、今からなら。

na-ru 間に合うでしょうね。

大作 間に合う! おおー。

RED.P 冬コミだったら間に合います。

大作 なるほどなるほど。それだったら、今この放送を聴いてね、「ちょっと俺もこんな合同誌やってみたいわ」っていうのでやることができるかもしれませんね。

na-ru もちろん、早めに動かないとダメだとは思いますけどね。

RED.P 今からすぐ募集をかけて、冬コミだったら少なくとも11月より早目ぐらいがいいかなあ。

大作 早いところだと、〆切が10月末までとかもありますからね。

RED.P あまり一人あたりのページ数が多かったりすると大変だろうけど。

よしひこ 先ほどお話をうかがった流れで言うと、1~3(コンセプトを決める~原稿の仕様を決める)のところは早々に決めちゃって、ということですね。

RED.P そうですね。

大作 じゃあ仮に僕が今から「難波笑美(参考リンク:pixivニコ百)合同誌を作ります!」と―

よしひこ アンタ本当に作れや!(笑)

(一同 笑)

大作 「難波笑美合同誌を作るぞ!」っていうそこがコンセプトの基本になるわけだよ。それで僕は基本的に漫画形式で描いてるので「漫画の難波笑美合同誌を作ろう!」と決めたとするのであれば、まず締切を11月末とかそのぐらいに決めておいて、原稿としては漫画で最大6ページ、4ページぐらいにして……みたいな感じで告知するって感じになっていくんですかね?

RED.P そうですね。あとは原稿のサイズと。

よしひこ カラーかグレースケールか、とか。

RED.P うちの場合、「グレスケで!」って言ってるんだけど、あれ結構カラーで送ってくる人もいるんで。

na-ru それは、フルカラーで来ることもあるってことですか? 特にイラストソフトによっては、グレスケにならないとかがあるんで。

RED.P ああ、そうそう、結局それなんだけどね。まあそこに関しては「使ってるソフトがSAIですから」って言われちゃうと「あ、わかりました」って言うしかないんで。グレースケールにはできないから。そうしたら最悪の場合、ファイルの解像度とサイズさえ合っていればこっちで変換はするんだけど。

na-ru 逆にカラーでしか出せないのなら、出す側は予めモノクロベースで作ればいいし。

RED.P うん。カラーでも、元から白黒で描いているんだったら基本的にはそんなに変わらないはずだから。

大作 そうですね。

RED.P ただ、カラーで描かれたものをこっちでグレスケにして、ってなるとそれはちょっと……。

大作 覚悟しとけよ、みたいな(笑)

よしひこ 明暗の印象とかが維持されるとは限らないんで、そこらへんはご了承ください、みたいな感じになるよね。

RED.P そういうこともあるんで。

大作 あとは(ペイントソフトの)初期の解像度がだいたい72dpiになっているので、それでそのまま出しちゃったとかね。

RED.P そうなんですよ(笑)

よしひこ ソフトがないからといって、「じゃあ買え」とは言えませんもんね、こっち(主催側)としては。

RED.P そういうところは足枷にしたくないから、サイズさえ合っていれば、まあなんとかできるかな。

大作 そう、サイズさえ合っていればね。あとはこちらで出力をどのくらいにするかってなってくるのでね。いろいろ調整はできるでしょうから。

RED.P はい。

大作 そっかー、じゃあ今から難波笑美合同誌が作られる訳か。誰か作ってくんねーかなあ。

よしひこ 大作さん、タスク的にもう無理でしょアンタ(笑)

大作 まあね(笑)

よしひこ まず生放送やめようね、って話になるから。

(一同 爆笑)

大作 それに、難波笑美の漫画を描くやつがこの世に何人いるかですよ!(笑) 僕が知っている中でも2,3人ぐらいしかいないんですよ。

RED.P いや、でも今のタイミングなら描いてもいいっていうか、アニメにも出てるから。

大作 アニメに出たしね。

RED.P 別に全然、描こうと思えば描けますよ、みたいな感じかな。

大作 問題は俺が忙しくて描けないんだよな、今なー。

(一同 爆笑)

よしひこ 破綻してんじゃねえかよ!

