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プロデューサーインタビュー:井川KP

『井川KP』という名前を聞いて、あなたはどの動画を思い浮かべるだろうか?

ある人は野球ネタのPVや疑似m@s、ある人は『アクトレイザー』や『クロックタワー』の架空戦記と言うかも知れない。最近では『春香がドラゴンクエストの製作者になるようです』などのシリーズがヒットしたことなども記憶に新しい。

そんな様々なジャンルでニコマス動画を手掛ける井川KPは、今年でニコマス歴7年目に突入した。今回このインタビューではそんな氏が今までニコマスで見てきたもの、感じたもの、そして、彼の製作スタイルについて私自身が気になったことについて、少し踏み込んで話を伺った。

(テキストby アゥP)



ニコニコでアップロードしてるのが楽しそうに見えたんですよね


真コミュ
↑井川KPの真コミュ動画 『真虎』 のワンシーン

――井川KPに何を訊こうかと考えたときに、やっぱり長い間ニコマスを見てるということが一番大きいと思ったんですよね

井川KP 長いですねぇ…(笑)。気付いたら小学校一年生が中学生になってる(くらいの)年月なんですよ(笑)」

――7年目に入ったんでしたっけ?

井川KP
 そういうことですよねぇ。ホントにねぇ、大学一年のときにデビューしまして、それが今気付いたら社会人三年目ですよ?おかしい…おかしいですよ(笑)」

――(笑)。でもそれだけ長い間、同人や二次創作であるニコマスのコミュニティが続いてるってのは凄いことでもあると思うんですけども

井川KP もともと高校時代から、二次創作的なことをやってないことはなかったんですけどね。昔は『シスプリ(シスタープリンセス)』の二次創作SSを書いてまして、それが二年くらい続いて、そのあとに『魔法先生ネギま!』のSSを書いて、それも二年くらい続いたのかな?で、大学からニコマスで7年。最長になりますね(笑)

――ニコマス以前からゲームやアニメなんかの二次創作はやってて、その次のジャンルとして選んだのがニコマスだったと?

井川KP ええ。ニコニコでアップロードしてるのが楽しそうに見えたんですよね

――6年前ってなると、ニコニコ動画自体も開始直後ですよね?

井川KP 始まったばかりですよね。それこそsm番号のIDが3桁なり2桁なり、そういうときでしたよねぇ

――その時期からニコマスをずっと見続けてきて、やっぱりいろんな変遷とかがあったと思うんですよね

井川KP ありますねぇ、もちろん。自分はその頃は、無印の真コミュのパフェ動画のアップ屋やってたんですけどね。まぁ最初はみなさんご存じの、プロデューサーが美希にセクハラするコミュの動画の頃です。そん時からちょこちょこMADは上げられてましたね。それこそ古いMADと言えば、亜美真美のエージェント夜を往くの『とかちつくちて』の部分をひたすらループするというのもとか、そんなに凝ったようなものは作られてなかったですね

――まぁ言ってみれば、今放送中のアニメのネタMADとか、ああいった空気に近いものが?

井川KP んー…そういうのもありましたねぇ。なんていえばいいんだろうなぁ…まぁ良い意味で素人というか、あんまり技術がなくても楽しい、面白いもの作ってやろうっていうような、そういう作品が大量にありましたね

――自分の実感として、ニコマスの雰囲気が変わりだしたのっていつごろだと思いますか?

井川KP 2007年の2月3月のあたりだと思うんですよね。今の若いプロデューサーというか、最近デビューのプロデューサーはあまりご存じないと思うんですけど、オンナスキーPっていうプロデューサーがいるんですが、その方がやよいの『ふたりのもじぴったん』をカバーした曲でMADを作ってたんですけど、それが今の既存のアイマス曲のダンスを切り貼りしてプロモーションビデオ、普通のダンスPVみたいに仕立ててるっていう、いわば今我々がやってるシンクロですよね?を作りはったからまず変わったと思うんですよ。それこそ最初は『ダンスが途中で切れ切れで見辛い』とか、今ではあり得ないコメントですけど、そういうのがあったんですよね。そうしてアイマスダンスはこういう風にPVっぽいものに合わせられるんじゃないかっていう認識ができまして。そこからダンスPVが増えたと思うんですよ

――なるほど…。それはニコマスPVの変遷ですけども、ニコマス全体からみてもPVの革新というのは大きかったんですか?

