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ピコイチ2nd第9回 中南海P「レ・ミゼラブル~サウンドトラック」

マフラー巻いてって本当に良かった。

ちょっとヘンな話ですが、この作品に初めて出会った日に思ったのはそんな事でした。
マフラーってとっても便利。寒さをしのいで風をしのぎ、強く吹いたらTMごっこ。
更に良いのが、ハンカチの代理として溢れる涙を拭う事ができる事。
深めに巻けば、映画館を出る時にすっかり赤くなった鼻や目元を隠す事もできる。

まさに優れものという訳です。



私中南海P、普段はノベマスやったりしてる者ですが。

私の「この一枚」はミュージカル『レ・ミゼラブル』。



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(2013/03/20)
サントラ、ヒュー・ジャックマン 他

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このミュージカルを観たときの衝撃を何と言えば良いのでしょうか。
開始五分でマフラーは涙に濡れ、上演中ずっと、それを留める事を許してくれません。帰りにはすっかり湿ったマフラーが頬に張り付き、冷たかったのを覚えてます。
翌日には熱は冷めず意気は高まり、勢い余って企画「このノベマスを見ろ!」を立ち上げることになりました。

以来三ヶ月、私はこのCDを毎日聴くことになります。
比喩ではなく本当に毎日、ノベコラ書いてる時もずーっと聴いてました。
映画だって4回も見に行きました。
複数の映画館で聴いて、音響設備を比較検討もしました。
サントラを買った後に完全版を出された時には、怒りに打ち震えました。
でも買いました。

「レミゼ」を聴くことは、いつの間にか私の日課になってたんです。

それほどまでに私を圧倒したものは、一体何だったのでしょうか。
自分でも良くは解りません。でも多分、「歌の力」なんだと思います。

そりゃ私も音楽は好きで色々聴いてたつもりだったのですが。
でもあの日私のマフラーを濡れ雑巾に変えたのは、今まで知る歌とはまったく異質な「力」でした。

それが、「ミュージカル」という「力」だったのです。


・・・・・


「ミュージカルには違和感がある」という意見も、確かに一理あります。

だって物乞いとかが美声で大合唱するんですもん。ハモリも完璧。
「そんだけ歌えるならスカウトされて物乞い脱出だよ」って思っちゃうのも無理ない話。
死ぬ直前まで熱唱するのもなぁ、と思うかも知れません。アンタ元気じゃん。

とまぁ、不自然というなら残念ながらそのとおり。
でもこのミュージカルを観て、今なら断言できます。それでも歌、歌なんです。
歌が物語に、言葉にならない感情をプラスするんです。

例えば。
物乞いが自身の苦境を歌う事で、私達はより彼らの切迫感を受け取れます。
人生のどん底に落ちた絶望を泣きながらに歌いあげるその姿に、私達の胸は一層締め付けられます。
学生が革命への決意を高唱する事により、彼らと栄光への想いを共にすることができます。

ストーリーによって歌は深みを増し、歌によってストーリーに血が通う。

確かに死ぬ直前まで歌ってるのはヘンかも知れません。
しかし登場人物の想いを伝える。その為には、やっぱり歌なんです。

だから変だなぁと思う方にこそ観て頂きたい。今まで知らなかった歌がそこにあります。
そしてその声量に圧倒され、胸を締め付けられ、心踊らされる事になります。
そして二時間半であなたは納得します、耳と胸と涙腺で。


・・・・・


そんな歌によって、物語は語られます。
ストーリーは有名ですが、知ってしまうと感動が削がれるかも知れませんので、あえて深くは語りません。
でも喋りたいので少しだけ。

そもそも『レ・ミゼラブル』ってどんな意味?
これはフランス語、『みじめな人達』と訳すそうです。

舞台は革命後のフランス。そこで喘ぎ、苦しむ人達の人生を描きます。
「みじめな人達」、その名が示す通り、登場人物は大概ロクな目に遭いません。
人生なんてヒドいもの。現実の前には思いなんて何の役にも立たず、結局行き着く先は誰しも死。
そんな世界で、どうやって生きていけばいい?救いはないんですか?
大体そんな物語です。