RED.P ダメじゃねえか!





ライブ始まっていきなり『約束』歌われても困りますからね。
―よしひこ





よしひこ お二人とも、自身が主催する合同誌では原稿も描かれているわけですが、どのあたりで自分の分を描くんですか? やっぱり原稿を回収する流れの中で描いているんですか?

RED.P その話するぅ?(笑)

(一同 笑)

na-ru 僕は普通に最初から描いてますね。できあがりがいつになるのかはその時によりますけど、基本的にはずっとやっています。

RED.P na-ruさんのところだとアレでしょ、基本的に(原稿を)偶数ページで集めてるから。

na-ru そうですね。その辺も結構細かく設定しちゃってるんで。

RED.P うちもそういうのを最初に書いておけばいいんだけど、それは募集要項に入れてないので、ページ数が4の倍数にならないことがあるんですよ。だから俺は、基本的にページ数が確定するまでは決めてないんですよ。

大作 あー、なるほど。自分で調整するんですね。

RED.P 自分のページ数で最終的に4の倍数にしよう、って思ってるのでいっつもそれで遅くなるんですよ(笑)。これは悪いクセで、本当は最初からある程度描いておいて、1~3ページの原稿が集まってから残りを描き足せばいいんだけど、どうもそれができない人間なんで。

(一同 笑)

RED.P あ、あと掲載順の話はしてないね。この話だと、na-ruさんのところでは何か明確なものってある?

na-ru 掲載順は、普段だと原稿が集まってから決めてます。ただ、これ結構あると思うんですけど、自分のやつをどこに置くかって、みんなかなり悩むと思うんですよ。

大作 あー、でしょうね。

na-ru 分かりやすく最初に置くのか、最後に置くのか。それとも、真ん中あたりにこそっと置くのか。その辺を結構悩むと思うんです。俺は分かりやすく、「いいや最初で」って冒頭にポーンと置いてるんですけど。というのも、だいたい自分の漫画は流れがギャグ漫画なんで序盤のほうがいいかな、と思ってそこに置いてますね。あとは集まった原稿の流れとかで決めてます。それと、ページ数は依頼の時に詳細として連絡しているんですけど、今だと2ページ~8ページにしていまして、その範囲の偶数ページ揃えでお願いしますというふうにしているんですね。そうして集めると、それぞれ2ページだったり4ページだったり、2,4,6って送られてくるわけですけど、そのページ数の重みを順繰りに、例えば2,4,6,4,6,2とかそんな感じになるように考えてやってます。あんまり2ページの短い話が連続になるよりは、そうやってバランスよく配置したほうが読みやすいかな、と。

よしひこ なるほどね。

na-ru コンセプトの似たようなやつを真ん中に合わせて置いてみるとか。

大作 なるほど。『RED亭』のほうは?

RED.P 僕のところはまず、しんみりしたやつは最初に持ってこないですね。

大作 まあそうですね。一曲目にバラード置かないですからね。

RED.P あとは(募集型だと)どうやったって、内容が結構バラつきます。勢いがいいやつだったりギャグ漫画だったりシリアスだったり、だいたいその3パターンなんですけどね。プラス、うちだとイラストも入るのでそれらの合間合間にイラストを入れて、メリハリというか、ストーリーラインとまではいかないけれど、序盤は賑やかに勢いがあって、中はよく分かんないやつがきて。

(一同 笑)

RED.P 本当にうちはちょっとよく分かんないやつがあるんで……(笑)

na-ru うちもそんな感じ(笑)

RED.P そして、しんみりしたやつを最後に置くっていう感じにはなるんですけど。

na-ru うちの場合、真ん中あたりに野球系を置く(笑)

大作 あー、確かに!