井川KP
「そうですねぇ…。そのオンナスキーPの次に、2007年の7月なんですけど、なんだかんだでわかむらPの登場(がPVの革新という面で大きかった)ですかね?本当にテレビで流れているようなPVの演出で完全にPVの基礎が出来上がったと言ってもいいんじゃないかと」

――最初はPVがほとんどで?

井川KP
 まぁそれプラス、ネタっぽいものもあったんですけねぇ。実際のテレビの映像みたいなのにアイマスのコミュの映像とかを引っ付けて、それこそMADらしいMADと言いますか、そういうのもあったんですけどね(笑)」

――なるほど。あとニコマスはPVだけじゃなくてノベや架空戦記など様々な方向にも広がってますよね。中南海Pの「このノベ」で井川KPが挙げられていたのが、哀川翔Pの「春香たちの夜」ということで、それがノベなどの原点といったことをそこに書かれていたのを読ませていただいたのですが

井川KP「あれは、投稿の日時は2007年の5月なんですけど、あの形式がおそらくノベの原型だと言っていいと思いますよ?当時はダンスPVが主流のなかでああいう形式だったんで、まず注目を集めたというか、斬新な作りだというような目で見られまして。それからさらに発展していくんだったら、2007年末あたり2008年の頭あたりからは戦国のシュミレーションゲームと引っ付けたようなのが出てきまして、それとみなさんご存じだと思いますが<閣下列伝>アイマスクエストなんかの人気爆発から来ましたね」



短い短文のコメントでも『w』でももらえたらうれしいんですよ


アクトマスター
↑井川KPの架空戦記『アクトマスター』のワンシーン

――そうやっていろんなものがいろんな方向に発展してきたんですけど、井川KPの場合っていろんなことをやってらっしゃいますよね?それこそ、やってないジャンルが無いんじゃないかというくらいに

井川KP 
それは言い過ぎやないですか(笑)

――(笑)。まぁでも、それぐらいに色々やってるって印象は少なくともあるんですよね。PVだったらPV、ノベだったらノベ一本でやる人もいる中で、色々やっていることに関して、自分で思っているところなどはありますか?

井川KP 
知ってる人は知ってると思うんですけど、初期は野球の球団の応援歌を引っ付けたダンスPVMADを作ってて、もともと本来はそういうPV一本で行きたかったんですよ、本音を言いますと(笑)。ところが私はあんまり趣味にそこまで力を注がないというか、『趣味は時間の空いたときに手軽に楽しむもの』という考えがありまして、周りと比べると明らかに手を抜いてるような、あんまり出来栄えのよろしくないものが当時は多く上げてたんですよ。当時の自分ではいっぱいいっぱいだったんですけども。そこで2007年の7月にわかむらPが出てきまして、『ああ多分これPVでこれ以上続けたら俺、潰れるわ』と思いまして。『見向きされなくなる』とか、そう思ったんですよね。でも趣味だからある程度楽しみたい、と思ったんですよ。そしてその頃に、『アイマスの楽曲に野球の映像を引っ付けてしまおう』って発想に至ったんですよね」

――今で言う所の『疑似m@s』ですよね


井川KP そうですね。当時は疑似m@sなんて言葉もなかったんですけど。それをやったら、そこそこ笑いが取れたんですよね。『これはオイシイな』と。で、ある程度疑似m@sが中心になりつつ、普通のPV的なものもちょこちょこ作ってまして。そしたらまた数字が伸びなくなってきたというか、『多分自分は、このままだと消えるな』と思うようになりまして。そこで2008年は『野村克也プロデューサー』、ノムさんのセリフにアイドル達のセリフを引っ付け合わせて会話してるように作ってるやつがあるんですけど、それで行きまして。それがまたちょっと自分の中で下火になりかけてきたら、そのあとに架空戦記の方に目を付けまして。もともと作るのに興味はあったんですけども、京都Pがパワプロで架空戦記をやりだしたのを見て、正直羨ましかったり、嫉妬したりしまして。野球の『お株』を完全にとられたそんな気もして。あ、今はそんなこと思ってませんよ?(笑)まぁ色々やり続ける理由っていうのも、単純に『自分が消えない』ために色々変えてやってきた結果って感じなんですよね、実のところを言うと。もちろん(ノベマスや架空戦記を)作るほうに興味もあったんですけど。多分ですけど、PVや疑似m@sだけやってたら私多分、2009年ぐらいには消えてたと思うんですよ。だから結果的に消えないようにする為に色々なジャンルをやってきてしまったんだと思います(笑)

