7月19日。七夕の余韻も遠くなり、いよいよ本格的な夏が街の隅々まで景色を塗りかえていくこの季節に、三浦あずさは誕生日を迎えます。 これに合わせ、赤ペンP・ミアキスP・むーくP・バートレットP、そしてブロガーである鴉さんの5人に、彼女への思い、またアイマス、ニコマスへの思いを語っていただきました。 対談を通して垣間見たあずさ派の心の内、そこには様々な思慕、願い、祈り、そして決意がありました。(interview & text by 朗読P)
あずささんが(美希に対して)啖呵を切る、 そこで僕はもうコロッとやられた -バートレットP
アイドルマスターSPにおいて、美希に「負けない」と宣言するあずさ。 目をそらすこともなく、ここまで強気に出た表情はとてもめずらしい。 ---本日はお集まりいただきましてありがとうございます。まずは、皆さんがなぜあずさ派になったのか、そのきっかけやエピソードについてお話しいただけたらと思います。 バートレットP じゃあここはせっかくですし若手の私から。
(一同爆笑、「若手なのかー」「そうか若手かー」などの声)
バートレットP 初めて(あずささんと)出会ったのはそもそもアイマスとの出会いに遡るのですが、当時僕は高校生だったんですよ。その時なら、あずささんはリアル年上のお姉さんだったわけです。高校3年生の自分から見て、あずささんは20歳。「2歳年上」って、当時は結構大きな差に感じられました。
ところで、皆さんはどこから(アイマスの世界に)入りましたか?
赤ペンP ニコマス。(2007年の)5月から。鴉さんは?
鴉 僕は箱マスですね。
ミアキスP 僕はニコニコです。
とかち ですよ。
むーくP 自分もニコニコですね。
バートレットP (この座談会では)アケマスからって人はいないんですね。ちなみにむーくさんは、ニコニコのどのあたりから入ってます?
むーくP 自分はねえ、ちょっと遅かったんですよ。2007年8月を過ぎた頃からですね。
鴉 ということは(2007年の)
7月第2週 (※1)はリアルでは見ていないわけですね。
※1:im@sコラボPV(格好良さを打ち出したもの、可愛さにフォーカスしたものなど)・ストーリー系PV・紳士の社交場・春閣下・音声MAD@アイマスなどの記念碑的作品が一同に会し、激戦を繰り広げた週。その後の様々な動画に影響を与えた「ニコマスの源流にして縮図」とも言うべき週でもある。
むーくP 見てないねえ。
バートレットP 僕、実はSPからなんですよ。ですから、プロデューサー歴としても2009年のあのあたりからという。このメンバーの中では一番遅いんじゃないですかね。
PSPで(アイドルマスターが)出るってことは知っていたので、そのときどれにしようかと考えていて何となく手にとったのがミッシングムーンで。そして、最初は誰がいいかな、と選ぶときに一人だけ年上のお姉さんがいるから、じゃあまずこの「あずさ」さんから始めてみようと。あとはSPのシナリオに段々入り込んで、惚れ込んでいったという感じですね。
ミアキスP やんぐ と同じやんw
むーくP 俺も今言おうと思ってたw
赤ペンP 普通にSPをプレイして、そこからそのままってことだね。
バートレットP SPをしばらくプレイしていると、金髪の子が出てきて。ふーん、この子は美希ちゃんって言うんだな、と思っていたら、そのうち2人がプロデューサーをめぐって三角関係のような状態になりながらも、最後はアイドルアルティメイトで戦うことになるじゃないですか。僕はその流れを見ていくうちに、これどこかで見たシナリオだな、と思ったんです。
僕は元々エースコンバットをやっていたんですが、(そのシリーズ中の一作である)
エスコンゼロ での「エース同士の戦い」ってのがすごく好きで。で、SPでも美希ちゃんとはIAで3回戦うじゃないですか。その準決勝のときだったかな、
あずささんが(美希に対して)啖呵を切る 、そこで僕はもうコロッとやられたのですが、そこからさらに続きがあって。
その後2人が「じゃあ戦おう」となったときに脳裏をよぎったのが、まさにエスコンゼロでのサイファー対ピクシー、かつての相棒同士が真正面からヘッド・オンで戦うという構図なんですよね。
SPに関しては美希ちゃんの扱いを含めて、そういう対決に賛否両論あると思うんです。でも、僕の中では(エスコンでの構図があったので)それがストンと腑に落ちた。「これはアツイぞ」、と。かつての仲間同士が全力でぶつかり合う、っていうことがですね。
で、経緯はどうあれ僕をここまで燃えさせたのは、アイマスとエスコンくらいだな、と当時は感じて「ナムコすげえw」とか思っていたんですよね。そうして、ついに最後はあずささんから求婚されて、「あー、もうダメだ」と。
(一同爆笑)
赤ペンP じゃあ次はえーと、鴉さんで。っていうか俺またこういう役回りかよ!w
ミアキスP 朗読さん(進行)がんばって!w
---すみません、普通に聞き入ってしまいました。では鴉さんお願いします。
鴉 当時、僕は
RO をやっていて、その頃の仲間でアケマスをやっている人がいたので、アケマスがあること自体は知っていました。ただアケマスだと、まだビジュアル面がそれほどでもなかったという印象があって手を出してはいなかったのですが、その後箱マスのPVを見て衝撃を受けて。それで、間髪をいれず買ったと。
箱マスで最初に選んだのもあずささんでしたが、(その選択では)そこまで具体的な強い理由があったわけではなくて。長髪ロングのお姉さんで、ほやほやしていて、可愛いな、くらいで。
ただ、あずささんはなかなかストーリーを追うのが難しいといいますか、あずささんのストーリーに何か特徴があるのか、と言われるとどうなのかな、というところはあります。でもその雰囲気が好きだという思いはずっとあったので、そうした中ニコマスで
RidgerP 信者になって、「
太陽のあずさ 」(参考:
YouTube転載 )と「
MA91 」(参考:
YouTube転載 )を見て、完全にあずさ派になった感じですね。
RidgerP「アイドルマスター Destiny -太陽のあずさ- 永遠の20歳」中のワンショット。 ラストシーン直前、ゆるやかに見せる貫禄のターン。 だから(自分のことを)見る専をずっとやっていて、あずさ派であると言っているのですけど、ではあずささんの魅力がどこにあるのか、という話になると僕の中では今もまだ確固たるものがないんです。ただ、そういったいろいろな要素が集まってきた結果、「あずさ派です」と言ってみても自分にとって違和感がない状態にはなっているので、そのような流れでずっとここまで来たというのはありますね。