RED.P だからまあ、誰が組んでも基本的にはそんな感じになるんじゃないかな。さっきも言ったけど、「一曲目にバラードは歌わない」っていうのはそういうことなんですよ。基本的にアイマスライブで、今井麻美は主に締めのほうで歌ってるでしょ? どうやったって最後になっちゃうんだってあの人は!っていう感じになるんで。

よしひこ ライブ始まっていきなり『約束』歌われても困りますからね。

RED.P そう、「まだこっちできあがってないんですけど!?」ってなる。

よしひこ そこは『キラメキラリ』でお願い!ってなる。

大作 逆に最後に『キラメキラリ』置くわけにもいかないからな!

よしひこ 「もう体力残ってねえよ」ってなるから(笑)

RED.P アンコールならまだワンチャン……いや、やっぱキツいな(笑)。(アンコールなのに)ソロじゃねえか、ってなるわ(笑)

大作 だったら『GO MY WAY!!』を入れます、みたいな。『キラメキラリ』よりは(笑)

よしひこ なるほど、分かりやすい。

大作 ある程度定番の置き方みたいなものはあると思いますけど、そこはそれこそ何かのCDアルバムの掲載順だとか、ライブのセットリストみたいに考えていただければいいかと。

RED.P ただ、別に「このあたりに入れてもらうべきかな」なんて(参加者側に)考えて描いてほしいってわけでもないから、(参加する側は)好きなものを描いたらいいと思うんですよ。

na-ru 集めてみると、だいたい程よくバラけてくるよね。

RED.P だからそんなに気にしなくていいと思いますよ。描くほうとしては。

大作 俺は、今まで一回もトップバッターやったことないからトップバッターやってみたいな。トップバッターになるような漫画描こう(笑)

(一同 笑)

RED.P 大作さんがトップバッターかあ(笑)。だいたい面白いやつ来ちゃうからなあ(笑)

よしひこ 大作さんは、明らかに中盤なんだよなあ(笑)

大作 (中盤って)たぶんスタンダードな笑いじゃないものが載るところだから(笑)

RED.P そう、それもある。

na-ru うちのだと今回は最初にオッサンくるからなあ……。最初にヤクザが来る、ヤクザばっかなの(笑)

大作 お嬢の登場よりも、ヤクザが多いからなあ(笑)

na-ru あの漫画、男のほうが数多いから。

大作 わりと村上巴だったら、ヤクザネタだったりとか野球ネタだったりとか百合ネタだったりとか、みたいなものは結構分かれてきますからね。それでまとめておくこともできるでしょうし。そうかー、掲載順か。それも決めなきゃいけないの大変だな、ページ数の関係もあるし。

na-ru でも楽しいですよ。

よしひこ うん、楽しそう。

na-ru それをやっている時が、一番作業的には楽しいかもしれないです。

大作 なるほどね。

RED.P まあね。もらったやつをどうするか、ってのが(合同誌の作業では)やっぱり一番楽しいですよ。

na-ru 逆にそこを楽しめないとキツい気がするな。

RED.P 当たり前なんだけど、主催が最初に他人の原稿を見られるわけですよ。それってすごく楽しいですよ。今回てつこさん(参考リンク:Twitter)もそこら辺が楽しかったって言ってました。チェックが必要だからこそ、まず僕らが見るわけですけど。

大作 ぜひそこに楽しさを見出していただきたいって感じですね。

RED.P あとは今コメントで流れた、「逆に主催がやっちゃいけないことはありますか?」……いやあ、途中で企画を投げちゃダメでしょって話になっちゃう。やむなくポシャるのは、まあ、いろいろあるけどね。

大作 ポシャる理由も本当にのっぴきならない理由だったらしょうがないところはありますけど。まあ、主催としてね、可能な限りは。

RED.P 自分がゴールを決めて走り出したんだったら、それをゴールさせなきゃいけないのが主催の最低限の条件なんで。

na-ru またそこで、ゴールを決めずに走り出してしまうのもよろしくないですよね。そういうものも、ちょこちょこ見られるかなと思うので。

よしひこ でも本当にのっぴきならない理由があって、それでもやめますって言わないのも、逆に参加者にとってはすごく負担ですよね。

RED.P それはそうですね。

よしひこ だからもし主催を降りるんだったら、参加者に原稿依頼している状態であれば早めに「ごめんなさい。出せません」って言って、きちんと事後処理をしなくちゃいけないですよね。