――それって裏を返せば、常に面白いものを見せるというか、『消えない』ってことは常に視聴者に求められる動画を作ろうとして来たとも言えるんじゃないかな、と今の話を聞いて思ったんですが

井川KP 
あー…たしかにそういう面はあるかも知れないですね。まぁ確かに『面白いもの作ったんですけど見てください』的なのはありました、当然。最初にも言いましたけど、二次創作活動をしてたんで、当然二次創作のSSだったらある程度見てもらえて感想とかコメントを頂いたらそれで嬉しいんですけど、やっぱり動画も同じなんですよ、結局。個人的には再生数よりもコメントもらえるほうが嬉しいんで、短い短文のコメントでも『w』でももらえたらうれしいんですよ

――やっぱり数字って数字でしかないんですけど、コメントって人の気持ちが動かないと付かないと思うので、それは分かりますね

井川KP 
でしょ?(笑)



アイマスのキャラクターを崩さずにそのままで作っていく


ドラクエ
↑井川KP 『春香がドラゴンクエストの製作者になるようです』のワンシーン


――そうして今まで様々な動画を作ってこられたんですけど、最近のヒットで言うと『春香がドラゴンクエストの製作者になるようです』であったりとか、あとは『星新一劇場シリーズ』なんかがあると思うんですけど、そうした動画において少し聞いておきたいことがありまして

井川KP はい?

――ノベなどを作る人って、『アイドルでオリジナルのストーリーを作る人』と『既存のストーリーにアイドルを当てはめる人』っていうのがいると思うんですね。さっき挙げた井川KPの『春香がドラゴンクエストの~』や『星新一劇場シリーズ』っていうのは後者の方になると思うんですよね。それに関して、そういった作り方を取っている理由はあるのかな?と思いまして

井川KP なるほどねえ…。私が勝手に考えてることなんですけど、ノベマスを作ってる人の大半ってストーリーを自分で考えた上で、二次創作の話みたいなものを作りたいっていう人が多いと思うんですよ。最近だったらSSまとめサイトとかで、アイマスも結構増えてますけど。私はなんていうか、既存のストーリーがあって、それをアイドルに当てていって、それを動画にしたい、っていうほうが強いんですよ。こういう既存のストーリーをアイドルで表現していったらどうなるかなっていうのを考えて作って行く、それで動画にするのが好きなんですね。だからストーリーを作りたい欲はそうさほどは無いんですよ。これ言ったらちゃんとストーリー考えてる人には手抜きだとかパクリだとか言われるかも知れないんですけど、僕は『コレ(元ネタ)からとってます』とははっきり言ってるんで、これでもし元ネタが気になったらそれ読んで楽しんでくださいっていう感じですかね。実際架空戦記で過去に作ってた『アクトレイザー』とか『クロックタワー』のやつもストーリーはまんまですから、基本的には

――架空戦記はそうなりますよね

井川KP 
ガンプラとかを『自分で一から組み立てて色づけしたりして楽しむ』のと『既に組み上がってるガンプラを借りてジオラマにセットして遊ぶ』とか、その辺の違いっていったらわかりやすいかなぁ…。何よりストーリーが最初からあるってことは、逆に言うと製作する期間というか連載して動画が完結できる時間というのが逆算してある程度計画が立てやすくなるんですよ。そういう意味でも自分で話作るんじゃなくて、余所からストーリーを拝借して乗せるほうが好きだなと思うんですよ