---自然に、自然にそうなったという感じなのですね。鴉さんは。 鴉 あずささんの魅力については、これから他の人が語ってくれると思うので、そこでまた探って行きたいとは思いますw
(一同笑)
赤ペンP かぶりつきの席で見学ですかw
鴉 いや、こういうことを話し出すとあずささんっていろいろな角度があると思うんですよ。その角度に対して、それぞれに語っていける部分がまたあるはずなのですが、ならばその「核」になっているのは何か、を聞いてみたいなと。僕は今、その核がちょっと少ないといいますかきちんと固まったものがないので、そこを追求していきたいです。
---鴉さん、ありがとうございました。では次にミアキスPお願いします。 ミアキスP 既に色々なところで言っているのですが、僕は誕生日が一緒なんですよ。7月19日。
僕は元々ニコマスからこっちに入ってきてアイマスを知って、その最初がとかちだったんですが、別にその時はアイマスだけ見ていたわけじゃないんですよね。MAD動画とかが好きで、そういったものも見ていたわけですが、その中で要は誕生日前後にでっかいあずささんの動画がいっぱい上がってくるじゃないですか。それこそ「太陽のあずさ」であったり
orgoneさん の「
LIFE 」であったり、
レリヲさん の「
Snow angel 」とかもそうだし。そういうガーッとランキングを上がっていった動画をいくつか見ていくうちに、アイマスにハマっていったのでそれが入口だったんです。
最初は、自分と同じ誕生日のアイドルだから応援しようかな、という気で何となくあずささん動画を見ていたんですけど、そのうち気がついたらハマっていた感じですかね。おっとりお姉さん的なタイプが、個人的に好みということもありましたけど。
赤ペンP そこは(ここにいる)全員共通していますね。
---はい、ありがとうございます。続いてむーくPお願いします。 むーくP 自分は2007年9月に入って、そこからブログを書き始めて。でも、箱を買ったのはその年の12月だったので、3ヶ月くらいはずっとニコニコ動画に上がるMADでしかアイマスに関する情報を手に入れていなかったという期間がありました。
だから(アイマスの)イメージが相当ニコマス初期の、その時代に偏っている部分はあると思います。そして、その中でなぜあずささんが選ばれたかというと、さっき挙げられた「太陽のあずさ」「LIFE」に加えて、自分は
tloさん の「
Que sera sera 」、それにあともう一つ、
桃邪気さん の「
隣に… 」ですね。多分この4つが、自分が惹きこまれた理由だと思っています。
あの当時、あずささんの立ち位置ってなぜか「PV+仕掛け」というものが多かったんですね。完全にネタではなくて、ガチストーリー的な部分とか。この人を主役にするときは、そういった洗練されたストーリーが見えるようなものが多かった気がするんです。
赤ペンP それは、だいたいRidgerさんの影響ですね。太陽のあずさからさらにさかのぼって、「
Love Power 」とか「
L 」の時代からもう(そういった手法で)やっていますから。
むーくP そうして、13人の中から選んでいくって話になると、どんどんあずささんのそういうパワーに惹きこまれていったと。
じゃあ一方で、箱を始めてみてどうだったのか、というとそれでもやっぱりあずささんでしたね。一時期
きゃのんさん に徹底的に真編をやりなさいと言われて、そちらに引きずり込まれそうになったこともあったけど、戻って来ました。
(一同爆笑)
むーくP ですから自分の場合は、本当にその当時のニコニコの空気に影響されて選んだという感じです。
---むーくP、ありがとうございました。では最後に、残しておきましたので赤ペンPお願いします。 赤ペンP 何?何このやりづらい空気?w
(一同爆笑)
赤ペンP 自分は2007年の5月頃、
ダムP の動画を最初に見てアイマスを知ることになるんですが、その後もダムPの動画をずっと巡っていたんです。で、ダムPは当時
歌姫楽園 の曲でたくさん動画を作っていたので、(パーソナリティが)キングとミンゴスだから当然あずちはの動画が多くなるんですけど、そこでまずあずちはの見分け方を学ぶわけです。なるほどね、と。
その後で気になってアイマスのことを調べていくわけです。どんなゲームで、この子はどんなキャラクターなのか、みたいな事ですね。元々赤ペンは「グラマラスな年上癒し系お姉さんキャラ(髪が長ければ尚良し)」が好きな人なので、どんなギャルゲーとかをやっても、まずそこを探すんですよ。そうしたらね、スイートスポットにいるわけですよ。
鴉 それ以外ない、って感じですね。
赤ペンP それがきっかけで、箱○自体を買うのは翌年になるんですけど、その前にコミュ動画ですよね。主に
ぶたPとかぶたPとかぶたPとか 。そこで一番自分の好みに合った話というか、そういう人だったので。
ほやほやしているんですよ、あずささんは -鴉
「並んで歩む」という位置に一番近いのは やはりあずささんだなあ、と思います -赤ペンP
赤ペンP「 アイドルマスター 三浦あずさ 「ハナミズキ」 」中のワンショット。 「試行錯誤を抜け出して、ようやく今の環境のもとで自分らしく製作できた最初の作品」 であると当時の赤ペンP自身はコメントしている。 またこの作品は、赤ペンPが初めて制作したあずさ誕生祭動画である。 ---今ここにいる皆さんの中で、あずささんの「お姉さん」的なところに惹かれた、という意見が共通認識として出てきて、765プロの中でもそうしたお姉さんの役回りが求められるのがあずささんですが、私は一方で「運命の人」のように実は誰よりもあずささんが乙女なんじゃないかと考えることがあります。この立ち位置やストーリーについて、皆さん何か思うところはありますでしょうか。 ミアキスP あずささんはねえ、「素」だよね。
赤ペンP 一人だけ成人で、学生を兼務していなくてというところがまずあって。あとアイマスのキャラは、基本的に実際の数字の年齢よりも大人に作られているじゃないですか、度合いの幅はあれど。あずささんだって「あんな20歳いねえよw」って話ですよ、なんぼなんでも。