RED.P だろうねえ。

大作 そこのハンドルをどう切れるかっていうところはあるでしょうね。

RED.P (コメントを見て)ああ、やっぱりいるんだね、体壊して企画倒れちゃったの。

na-ru そこはもう仕方ないですからね。

よしひこ それはもうどうしようもないでしょう。

RED.P だから何度も言うけど、仕事じゃないんでね、これは。同人誌なんで。本当にダメな時はダメだっていう話をしたほうがいいんですよ。変な義務感で無理してまでやるよりは。

na-ru 絶対にやり遂げなきゃいけないものではないですからね。ただ、無理な場合は早めに連絡を、という。

RED.P そこは最低限度の礼儀ですよね、倫理的には……。

よしひこ 一般常識というかね。

大作 (どこかのコミュニティに関わるという点で)社会生活の一つにはなってきますから。

RED.P そこは守らなきゃいけないからね。

よしひこ やっぱり「報連相」は主催・参加者どっちもしっかりしようね、というのが大事なところですね。





できる限りは一回自分でサークル参加して本を出してみるという経験をしておいたほうがいいのかな、とはちょっと思ったりしますね。
―RED.P





RED.P あとは参加者側から見て参加する・しないっていうところの判断基準として、どうしても「主催者がこの人だったら大丈夫」とか「この人大丈夫なのかな?」っていうところが出てくるとは思うから……。「(主催が)描かない人で大丈夫なの?」とかいろいろ見かけたこともあったんで。まあね、同人ゴロの話じゃないですけど、「本を作ったことは全くないんですけど、作りたいです」って言われると、よっぽどじゃないと参加者は「え、大丈夫なの?」って思うよね。

よしひこ 実績のあるほうが分かりやすいっていう部分もありますし、信頼できるって部分もありますからね。

RED.P だから、例えば最終的に「本出してみたい。合同誌出してみたい」って思ったとしても、できる限りは一回自分でサークル参加して本を出してみるという経験をしておいたほうがいいのかな、とはちょっと思ったりしますね。

大作 合同誌の企画も本当に身内だけでやる、みたいなものならまだいいんですけど。TwitterとかTwiplaとかで募集して……となってくると、判断が参加する側に委ねられてくるので、こちらとしてもどうしていいものか、と。依頼がきた時も同じように考えてしまうところは正直あります。

RED.P 例えばうちの合同誌だって、別に最初から40人いたわけじゃないので。最初の頃、その当時はまだ僕も一応個人誌を2,3冊出していて、「こういうことをやりたいんだ」っていろんな人に声かけて……。それで、9人ぐらいだったかな? 10人いかないくらいの規模で作り始めているから、いきなり大きいことをそうそうできないっていうことは分かってるし、実際その通りだったってことも分かってるんで。今日の放送では、「これから(合同誌の企画を)始めてみたい」っていう人たちに、もちろん誰でも(やろうと思えば主催を)できる、っていう話をしているところではあるんですけども、ただそこにはいろいろとステップを踏むなり、必要な段階はあるんだよ、という話も少しはしておこうかと。

na-ru まあ最近だと、Twiplaで気軽に募集できるっていうところもその辺に関わってくるんですかね。

RED.P そうなんですよね!

大作 気軽過ぎるのもなんかちょっとね、っていう。

RED.P いやー、気軽にできるよね、今ね!(笑)

大作 さっきコンセプトや作業の順番の話をしましたけど、「人が集まってから原稿形態考えようか」みたいな人も、中にはいるかもしれないとは思うのでね。それだとなかなか(企画を成り立たせるのは)難しいと思うし、人の集まり具合で(本が)できるできないってなってくると、またちょっと違う問題が出てくるのでね。

na-ru 「集まってからやるか決めます」ってなるとちょっとね……。

よしひこ 逆に動きにくいもんなあ。

na-ru 周りの動きを見ながら、とかになる(笑)