個々の歌は有名な物がいくつかあるかも知れません。
例えば『夢やぶれて』は、スーザン・ボイルが歌った事で一躍有名になりましたっけ。
あれ、実は意外にヘビーな歌なんですよ。





『夢やぶれて』は絶望の歌。
何不自由なく生きてきた女性が人生の全てを奪われ、とうとう売春婦にまで堕ち果てて、人生を恨みきった絶望の歌。

「私の人生、こんな地獄だとは思ってもみなかった!
 こんなの、思い描いてた人生と余りにも違いすぎる!」


そう、涙ながらに吐き捨てるように、絶叫するように歌うんです。
美人の姉ちゃんが顔を崩して泣き叫ぶ姿に、胸が引き裂かれるようなワンシーン。
彼女にも救いは、あるのでしょうか。いや彼女だけではありません。
荒れ狂う運命の前に為すすべもない、そんな「みじめな人達」がどう生きるのか。

それは、私達がどう生きるのか、にも係わるお話です。


もう少し歌の話をさせて下さい。ネタバレしない位に収めますから。

このミュージカルの楽曲では、「同じ言葉」が効果的に使われてるシーンがいくつか見られます。そのいくつかはストーリーの根幹に係わるのでお話できないのですが、ここでお話したいのは、『One Day More』という歌。

「あと一日で」といった言葉で、物語的にクライマックスを迎える運命の日の前夜。
登場人物のそれぞれが、「あと一日」への想いを語ります。

「明日には明日の運命がある。」
疲れた様に語るのは、仮釈放のまま失踪した脱獄囚。

「明日には、あなたは遠くへ行ってしまう……」
と離れ離れになる運命を嘆く若い男女。その傍らに佇む一人の女性。
「どうせ明日もひとりぼっち!」
男にかなわぬ恋をする彼女の悲壮な想いは、運命の日への決意に向けられます。

「明日、嵐を引き起こす!」
そう高唱し、運命の日への決意をみなぎらせる学生。その一方、
「明日は運命の日だ、学生達を生きては帰すな!」
と歌う、厳格なる法の番人たる警部。

彼らが順繰りに運命の日への想いを歌い、そこで脱獄囚が高らかに「One Day More!」と叫ぶと事態一転、全員同時にそれぞれの思いを大合唱し始める!
こんなやり方全然知らなかった!全員揃って全く違う歌を同時に歌い始めるんです!もう何言ってるか聞き取れないレベル、でも何故か伝わるんです。それぞれの声が、想いが。
もう暴力的なまでに襲いかかってくる圧倒的な声量、感情。
映像が、曲が、歌詞が、字幕まで一体になって私達を泣かせようと襲いかかってくるんです!

あの驚き、感動、万感のため息と涙。
願わくば、『レミゼ』を知らなかった頃にもう一度帰りたい。
で、もっかい初めて観たい。

・・・・・

と、私だけ熱くなっても皆さんドンビキですよね。すみません。
今回はCDの紹介というよりミュージカルの紹介になってしまいましたが、私が是非勧めたい作品はこれを置いて他にはありません。
歌が、物語が。本気を出してあなたの全てを翻弄する。流れる涙に為すすべもない、そんな初めての体験になるはずです。

人はどう生きるべきか。
あなたの明日を変える作品になることを、祈っております。


……ちなみに映画のDVDは6/21からだそうです。映画でも既に4ヶ月の超ロングランですが、まだまだ上映中。是非一度、映画館の迫力でご覧下さいませ。どうぞハンドタオルをお忘れなく。

私ももう一回観に行こうかなぁ。そんな中南海Pでした。



Author:中南海P



このノベマスを見ろ!:http://watchnovemas.blog.fc2.com/blog-category-2.html


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