むーくP それはそうだねえ。あとあずささんはリーダーの立場ではないですよね。竜宮でもああいう立ち位置になったし、他人を引っ張ったりするわけではないし。「癒し系」というキャラ付けも自分はあまりピンと来てなくて。20歳になって短大を卒業して、次に何をやろうかしら、という感じでアイドル界にノコノコと入ってきた。そうすると癒しという記号も他人から付けられているだけであって、あずささん自身は(本当のところ)どうなの?と。
鴉 ほやほやしているんですよ、あずささんは。
むーくP そうそう。何をしようかっていうのを、決めていない人というのが。何者にもなれるのだけれども、最終的にああいう形になったんだよ、と。一から全部、本当に全部、キャラクター付けをプレイヤーに投げられたような、そんなキャラクターだと俺は思ってる。
鴉 一番アイドルへの執着がない、というところはあちこちで語られていますね。あとは結婚願望とかもね、あるのはわかるけれど、それが本気・本当のところなのか、というところを突き詰めていくと憧れているだけじゃないのか、と。そして、そちらに突き進むべき人なのか、あるいは突き進むべき属性を持っているのかというとそれもどうも疑問で。
そういう色々な方向に取れる人だからこそ、そのぶん話の転がしようもあるとは思うけれども、ただなかなかキャラ付けが難しいというのと、あとはどうしてもボケ属性なのでツッコミには使いづらい。
赤ペンP 自己主張しない人なんですよ。ワンテンポ遅れるから、自分が主張するより前にみんなが主張し始めて、その時この人引いちゃうんですね、簡単に。だから思っていることはあるのだけれども、主張しないから、周りの方があっという間に転がっていってしまう。
だから逆に言うと、無印のトゥルーエンドであったり、さっきバートレットPが挙げてくれたSPのところであったり、自己主張する場面はすごく印象に残るんです。言う時は言う、なので芯はしっかりと持っているけれど、普段はどうもワンテンポ遅れるから言い出せなくて、あらあらと言っているうちにためこんでしまう。だからね、すっごい「都合のいい女」なんですよ。
むーくP 都合のよさはアニマスで発揮されたじゃないですか、プリン全部食べちゃう役だとか、おたふく風邪ひいちゃうとか。
バートレットP 大事なところだけ持っていきますよねw
むーくP そうそう。
赤ペンP でも相対的には年齢が一番上だから、ちょっと変な言い方になりますけど、人間としては765プロ全体を見渡したら一番完成しているはずなんですよね。そうすると、やはりそういった立ち位置にどんどんなっていく。
例えばアニマスの千早回で、最後に千早が遅れてくるじゃないですか。そして春香と千早の目が逢って、お互い何も言えなくなっているところで、千早にいちばん近い場所にいて「さあ、手を」と言って千早を引き込むのがあずささんなんです。
あの時なら、春香はいろいろ千早の事情を知っているけれど感極まっているから話をするのは無理だし、なら律子か?プロデューサーか?小鳥さんか?と考えていくと、「アイドルの輪」に引き入れるのはやっぱりあずささんになるのだろうなと。それを引き受けないことには仕方がない、その立ち位置が自然と形成されてしまっている感じはすごくあるんですよね。
鴉 そういった(あずささん)本人がためている何かを、赤ペンさんは(PVなどで)引き出すわけですね。
赤ペンP そこはノーコメントにしておこうかw
(一同爆笑)
むーくP もっと極端なことを言っちゃうと、ギャルゲーのテンプレートで外見はスパっと決まるにしても、「中」を作ろうとしたときにすごくこのあずささん(というキャラクターは)苦労したと思うんだよね。
赤ペンP 「アイマスはギャルゲーじゃない」と錦の御旗のように掲げられることはよくあるじゃないですか。でもこの人だけはきっぱりはっきり例外なんですよ、結婚までいくわけですし。エロゲとかでも、あれは事に及ぶまでがメインイベントであって、いきなり結婚を目指すとかにはまあならないですよね。それは後日談になる。でもあずささんはそこまで突っ走っちゃう。それもすごく特殊な気がする。
何のためにアイドルをするのか?という動機が、よく言われているけど「婚活」ってやつですよね。そういう「アイドルや芸能界の外側に動機がある」子って765プロのどこを見渡しても他にはいない。そこがやっぱり変わっているなあ、と思います。
鴉 他の子は、みんなアイドルを目指していますからね。
赤ペンP 一年(の活動期間が)終わっても、きっぱり「アイドルやめます」と言っている子は他に一人もいないんですよ。「ちょっと休養します」とか、律子が裏方に回るとか、せいぜいその程度なんですが、あずささんは「引退します」と。「おおい、辞めるのかw」と。
ちょっと話はそれるけど、自分がアイマスというものに興味を持ち始めたきっかけは、Wikipediaのアイドルマスターの記事なんです。確かそれはアケマスの内容を基にしていて、今ではその記述はないんですけど、キャラクター紹介の項目を調べると、あずささんの項目は「エンディングのネタバレが含まれます」みたいな注意書きがあって一部が閉じられていたんですね。
でも、「そんなこと知ったこっちゃない」って開けるわけです。すると、「最後はプロデューサーと結ばれて引退する」という話の後で、「なお、トゥルーエンドにすると結婚して芸能界を引退してしまうので、それを嫌うプレイヤーはあえて武道館エンドなどにとどめ、トゥルーエンドを目指さないこともある」なんてことが書いてあったんですよ。
(一同苦笑)
赤ペンP アホかと。エロゲのCGコンプのためにプレイしてんじゃねえぞと。アーケードゲームだぞ、なんじゃそりゃとなって。そこをきっかけにして他のアイドルの事も興味を持って調べていった感じですね。だから(あずささんが)そういった結婚までいっちゃう極端なゴール地点を持っている、ってのは面白いですよね。
むーくP アケマスの人たちの「自分たちはゲームをしているんじゃない。(アイドルを育てる)プロデューサーなんだ」というあの意識の高さはどこから来るんだろう。
赤ペンP そろそろ危ない話をしていくと、多分それが(彼らの)拠り所になっちゃうんですよ。言ってしまえば、アイマスだって外から見たらギャルゲーなわけです。そういうときに、自分がやっているものの正当性って主張したくなるじゃないですか。