RED.P 「やるって決まったら呼んでよ」って話になっちゃうもんね、そこまでいくと。

大作 (企画を実際にやる条件が)「何人いたらやります」とかなら、まだ少しは分からんでもないけど。

よしひこ Kickstarter(※13)みたいにね。

※13:米国発のクラウドファンディングサービスの一つ。資金面等で支援を受けたい企画やプロジェクトを登録・アピールし、期限までに他の会員からの支援金額や予約受注件数の目標が達成されれば、実際に製品等を生産し、支援者に配布等の形で還元を行う。

na-ru 10人集まったら、とかね。

大作 そうだね、そういうクラウドファンディングみたいな感じのね(笑)。自分たちの信用を担保にしているわけですから。

よしひこ 判断基準が見えないと、もうどうしていいか分かんないからね。

na-ru ただ何となく「合同誌が作りたい」で始めるものではないとは思いますね。

RED.P そうですね。

よしひこ 周りがなんかやってて楽しそうだから、って言ってできあがるものでもなかなかなさそうですからね。

RED.P それがあるから、一応今回ちょっとね、(原稿を)集めてからが大変だよって話もしてます。1番から4番(コンセプトを決める~告知をする)までは本当に誰でもできちゃうんだけど、5番から8番(原稿を回収する~入稿する)までの流れっていうのは、どんなに泣き言を言いたくなっても、もしくは言われようと最終的にはやらなきゃいけないことなんで。だから、それをやり遂げられるっていう人なら主催をやったらいいし、って感じになっちゃうかな。

大作 それと、ヒューマンエラーが起きるときもありますので。

RED.P はい、ヒューマンエラーは絶対起きます。ヒューマンエラーの塊なんで、ボク(笑)

(一同 笑)

RED.P まあ数々のエラーを起こした上で、今の運営体制に段々と移行していったんですけど。最初なんて本当にアレでしたからね、参加表明の連絡手段を「もう何でもいいですよ」って言って、それこそ「ブログのコメントとか(Twitterの)DMだったり、メールだったり何でもいいんで」っていうふうにしていたら、ちゃんと全部自分で見ていたはずなんですけど、どうしても抜けがあったりしたんで。だから、メールフォームとかは絶対に作っておいたほうがいいです。まあTwiplaだったら、そこの管理は一番楽なんだけどね。ただTwiplaはTwitterをやっている人という前提ができちゃうんで、俺はそれが嫌だったから一応毎回ブログのコメント欄で参加コメントをしてください、ということにしているんですけど。

よしひこ 『RED亭』は(参加表明先が)Twiplaとかじゃなくてブログですもんね、完全に。

RED.P はい。

大作 そこは結構ね、どうしても起きちゃうところがあるので、チェックを何回も行わないといけないこともあるでしょうし。

RED.P そうですね。その辺がいろいろあるからね……。

na-ru 俺も正直なところミスはあるし、連絡が遅かったりもするんで、あんまりいろいろ偉そうな事は言えないんですけど。

RED.P これって、別に特別でもなんでもなくみんなに起きうることなんで。もちろん基本的には、こっちもすごく気を遣ってやってはいるんですけど、そういうこともまれに起きてしまいますよっていう話。

よしひこ ヒューマンエラーはお互いが極力ないように意識していくしかないってことですよね(※14)。

※14:ヒューマンエラーを原因として致命的な事態が引き起こされるまでの経過と関係性については、スイスチーズモデルが古典的な例えとしてよく挙げられる。これは、いくつかの穴が開いているチーズ1枚1枚をヒューマンエラーへの対策とみなしたとき、その穴が全て重なりあってしまった時に事故が起きることを比喩したものである。事故の確率をゼロにはできないが、何らかのエラーが起きても可能な限りプロジェクトが破綻しないようにするには、このチーズにあたる対策を何重に用意できるか、かつその穴(=弱点)をいかに重ならないようにできるかが鍵となる。念には念を入れよう。





来る人が増えたからと言って、めっちゃ買ってくれるだろうっていう考え方は危険なんですよ。
―RED.P





大作 じゃあもうちょっと踏み込んだ質問をさせていただこうと思うんですけど、合同誌って刷る数をどういう風に決めてるの?

na-ru 部数の話するんですか?(笑)

大作 明確な数字は出さないにしても、基準とか何かあるなら。例えば俺が今、難波笑美合同誌を出すならどのくらい刷ればいいのかみたいな基準が知りたい。

(一同 笑)

RED.P それはでも、大作さんの場合は自分で本を出してるでしょ?