――自分なんかはPV専門でやってるんですけど、PV作るときって『なぜそのアイドルか』というか、『そのアイドルの個性』を如何に出すか、ということを考えてるんですよね。そういった考え方の身からすると、既存のストーリーに当てるやり方だと、どうしてもその辺が弱くなってしまうんじゃないかと思ってるんですよね

井川KP 
おっしゃることはごもっともだと思います。けどね、そこらへんに関しては自分の動画では、アイドルの個性が薄くなってしまうみたいな、反対意見なんかはさほど来てないんですよね。というのも、作中でもともとのストーリーのキャラ当てはめても、アイドルのキャラ崩さずそのままでいってるんですよ。架空戦記やノベでキャラが壊れてるってのあるじゃないですか。それだったらアイドルでやる必要ないじゃんって思い人もいるでしょう? ストーリー拝借してる上にキャラクターが壊れてたら、それこそやる必要がないっていう風になるんですよ。そこをアイドルのキャラクターそのまま、『完全に春香じゃん』とか『完全に美希だこれ』とか、そういうギリギリのラインで作るようには心がけてるんですよ。それじゃないと本当にアイマスでやる意味がなくなってしまうんで。そのアイマスのキャラクターを崩さずにそのままで作っていくのも自分の楽しみでもあるんですよ。だから個性をつぶすとか、そういうことはしてないつもりではあります。自分でもそんなに意識はしてなかったんですけど、他の人から『KPの動画のキャラって壊してる壊してないのギリギリのラインを踏んでるから、これはアイマスのノベマスで許せる範囲だ』とかそういう言葉を頂いたんですよ。それを意識せずにやってたんで、やっぱり根底というか、自然にキャラを崩さずに、アイマスである必要性を考えているかを反射的に手と頭が動いてるという感じかも知れないです



ニコマスをずっと見届けたいです


問題の装置
↑井川KP『【im@s×星新一】 アイドル達の星新一劇場 問題の装置』のOP

――井川KPの7年目ってどうしたいとかはありますか?

井川KP 
7年目になってきたら、MMDとか踊ってみたとか手書きなんかを除くと、ほとんどやりたいことというか、自分が出来そうなジャンルはやりつくしたような感じはあるんですよ(笑)。まぁ気まぐれに作るというか、今の目標は『現状維持』ですね(笑)

――現状維持?

井川KP 
現状維持って意外と簡単に見えて難しいことだと思うんですよ。去年、一昨年とやってきたような状態でそのままのモチベーションというか、それをずっと維持する、そのままぶれずに動画をちゃんと作り続けていくって、相当難しいと思うんですよ

――ニコマスだって一年で周りの環境がガラッと変わってきますし、そうなると同じ場所に居続けるためにも結局動き続けなきゃいけない、と?

井川KP 
7年もやってたら、ようやくジャンルをとっかえる必要も多分なくなって来たとは思うんで、あとは自分の経験ですよね。自分の経験でPV作りたいときにはPV作って、疑似m@s作りたいときは疑似m@s作って、のんびりとやっていったら私はそれでいいです(笑)。まぁあとニコマスが何年続くかは全く予想できませんけども、出来るとこまではやりたいですよ

――じゃあニコマスが続く限りはなにかしら続けていきたい?

井川KP 
ええ、もちろん。まぁちょっと今リアルが忙しいんで、作るペースは落ちてますけど。…だって動画作るの楽しいですもん(笑)

――そうですよね、やっぱりそれが根底にありますよね

井川KP 
今でも時々ツイッターで『こういうの作りたいな』っていうのはブツブツつぶやいたりすることは多いですから(笑)

――7年目でもずっと現役で?

井川KP 
そうですね。潰れるときまで現役で居たいですねぇ。もうそろそろねぇ、周りに自分の同期どころか同年デビューのプロデューサーがどんどん減ってきてるんで…。こういう昔話が出来る古参の人も、随分いなくなりましたからなぁ…。まぁニコマスをずっと見届けたいです(笑)


・井川KP
2007年4月にデビューし、PV、ノベマス、架空戦記、疑似m@sなど非常に幅広いジャンルの動画を製作。ニコマスの黎明期から2013年現在でも活動を続けている数少ない古参Pの一人。



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