鴉 「俺たちはちゃんと一線を画しているぞ」と。
むーくP 生臭くなってきたなあw
赤ペンP でもね、そこがすごく大事なんだと思うんです。そういうある意味意識の高さっていうのが、アイマスを支えてきたんだと思うし、3年ほど前に負の方向に大爆発するきっかけになったわけだし。
ミアキスP プロデューサーという呼び名は、本当にそこから発祥しているはずなんだよね
赤ペンP 自分のプロデューサー論的な話をすると、私事ですけど、昔に中学生くらいの子たちを塾で教えていたことがあって。そういう経験があるせいか、やっぱり、高校生くらいまではなんだかんだで子どもに見えちゃうんです。何をどうしても。子どもというか、「教えてあげる相手」というか。
もちろん子ども相手であっても得るものはたくさんあったし、子どもをなめるつもりはないけれども、やっぱり対等に横に並んで歩む立場かというとそうじゃないなと。自分が二、三歩前に行っている感覚ですね。
その中で「並んで歩む」という位置に一番近いのはやはりあずささんだなあ、と思います。自分はそれを求めたんです、アイマスというゲームの、プロデューサーとしての仕事の中に。
ゲームでコミュをやっていると、この人勝手に(自分で)答えを見つけませんか。「あ、これこういうことですね、こうしてみます」みたいな(参考:
無印Cランクにおける「レコーディング(CD)」コミュ )。なので、精神的には意外と手がかからない。
多分「古風な女性」なのかなって。古風といっても大昔というわけじゃなくて、いわゆる男性優位社会における、男性から見た「都合のいい女」。男は会社に行って働く、女は家にいて家庭を守る、そういう視点から見た時の理想の人である気がします。
むーくP キャラ的には、あずささんが望んでそうしているという形にしていましたけれどね。
赤ペンP まあね。でもそりゃ嘘くせえなw
鴉 はっきりとそのあたりをわかっていなくとも、そこに惹かれてしまっているおっさんは多いのではないでしょうか。
赤ペンP 間違いなくそうだと思う。だから方向音痴なんですよ。嫁は旦那の三歩後ろを静かについてきなさい、という。
さっきも言ったけど、極度の方向音痴を除けば、あずささん本人はそんなに面倒くさい人ではないんですけど、それを取り巻く状況が面倒くさいな、それは(作品世界の中の)本人的にもメタ的にもいろいろあるかな、という気はします。
あまりに目立つ、けれども周りから攻撃されないように 振る舞うにはどうすればいいのかな、と考えた結果、 外から見た時にああいう性格になったんじゃないのかな、と -むーくP
赤ペンP そういえば、バートレットPは箱の方のコミュって見たことあります?
バートレットP 一応SPの中にも箱のコミュはいくつか入っているので、それについてはプロデュースも何周かしましたし。あとは実際に箱も買って(無印も)やったので、ある程度はおさえているはずですね。
赤ペンP SPの、あのアイドルアルティメイトのシナリオと比べたら、無印のシナリオってもうちょっとあずささんゆるいじゃないですか。
バートレットP ゆるいですね。
赤ペンP 率直に言ってどうでしたか、それを見て。
バートレットP 最初にやったのがSPで、(SPのシナリオについては)いろいろな意見があるけれども、個人的にはさっき言った通り熱い展開が見られてわりとお腹いっぱいだったんですが、その後に無印の方に行くと薄味と言ったらいいのか、そういうあずささんを見て「えー、普段ってこんな感じなんだ」と思いましたね。
(一同爆笑)
バートレットP SPだと、あずささんはだんだん状況的に追い込まれていって、ネガティブな発言も出てくるので「あー、この人すごく大人だなー」「悩める一人のお姉さんだわー」とリアル年下の男の子としては思わされたのですが、いざそこを離れて(無印を)プロデュースしてみると「個性薄くない?」と。
赤ペンP そう、だから(バートレットPは)我々と逆なんですよ。俺らは無印をやってからSPに行っているので、美希を相手に啖呵を切るシーンとか見て「うわ、キング楽しそうに演技してるなw」と。
(一同爆笑)
赤ペンP でね、古風な女性とか言いましたけど、多分あずささんって同年代の女性のウケはあんまり良くねえんじゃねえかと。
むーくP それはね、良くないだろうね。
鴉 天然(属性)が女性ウケしない、ってのは定番ですからね。
赤ペンP しかもさあ、背が高くてグラマラスで目立つじゃん?仮に合コンとか行ったときのことを想像してみるわけですよ。男はまず見ちゃいますよ、目立つから。
それでビッチキャラだったら、そういうのはちょっと、という反応もあるんでしょうが、あの性格だから好きになるかは別としてそんなマイナスにはならないですよ。しかもあのタイプはたぶん合コン終わってもお持ち帰りされずに普通に帰っていくんですよ。そんな風に考えると、まあ女性ウケはしないだろうなと。
むーくP いやね、前に考えたことがあるんですよ。あずささんがなぜああいう性格になったのかというところの、根本(の原因)がそこなんじゃないかと。あまりに目立つ、けれども周りから攻撃されないように振る舞うにはどうすればいいのかな、と考えた結果、外から見た時にああいう性格になったんじゃないのかな、と。
赤ペンP ちょっと前に、
インタビューズ って流行ったじゃないですか。あれで俺のところに「あずささんのおっぱいはいつから大きくなったと思いますか?」という質問が飛んできたことがあるんですね。で、おそらくネタであろうその質問に俺はガチで「小学校高学年くらいには多分ブラをしていたと思いますよ」と答えたんですね。
その真意はさっきのむーくさんと同じような話です。同じ行動をしても、目立ってしまう。そういうのが嫌だと思う性格の形成がいつなされたのかはわからないですが、ならば、ということで大人しい天然のキャラになっていったのかな、と。だから、少なくとも自分の知っている範囲の女性Pであずささん推しの人って全然思い浮かばないんですよ。
むーくP 女性Pは千早に惹かれたりするよね。
赤ペンP 千早だったり、律っちゃんだったり、春香も、真もいるな。でもあずささん好きってのは本当に聞かないなあ。
ミアキスP 知り合いに一人いますけどね。
赤ペンP あ、います?