大作 ええ。

RED.P それと同じくらいは、正直俺は捌けると思うのよ。

大作 そうなんだ。でも難波笑美だよ?

na-ru いやいやいや(笑)

RED.P そんなこと言っても、『大作のいるサークル』から出た新刊ですよ、というものでもあるから、そこは難波笑美だから買わないっていう人はいないでしょ。

大作 ああ、まあ。むしろうちに来るなら難波笑美、みたいなところもあるかもしれないし。

RED.P だからこの話に関しては、完全に初めてサークル参加しますっていう人たちには、正直できない話ではある。

na-ru (初参加の場合は)本当にそこは分からないです。

RED.P それは本当に分からない! (合同誌の主催に)どのくらいの実力があるかも分からないし、その本の参加者にもよるから。

na-ru お互いの経験談で言うとね。俺の場合は、自分の個人誌とほぼ同じです。

RED.P あー、そうだよね。

na-ru 内容としても、大体似たようなものということで考えやすいので。そこは楽なんです。

RED.P 絶対そうするべきだよね!

na-ru そうそう。逆に、今まで主催したことのある人で「自分の普段の個人誌よりもすごく(部数が)出た」とかそういう例があるんだったら聞いてみたいと思いますね。

大作 あー、なるほどね。じゃあ逆に「今回は人気のある渋谷凛の合同誌を出すからちょっと多めに刷ろう」っていう風に考えるのは結構間違ってる?

RED.P 間違ってると思う。それはちょっと違うと思う。

大作 そこを勘違いしてる人、俺結構いると思うよ!

よしひこ あー、いると思う、そこは。キャラ人気で、っていうのは。

RED.P 売れ線っていうところの話で(部数を)見てるかっていうと割とそうでもなくて。例えばうちは今回部数的に(前より)落としたんですよ。アイドルマスターの人気が増すに伴って合同誌だけじゃなくてサークルもめちゃくちゃ増えた中で、会場に来る人は増えるとしても一人あたりが買う冊数の上限がどんどん上がっているわけではない、そういう状況で正直な話、このアイドルマスターの合同誌を手に取ってもらえるかどうかで考えたので。結局、一人あたりが手に取れる数ってそうそう変わらないから、来る人が増えたからと言って、めっちゃ買ってくれるだろうっていう考え方は危険なんですよ。

よしひこ 分散しますもんね。

RED.P うん。だから特に、僕のところっていうかうちのサークルに関しては、もう1年半同人活動をやっていなかったっていうこともあって、僕個人が活動をしていなかったそのブランクによって、今回作った合同誌のほうも出る部数が下がったという影響があったので。単純に「合同誌やるならいつもより刷ったほうがいいんじゃないの」というような、「合同誌やっとけば売れるだろ」みたいな考えはやめたほうがいいと思いますよ。

大作よしひこ なるほどなあ。

大作 (その本の)主催者とか参加者の顔ぶれを見て(刷る)数を決めたほうがいいって感じなんですかね?

RED.P そうそう。だから、毎回すごく売れる合同誌を作っている方だったら、それはそのままやっても構わないっていうのはあるけども。「これから合同誌を始めます」という人だったら豪気にはいかないほうが。少なくとも、基準としては自分で出している本(と同じ部数)でいいと思うよ。

大作 ほうほうほう。

RED.P だって、それより増える・それより減る、はそんなにないでしょ!? na-ruさんもさっきおっしゃってましたけど、個人誌と同じくらいなんでしょ?

na-ru そうですね。

大作 なるほどね。この刷る数っていうのはなかなかね、デリケートなお話ではありますけど。参考基準みたいなものがあるのは本当にありがたいので。とりあえず、「キャラ人気だけで考えるのは危険だぞ」ということが分かっただけでも、かなりの収穫かと。

