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ピコイチ2nd第3回 無銘P「陰陽珠玉/陰陽座」

 寄稿するのに知名度は関係ない! とのことでしたので
ニコマスの隅っこの隅っこで細々と蠢いてるような身分ではありますが一筆取らせて頂きます。
初めまして、無銘と申します。
恐らく大半の方が抱いているであろう「誰だお前は」という感想はスルーします(笑)
 
 さて、好きなCDを1枚紹介させて頂けるとのことですので
大いに悩んで悩んで悩みぬいた結果、私が選ぶ「この1枚」はこちら。

陰陽座
陰陽珠玉/陰陽座(2006年2月8日発売/キングレコード)

私が紹介させて頂く1枚(厳密には2枚組なのですが)は「妖怪へヴィメタル」バンド、陰陽座のベストアルバムです。

 まず初めに湧き上がるであろう

「妖怪へヴィメタルってなんぞ?」

という疑問には後でお答えするとしまして

「こういう企画でベスト盤かよぉ?」

というご意見もあるかと思いますが、それにはちゃんと理由があります。
一つは私が初めて彼らの音楽に触れたのがこのアルバムだったから。そしてもう一つの理由が今回は重要なのですが、それはこのアルバムが「最高の入門編」だと思うからです。
 
 「あるアーティストの音楽を初めて聴く時、まずはベストアルバムから入る」という人は割と多いのではないかと思いますが、ベストアルバムって形を変えて何度も発表されているか、あるいはよっぽど枚数が多いものでない限り大抵はシングル曲集+αという構成になっているのが恒例のパターンとなっておりまして、そのアーティストの先輩ファン心理としましては

 「まぁ無難なラインナップではあるけれどもなんかちょっと……」

 「こいつらの良さはシングル曲だけじゃ測れないんだ……あのアルバムのあの曲とかさぁ!」

 「あの曲が入ってないベスト盤なんて…… 」

などともやもやすることも多かったりしませんか。少なくとも私はそうです(笑)
それではこの『陰陽珠玉』はどうなのかと言いますと、勿論シングル曲も網羅されてはいるのですがそれ以外の曲、このベスト盤発表までにリリースされた全てのアルバム、ミニアルバム、更にはアルバム未収録のカップリング曲に至るまでがほぼ均等に、万遍なく収録されております。
また、歌詞カードにはそれまでにリリースされた全シングル、アルバム、ライヴDVDのアートワークや収録曲、作品ごとの概要が記載されたページがあります。これが非常に便利でして、ベスト盤を聴いて
 
「お、この曲いいな。なんてアルバムに入ってるんだろう?」
              ↓
「このアルバムに入ってるのか。次はこれ聴いてみようかな」

と、すんなり“次”に繋げることが可能となります。言ってみればこの『陰陽珠玉』というアルバムは陰陽座というバンドのカタログと呼ぶにふさわしい作りになっているんですね。
勿論このベスト盤をもってしても、彼らの楽曲を完全に網羅することは難しい。
しかしここに収録された曲たちから感じ取れる印象がほぼそのまま

「陰陽座ってこういう曲をやってるバンドなのね、なるほど」

という印象であると思って頂いても言い過ぎではないと考えています。
それくらい、ベスト盤としては画期的なまでにこのアルバムの幅は広いのです。

 ここまでアルバムの構成について書きましたが、無論それだけがこのアルバムの魅力ではありません。バンドの魅力とはまず何をおいても楽曲の良さで語られるべきなのです。そうでしょ?
 彼らの楽曲はツインギターを擁する極めて正統的・伝統的なへヴィメタルをその基盤に置いていますが、ヴォーカルは男女二人体制。楽曲の種類もストレートなメタル曲もあれば陰鬱な雰囲気を漂わせる重い曲、複雑に展開する長尺の曲、祭囃子の要素を取り入れた一風変わった「お祭り曲」、更には女性ヴォーカル・黒猫の歌唱力を生かした包み込むようなバラードまでと非常に多岐にわたっています。
 
 一方で歌詞に目を向けてみると、西洋由来の言葉を極力排し、古語や漢語も交えた日本語による表現を一貫して守っており、扱うテーマも様々な妖怪を歌ったもの、古典にある説話や伝承・または歴史上の人物をモチーフにしたもの、メンバーの出身地である愛媛県の方言を用いたもの、山田風太郎や京極夏彦、手塚治虫などの作家の作品をモチーフにしたものなどこちらも表現の幅は広く、歌詞を読み解く楽しさやオマージュの元ネタを探す楽しさもこのバンドの魅力です。

 この手のジャンルって洋楽バンドがとっても強い分野ですし、そこへきて陰陽座はそのコンセプトや、和装を基調とした他にあまりないヴィジュアルからいわゆる色物的な捉え方をされることも多いのですが、一度ちゃんと聴いてみれば彼らが「へヴィメタル」という音楽に対して非常に真摯なバンドであることが分かって頂けると思ってます。


 “妖怪ヘヴィメタル”という惹句を掲げ、 人間のあらゆる感情を映す“妖怪”を題材とし、道なき道を切り開く信念を“ヘヴィメタル”の名の下に貫く。

 安易な“変化”よりも“進化”と“深化”を信条とし、 “上”ではなく“前”に向かって着実に歩み続けることを
 最大の理念として実行する、極めて希有なバンドである。
                                     (公式HPより引用)


 つまり「妖怪へヴィメタル」って、人間のことを歌っているんです。もっと言うとそこには彼ら自身の生き様が映し出されています。おそらく、彼らの音楽に引き寄せられ魅了された私のような人間の生き様も。彼らは決して色物などではありません。熱いロック魂を持った集団なのです。日頃からメタルをよく聴く人も、そうでない人も、先入観を一度ちょっと脇に置いて頂いて彼らの生み出す音楽に耳を傾けてみれば、そこにはあなたの心をとらえる景色が広がっているはずです。
 
 もっと陰陽座に興味を持ってくれる人が増えてくれるといいな、と思って今回寄稿させて頂こうと思いました。
そのきっかけとして今回紹介したベスト盤は最適だと思いますし、ここに含まれていない曲にも、そしてこのベスト盤以降に発表された作品にも良い曲がたくさんあります。
 そして出来れば彼らのもう一つの真骨頂であるライヴ、こちらにも是非足を運んで頂ければ。
陰陽座のライヴは一言でいうと「楽しい」。これ以外に上手い言葉が見つからないのですがとにかく上質のへヴィメタルを生で体験できるということは保障します。

 ……そして、ニコマス民としては彼らの曲を使った動画ももっと増えて欲しい(笑)

 少し話がそれてしまった気もしますが最後に。
いくら熱を込めて語っても、私のような若輩者がどれだけ言葉を連ねたところで結局はこのバンドの魅力の何分の一かも伝えられないのかもしれません。
「百聞は一見に如かず」ならぬ「百文は一聴にしかず」といったところでしょうか。
なので少々乱暴ではありますがこの言葉をもってこの場を締めたいと思います。


  「まずは一回聴いてみて? 多分損はしないと思うから」


ここまでお付き合いいただきありがとうございました。



Author:無銘P





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