ミアキスP いますいます。今、短大生かな?で、もうP歴4年くらいの子がいますね。まあこの子は何と言うかガチでして。一回オフ会で会ったんですよ、その子に。そうしたら、ねんぷちを緩衝材の詰まった木の箱の中に大事に保管していたんですよ、もうそれは宝物のように、ですね。それ見た時に僕は「この子すごいな」と思いましたね。
鴉 その子にインタビューしたほうがいいんじゃないだろうか。
赤ペンP 俺もそう思う。
あ、そういえば前にキングが
ギルガメッシュLIGHT に出たことがあったじゃないですか。「声優のたかはし智秋さんです」と紹介されて、そのとき後ろの女の子の一人がたまたまアイマスを知っていて「私知ってます、アイドルマスターの三浦あずさ"ちゃん"ですよね」と言ったんです。未だかつて、あずささんのことを「あずさちゃん」と呼んだ人を俺は知らないんですよ。それがもう目から鱗で。「あずささんもちゃん付けで呼ばれるんだー」みたいな。小鳥さんですらさん付けなのにw
(一同爆笑)
赤ペンP 765プロみたいに年下ばっかりの環境だと「若いのに落ち着いています」とか、「頼り甲斐のあるお姉さん」という場所に座れると思うんですけど、同年代だとそうはいかないだろうな、と。
むーくP でもあずささんの性格で、そこの部分のわざとらしさを出さないようにすごく丁寧に作られているせいで「あれが素なんだな」と思わせることには成功していると思う。
赤ペンP だからね、
友美さん をすごく大事にしていると思うんです。アイマス2からの人には、友美って誰?って話なのかもしれないですが、アニマスのメールみたいな、ああいうわりとえげつない事も言える間柄というのは本当に仲がいいんだなー、と思う。露骨ないじめはないとしても、距離をとられちゃうとああいう台詞は吐かれないですからね。
本当に徹頭徹尾そんな感じで、自己主張が少ないのでずっと「ごめんなさい人生」歩んできた人なのかな、と。
鴉 そうなのかなあ。うーん、ごめんなさい人生というか自己防衛本能というか。
赤ペンP 自己防衛もあると思います。何かあった時に、まず自分が頭下げておけば場が丸く収まるという状況なら、下げ続けたんだと思うんです。高校の時の思い出で、
先輩に告白されたけれど一日で振られた話 ってあるじゃないですか。多分、その振られた後も、自分に何か落ち度があったんだと思い続けているのではないかと思うんですね。だからこそ、運命の人とかを信じるんじゃないですかね。
鴉 救いを求めている、のかな。
赤ペンP 乙女チックなところというのは、そういった部分の裏返しであるような気もします。本音に対して、内側に向かっていくような。
やられっぱなしがすごく嫌だったんです -赤ペンP
765プロ最年長の堂々とした、押しも押されもせぬ歌姫であって、 アイドルであるというその姿を見せてくれる動画というのを、 僕はもう一回見たい -鴉
赤ペンP あずさ派じゃない人に「あずささんで動画作って」と言うと、俺の周りでは大抵「あずささんで作るのは難しいです」って返されるんですけど、皆さんはどうですか?
むーくP 自分は
嫁動画 作ったからもう大丈夫w
赤ペンP あ、いや、非あずさ派の人があずささんの動画を作るっていう場合で、例えば俺だと
えびちゃん から愚痴られたんですよ、「絵が浮かばねぇ」って。卓球ラジオ(※2)にいる人たちはだいたいあずささんで作るの苦手って言いますね。
※2:ニコマス・ロックンロール・レディオのこと。参考リンク:
公式ブログ 、
ニコ百記事 ミアキスP だって卓球ラジオはロリコンばっかりじゃないですか。
(一同大爆笑)
むーくP ていうかねえ、ネタ成分を入れられないのが無理なんだと思うよ。
赤ペンP 年齢ネタか胸ネタかどっちかくらいですからね。
ミアキスP 僕は逆にやよいだとめっちゃ作りにくくて。KAKU-tail(※3)で、やよいが来た時作りづらくてしょうがなかったです。
※3:im@s KAKU-tail Partyのこと。参考リンク:
ニコ百記事 鴉 いじりづらいというところと、(今日の話の)最初にも言った通りキャラ付けの方向性が人によって違うんですよね。で、統一化されたネタの部分が見えないというのが(作りづらい理由として)一番大きいのではないかと思うんですが。
赤ペンP えーとね、多分鴉さんと同じ事を言おうとしているんだけど、表現は真逆になっちゃうかな。言葉だけあえて皆さんに投げますけど俺個人の考えとして、ニコマス的には三浦あずさって2008年の上半期の時点でオワコンだったと思うんです。これ、皆さんどう反応しますか?