RED.P そう、それは危険だけど、ただ大作さんの場合は自分で本を出しているから、大作さんの本の実力分は少なくとも見積もっておいて大丈夫だと思います。

大作 なるほど。自分のサークルを基本において考えても大丈夫ってことですね。

na-ru それもあるんで、一回くらいは(自分のサークルで)参加しておかないと、っていうことですね。

よしひこ さっきの話と繋がりますよね。

RED.P いきなり合同誌をやって、ということだともう部数なんて分かんないでしょ、正直。「何か盛り上がってるから・売れてるからやろう」ってなっちゃうので。

na-ru 初参加でめっちゃ刷ってすごく余ったって話も聞くし、逆にすぐなくなったって話も聞くから、そこは全然分かんないんですよ。今までの過去の自分の実績を信用するというか、それを参考にするしかないと思います。俺からはそれしか言えないですね。

大作 いやー、こういう話をする場ないもんなあ。

na-ru なかなかないですね。飲み会でする話ですよね(笑)。飲み会でなら、部数の話とかバンバンしますよね(笑)

大作 そうそう、飲み会だったら部数の話とかバンバンしますね。「これ捌けなかったわー」みたいな話、めっちゃしますもん(笑)。でも実際、この放送がなかったら、実情としてどのぐらい捌けるかとか、合同誌ではどういう問題が起きるのか云々みたいな話って分かんないからね!

na-ru そうそうそう。

大作 また、それこそ商業作家で描いている方々だと、こういう生放送でお話されたりすることってそんなにないので。

RED.P 絶対ないだろうね。

na-ru 実際、俺もこれが初めてですからね。

大作 そうですもんね! ……そういう事になるからね、なかなか部数をどうするかって難しいと思う。





周りの同人サークルとの兼ね合い、持ちつ持たれつというところがあるので、あまり極端な価格破壊を起こしちゃうのはよろしくない。
―na-ru





よしひこ じゃあメール読んでいきましょうか。「売り上げは次のイベントの参加費や印刷費に回しますか? 赤字になったら足りないお金は主催負担ですか?」と。

大作 なるほど、売り上げか。

na-ru まあお金の話だね。

よしひこ ちょっと突っ込んだお話になりますけど。

大作 そうですね。さっき、儲かる・儲からないではあまり考えないほうがいいって話がありましたけど、どうがんばっても最後は赤か黒かになるんでね。

RED.P 『RED亭』は基本的に赤です。黒になったのは一回だけだったかなあ。

大作 あー、そうなんだ。

RED.P 一年半前はわりと黒だった、気がする。

大作 まああの分厚さで、あの値段で出したら、どれだけ売っても赤になりそうなもんではありますけどね。

na-ru 昔600円とか700円でしたよね?

RED.P いや、初めは500円だった。500円だったんだけど「さすがにお前500円はやめろ!」って言われて(笑)

大作 500円はもう市場破壊だよ!(笑)

RED.P それで怒られたんで、しょうがないからちょっと上げるかって思ったんだけど、基本的に500から700とかに上げるとお釣りが面倒くさいのと、別に700円だから買う・1,000円だから買わないってことになるわけじゃないって気づいたから、もう1,000円でいいやってなって、キリがいい1,000円にしてます。

na-ru うちは、とりあえず黒にはなります。

大作 ほうほう。

na-ru 個人誌もそうなんですけど、やっぱりそうなっちゃうんで。なので、あまり(こういう話を)するのもアレなんですけど、うちの合同誌に関しては原稿料を出しています。

大作 報酬という形で?

na-ru はい。結局一応黒にはなっちゃうので、そうなるとそれを分配って形じゃないですけど、そういう形になるようにして自分に入ってくる分が少なくなるようにしなきゃいけないなと思って。これを黒が出ないように本の頒布価格で調整するということにすると、さっき赤さんが言ったように500円とか本当に安いことになっちゃうんですよね。今回(『八重緋桜III』)でいうと88ページに押し込めてあるんですけど、それを500円とかで出しちゃうのは、周りの同人サークルとの兼ね合い、持ちつ持たれつというところがあるので、あまり極端な価格破壊を起こしちゃうのはよろしくない。

RED.P そうだねえ。

大作 僕は32ページ500円で売ってるので、そこは「ちょっとお前待てよ」って言えちゃいますね。

na-ru その水準を周りの値段と合わせた上で、自分のほうで黒にならないようにってなると、まあそういう形態にしないとな、って。

大作 そうですね。それで利益が出た分は分配なり別個の方向で(還元する)、みたいな感じに。

na-ru 打ち上げだったり、献本だったりは当然するとして、そういう形でなるべく自分に入らないようにというか、プールされないように。

大作 そうそう、献本で送る本も身銭を切っているわけですからね。

RED.P そうですね。身銭の話をするとサークル参加にかかるお金(イベント登録料・参加料・交通費等)からそういった献本分まで全部含めてですからね。

大作 全部ですからねえ。

RED.P はい。だからコミケの場合だとね、申込みセット買って入金して、というのをやって、それだけで一万円くらいはかかっているんで。もちろん、その分の費用も含めて分配しろって話ではないんですけども、いろいろやるにはお金がかかりますよって話です。

大作 そうですね。だから逆にものすごく黒が出たからって、それを「分け隔てなく全員に渡そう!」っていうふうにあまり厳密に考えなくてもいいですからね。

RED.P そう! それはねー、ちょっとおかしいよ(笑)

大作 1,000万儲かったから一人100万渡します! っていうのもおかしな話ですから(笑)。そこはもう自分の心なり誠意なりで決めていただくのがいいんじゃないかって感じですが。

na-ru 「だいたいこれくらいはいくだろう」というのを予想でやっておくのはいいですね。

大作 ただ赤の場合は、全部本当に自分で引き受けなきゃならない、ってなりますからね。

na-ru そうなりますね。

よしひこ それが主催ってもんでしょ。

RED.P それはね、だって部数とか見誤ったのは自分の責任だから。

大作 そうですね。そこは主催者の責任になってきますので。

RED.P 主催者は責任をとるのが仕事ですよ。

(後編に続く)



RED.PpixivTwitter
2008年1月デビューのニコマスPにして、サークル『RED亭』総帥(【編集者注】:合同誌の規模が大きくなってきたことに伴い、参加者からは愛着を込めて『大RED亭』と呼ばれることもある)。ニコマスでの代表作は『アイドルマスター「ココロノウタ」千早』等。同人活動では個人誌の他、寄稿募集型の合同誌『Colorful STARS』を2009年から刊行している。

na-ru//なるpixivTwitter
サークル『ちとろん工房!!(仮)』のサークル主。個人誌の他、主催として村上巴合同誌『八重緋桜』をこれまでに4冊刊行している。最新刊はC89発行のシリーズ4冊目『八重緋桜IV』。描く漫画のジャンルとしては、主にギャグ系を中心として活動している。

大作pixivTwitter
サークル『大作のいるサークル』のサークル主である一方、2012年12月デビューのニコマスPとしても活動している。特徴的な擬音と怒涛の勢いで押し切るギャグから、繊細で情動的なシリアスまで多彩に描き分けるストーリーテラーとして定評がある。最新刊はC89発行の『Pleasure ~大作’s The Best~』(これまでの作品の総集編)と『TOMORROW NEVER KNOWS』(注:R18)。後者では、膨らみすぎて歪んだ愛情を持つ女性ファンに絡め取られ、堕落してゆく多田李衣菜を描いた。

よしひこTwitter
大作氏とともに、ニコニコミュニティ『大作』で放送されるニコニコ生放送番組のパーソナリティーを多数務める他、ドット打ち職人としても活動する。昨年はTVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ』の感想生の他、5月以降、毎週水曜深夜1時から『大作・よしひこの禁止生』と題した番組を放送している。これは、パーソナリティー二人が従来得意とするアイマスおよび野球関連の発言・比喩を禁止して行うラジオで、各コーナーや視聴者からの投稿(投稿先メールアドレス:kimutakung@gmail.com)により途切れさせずに番組を進行していく一種の縛りルール付き放送である。
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