ミアキスP 2008年上半期…何かあったかな。
むーくP 一つは、桃邪気さんが亡くなったって部分はあるかな。
赤ペンP うん。で、2007年のRidgerさんの「太陽のあずさ」と、MAの「隣に…」ってのはすごく影響力があったと思っていて。Ridgerさんのあれって、ストーリー系PVの源流だと思うんですよ。
たとえば
わかむらP の「
パーフェクトスター・パーフェクトスタイル 」(参考:
YouTube転載 )が完全にアイドルのPVであるのに対して、「太陽のあずさ」もまたPVなんだけど、扱っているものはコミュ映像、アーティストのいわばプライベート、オフステージの部分じゃないですか。ミュージックPVでそういう作りってしないですよね。ミスチルが出ているからといって、桜井の日常とかは描かないわけですから。
そんなオーパーツみたいなものが真っ先に出ちゃうんです。2007年の7月に。そして「隣に…」ですよ。キャラソンはないと言われていたアイマス楽曲だけど、あれって言わば「裏・三浦あずさ」的な曲じゃないですか。
何となく言いたいことわかってもらえますかね。あずささんが望むものは運命の人しかない。(「隣に…」は)その運命の人が亡くなってしまう・いなくなることを描いた歌だ、という捉え方を一般的にはされている。あの歌も解釈は他にもたくさんあって、例えば「歌が向けられている相手は俺らだ」というメタな解釈もある。今、アイドルマスターが好きで一生懸命やっていても、たぶん時が来たらゲームに飽きて、また他のところへ移ってくのでしょう、というような。
とはいえ、一般的にこの曲はあずささんのキャラそのものは歌っていないけれど、持っている物語的なものをひっくり返した歌と思われていて、そういう曲を使って桃邪気さんが動画を作った。気になるところがあったらコメントでいろいろお願いします、意見をいただいたのでそれを受けて修正しました、というキャッチボールが何度か繰り返されてMA販促バージョン Finalができた。だからあれは、単純にいい作品であったはずなんです。
それが翌年の4月ですかね、桃邪気さんが亡くなられてガチの「隣に…」の話になっちゃったわけですよ、期せずして。また、ちょうどその頃に「太陽のあずさ」も消えたんですよ。あの曲の内容って、「隣に…」より前に作られた、「隣に…」の内容に対するカウンターみたいな歌なんですよね。それが消えた。
さっき敢えて使った「オワコン」という言葉は、勢いをなくしたということではなくて、この時点で完成形になっちゃったというか、そこで固まってしまったというか、そういう意味合いを込めています。
鴉 僕個人にとっても、あずささんPVは「太陽のあずさ」と「MA91」が消えた時点でいったん止まっているというか。あそこで僕にとってのあずささんPVは一度完結しちゃっているんですよ。しかも消えているから、もうそこには戻れないわけじゃないですか。あのRidgerPの動画が消えたことによる文脈であれば、僕もその話はよくわかります。
さらに合作も消えて。MA91が消えた時点で合作が消えるのは、もう何て言うんですかね、運命だったかな、と。MA91が消えたのにあのメドレーが残るのは考えられないといいますか、そういったPVでの話であれば、赤ペンさんの言うことはわかります。
むーくP 自分たち含めて、あの2007年に囚われすぎちゃっているという部分は間違いなくあるのよ。2007年と2008年前半ね。自分としては、シャイニーフェスタで出た「ラブリ」の、あの方向でもう一回火をつけられないかな、と思ってはいるのだけれどもw
鴉 ええ、かわいいあずささん方向で行くべきだと私もずっと思っているんです。Jazzm@sのカッコイイあずささんもいいけれど、かわいいあずささんをぜひもっと作ってもらえないかな、と。
赤ペンP 俺は逆に「かわいい」路線に舵が切れないんですよね。不謹慎なこと言いますけど、俺は桃邪気さんのあの話から3日ぐらい経った後に「ずるい」って思ったんです。あの作品はただでさえいい作品だったと俺は思っているんだけど、それをね、動画の出来とかとは違うところで違う評価を受けて、あの作品の意味合いが今となっては全然違うものになってしまっているという。
バートレットP 当時の空気を、僕は知らないじゃないですか。2009年に始めていますので。ですから、当時の桃邪気さんのあたりとか太陽のあずさの空気感を共有できていない状態でニコマスに入って、その後に過去の出来事として触れたわけです、僕の場合は。そうして知っていった身からすると、それを(リアルタイムで)知らなかったことが悔しくはあったんですよね。
鴉 ええ。ですけど、今日この場に2011年Pがいないのは非常に勿体無かったなあ、と思います。それらの文脈を知らない人の、あずささんの(魅力の)立て方を知りたかったという意味で。
ニコマス自体のPVの流れからしても、2007年や2008年に囚われない、すっかり素材化したアイマス2でのPVを作り始めた2011年世代のあずささんの捉え方・評価を聞いてみたかったな、と。
赤ペンP うん、その囚われているという感覚はすごく自覚があります。そして、抜けられないだろうな、とも。2008年のその時点で、俺はまだデビューから1年経っていなかったのかな。まだ駆け出しの頃だったから、手をこまねいて見ているしかなかったんですよ。今の自分がいたら、まだやりようがあったかもしれないんだけど。
ミアキスP やりようがあったんですか。
赤ペンP 出来るかどうかはともかく、何か考えたとは思う。でもあの時は考える暇も何もなかった。即ギブアップ。だから、だからね、うまくなりたいと思った。だから、あずささんのいい動画を作りたいと思ったんです。作れるようになるには、うまくならなきゃしょうがない。やられっぱなしがすごく嫌だったんです。
むーくP 自分は、桃邪気さんに対して自分が納得するためには作ったけれども、それを使って仕掛けようという発想にはならなかったな。
ミアキスP 仕掛けよう、っていうのは?
むーくP んー、あの人の死に対して何らかのアクションをとろう、という感じにはならなかったってこと。どちらかと言えば、あの人が死んでしまったことで自分が受けた影響はこうだったんだよ、だからこういうことを願いたいよ、という動画は作ったんですけど。
赤ペンP 動画の外側の出来事は出来事として別の話で、そうではなく結果として生まれてしまった状況とか空気に対して何かしたいと。もちろんそれは、まずは自分の中で納得する、ということは大前提なんだけれどさ。でもね、やっぱり見てもらってナンボ、見る人がいてナンボの世界だから、自分の中だけで納得するだけじゃダメだな、とも思ってる。色々考えるところはあるけれど、それとは関係なく認めてほしいな、と。そのために頑張ってきたというのはあるかな。
この話に「
3A07 」が出てこないのはそういう理由なんです。俺はVRF11(※4)に出た時に、生放送中にネガティブなコメントをもらった数少ない一人でして。竜宮小町のストーリーで作ったら、最後にコメントで「あずささんステージが見たかったよ」と。「お前なら
RAP_さん にケンカを売れるだろ」、みたいなねw
※4:VERROCK FESTIVAL ‘11のこと。参考リンク:
公式サイト 、
ニコ百記事 言わんとしていることはわかる。でも、あれはRAP_さんがあの状況にケンカを売った作品なので、それにケンカを売るのは筋違いだなあ、と。
むーくP 自分は「3A07」はちょっとやりすぎた気がしてる。もうね、2008年の桃邪気さんの死から1年くらいずっとあずささんをますますいじりづらい空気になりつつ、さらに扱うときにはそのことを考えないといけないような圧迫感を感じることがあって。
その中で、ガチでホントどれだけ労力かけたんだ、と出てきたものがあれでしょう。いやいや、確かにそのことはあったにしてもこれはやりすぎじゃないの、もっと幸せにしようや、あずささんを、という感情の方が先に立ってしまって、結局あれは1回しか見られなかったんだよね。
赤ペンP (動画を)作っている立場からすると、その労力を100%肯定せざるを得ないのがあずさPの辛いところだね。
むーくP 労力も、作った理由もわかる。けれど、あそこまであずささんをかわいそうなところへ持っていったのはきついな、と言うのが正直な感想だった。
赤ペンP そのあたり、鴉さんは若干視点が違うのではないかと思うんですがどうでしょう。
鴉 むーくさんのように考える人、僕は結構多いんじゃないかと思いますけどね。当然出来に関しては、そりゃあ文句なんてつけられないですが、ただ内容については、僕は見る専の立場からあずささんの動画として「3A07」を考えた時にそこまで重くは置いていないんです。
赤ペンP だから「3A07」自体はあくまでも最終的な決定打というか、形になって現れた権化みたいなもので、そういう空気自体は元々あったんですよね。つまり、765プロの最年長のお姉さん、天然ボケであらあらとか言う人だけど、実はそういう重い物語、悲劇もしっかり背負ってがんばれる人、みたいな。
むーくP 自分は「隣に…」の曲をカウンターで使いたいんですよ。一個だけ、ストーリーはずっと前からできていて、どういう構成にもできないのでそのまま温存しているやつがあるんだけれども、実際にはPが生きていたっていうパターンで、シナリオものを作りたいな、と思っているんだよね、ずっと。
あるゲームが土台で、そこで「隣に…」を使って「ああ、またこのパターンか」と思わせておいて最後に逆転させたい。あずささんには、そっちの方が似合うんですよ。悲劇の人になってほしくないんです。
鴉 僕は、あずささんはアイドルであってほしいんですよ。あずささんの潜在力、あずささんの持っているものってすごいものがあって。
ハリアーさん のノベマスとかでも、大御所的な扱いをされているじゃないですか。ああいう立場の、その実体を見せてくれる、アイドルとしての三浦あずさがこんなにもすごいんだ、という動画がまさに「MA91」だったんですよ。
それ以降で、あずささんが765プロ最年長の堂々とした、押しも押されもせぬ歌姫であって、アイドルであるというその姿を見せてくれる動画というのを、僕はもう一回見たい。僕は見る専なので作れないですが、本当にそれをずっと待っているんです。それが出てきてくれたら、僕はもう何も言うことはないのですが、それがまだ出てこないかな、と。
赤ペンP 正直、早い段階でそういった強烈なパンチを食らってしまっている、その影響だろうとは思います。
ミアキスP ハードルが高いのよ。
赤ペンP だからね、俺も自分が囚われていることは百も二百も承知だから、何か全体的な大きな動きでリセットをかけられたらいいな、とは思っていたんです、まさしく鴉さんの言う通り。初期の頃を否定はしないけれど、それはそれとしてこうだよね、というリセットボタンが押されると思っていたんですよ、2010年の7月、アイマス2が発表された時に。そうしたら9.18ですよ。
むーくP あずささんの竜宮衣装見たときは「これで勝った」と思ったんだけどなー。
赤ペンP もし俺が無印を知らないでアイマス2から入った人だったら、100%貴音派になっているはずなんですよ。今日の最初に話した、あの好みでいったらね。
で、ホント正直に言いますけどね、アイマス2のゲームからアイマスに入った人で、あずさ派になる人って結構物好きだと俺は思うんですが、皆さんどう思います?
(一同、「そうだね」「いないかなー」等の声)
バートレットP 2から入ってきたというか、アニメから入った人が僕の周りにはすごく多かったんです。僕が前からプロデューサーをやっているってことをそいつらは知っていたんですけど、放送が始まると口々に「何であずささん派として(アイマスに)入ったの?」ってすごく不思議そうな顔して聞いてくるんですよ。
赤ペンP アイマス2で、あずささんは一番出番が少ないじゃないですか。あんな騒ぎの中で実際にゲームをやって、結果的にはこんなパラレルだったら出番少なくてよかったかな、くらい思っちゃったんだけど。
だから、今日の座談会のメンバーについて、編集部がどう声がけをするように検討したかはわかりませんが、結局ここにいるのは2007年デビューのミアキスさんや俺であり、2007年9月頃からニコマスを見ていたむーくさんであり、鴉さんもだいぶ以前から、そして一番若いバートレットPでさえデビューは2009年だった。だから新しいあずさ派に向けるには載せられないような話を、今はしている気がします。
むーくP 今のあずささん語れ、と言っても難しいもんね。
ミアキスP そう、正直な話ここにアイマス2もしくはアニマスから入ったあずさPがいたらまた違った話ができたと思う。
赤ペンP それが現実よね。
鴉 2011年からのあずさ派には、本当にどうやって(アイマスに)入ったのか聞いてみたいですね。
赤ペンP だからさっきの鴉さんのおっしゃることもすごくわかるんですけど、あずささんのかわいさを表に出すよりは、他の子のかわいさを出すほうが早いと思うんですよ。少なくとも自分はあずささんだと一皮むく必要があるので。
さっきのオワコンの話が、それでほぼ確定しちゃったかな、と。2のあずささんを見ていても、そこには自分が惚れ込んだあずささんのいいところがほぼない。語ってくれていない。あるとしたらもうボディーラインくらいですよ。
むーくP 具体的にはレザードクィーンのあずささんね。
赤ペンP いや、衣装は問わないんだけどさw
ただそうは言っても、それではパラレル(なアイマス2の世界)であずささんにどんなシナリオを用意するんですか、となったらもうネタがなかったのかな、とも思うんです。恋敵ができる話はSPでやっちゃいました。婚活だったはずのアイドル活動をしていた自分に対して、それを目標にする新しい若い子が出てくるって話はDSでやっちゃいました。「運命の人」というキーワードを蹴飛ばしたら、多分別人になっちゃうと思うので外せない。
そうすると、最後の最後ギリギリ残っていたのが「あずささんが誰かの運命の人」というもので、それはエクストラエピソードで使われたんだけれども、たかだか3週間程度で色目使われてもねえ、みたいな。可愛くなったけどチョロくなっちゃった気がするなあ、とか。
鴉 それはしょうがない、しょうがないよ。
むーくP 無印だと全然進まないのにさあ、(2だと)たった3週間でコロッとなるのはずるいよね。
赤ペンP そういえばまだしていなかった、髪を切った話なんだけど、長い方がいいですか、短いほうがいいですか、どちらかにしてください、と言われたら皆さんはどちらを選びますか。
ミアキスP 長い方。
バートレットP 僕は短い方で。
むーくP 俺は両方ともとる。
赤ペンP 出た、出たよ!w
むーくP だって俺、どっちも好きだもん!w
鴉 あえてどちらか、って言ってんのにこのおっさんはw
赤ペンP おっさんなんてそんなもんだ。まあ、短い方が間違いなくかわいいとは思うんですが。
バートレットP 短くしたことによって、何となく「あ、こんな子現実にもいるんじゃないかな」的な親しみやすさは出た気がするんです。わりと現実味を帯びてきたというか、あずささんの存在自体が。
赤ペンP 内実は、貴音が新キャラとして加わる事で、長身グラマラスなキャラがシルエットでかぶるから、あずささんの髪を切ったのだろうと俺は勝手に考えているんだけどもw
鴉 裏を読みますね。
赤ペンP だからあの長い髪と一緒に、ある意味無印で背負わされていた重いものからは解き放たれて軽くはなったけど、いささか軽くなりすぎたよな、と。
鴉 まあ切った理由含めて、赤ペンさんが動画作ってくれたのでそっちの方でいいんじゃないですかw
赤ペンP だからアニマスは設定資料を見た瞬間に、自分の守備範囲外になっちゃいました。短くするのはいいけど、もうええやん、最初から短いままにしておけ、と。あの時点でテンションが下がって、それでアニマスは客観的に見るようになっちゃったかな。
かくしてあずさ派というのはますますこんな気持ちを外側に持っていくことができなくなって、ためこむわけです。あずささんと同じように。
鴉 しょうがないです、消えゆく方向の位置取りですし。
むーくP おいおいおいおい、待ってくれ待ってくれ待ってくれ。「消えゆく」はないわ。
鴉 いやー、でもリストラ方向ではないですか。
むーくP 撤退戦を戦わされている気はするけれども、後で逆転するという希望がなければ撤退戦はせんよw
赤ペンP でもね、まさにそういう感覚こそが、俺が今も自分を「あずさ派です」って言ってアイデンティティにしている理由でもあります。たぶんね。アイドルとして成長はするけれど、あずささんって大人だから、基本的に変化のない人だと俺は思っているので。
むーくP あずささん以外の話をするとね、無印と2の比較って話になるんだけれども、元々アーケードとか無印のスクリプトを書いている人たちと、2とで、思いっきり違うじゃないですか。
赤ペンP 違いますね。
むーくP つまり、無印と2の何が違うかって言うと、キャラクターの外側とかそういうものではなくって、記号を受け継いだだけで中身が別人ってことなんですよ。
そういう風に考えていった時に、俺は無印のあずささんじゃなきゃダメだ、とか2のあずささんじゃなきゃダメだ、という人はそれぞれ出てくるとは思っているんだけれど、ゲームとかそういうものを楽しむときっていうのは、アニメもそうなんですけど、なぜそうなったかの理由を自分が勝手に作れる、作っていい、というところはあると思うのね。
今のこのあずささんの流れもそうだけど「中身を書いた人が違って、作っている人が違って、それじゃあ俺のあずささんじゃないよ」という人と自分がズレているのは、俺は無印から2までのあずささんにどうやって理屈をつけようかとこねくり回しながら考えちゃうのね。
他の子もそうなのだけど、無印のときのスクリプトって全体的にいわゆる「人間のあやふやさ」が前に押し出されていて、ゲームのテンプレートからいって納得いかない度は高かったわりに、中のキャラクターは人間臭いな、と思わせる何かがあったな、と。
それが2の場合には、その無印の記号は引き継いだけれども、そういう深さはなくなってギャルゲーっぽくなったな、という気はしていて、だから2のあずささんは「ゲームの中のゲーム」という、そんなメタなあずささんであると思っている。
赤ペンP そうしたギャルゲー化は、その後のモバマス・グリマスに象徴されるように軽さがないと展開しづらい、ユーザに考えさせ続けるのもどうか、という方向転換をあそこで切ったってことなんだろうね。その考え自体は間違っちゃいないけど、まあ2になって無粋になったかなとは思う。
むーくP まあそういう言い方もあるねw
鴉 ユーザーフレンドリーになったと言ってあげてくださいw
赤ペンP 何が一番無粋だと思ったかというと、やよいのシナリオを進めていくと、途中で伊織が出てくるんです。その伊織のおでこをプロデューサーがネタにするんですよ。伊織のおでこネタは、確かに俺らはいろいろ使ったよ。でも、ゲームの中でプロデューサーがやる行動か、というと「そうじゃないだろ」と。
同じ事は真のシナリオにもあって、真の少年扱いとか、シナリオの「カワイイ」に対するスラップスティックさが度を増しているように感じられるのはいかがなものかと。俺は黒井社長でもどうかと思う(注:真シナリオで北斗について「アイツ、ついに、男にまで手を出すとは・・・」と言及している)くらいなんでw
むーくP そういった意味だと、あずささんは作りづらかったんだろうな。ギャルゲー的なわかりやすいキャラクターにもできなかったから、外されたってのはあるのかなあ。
鴉 捉えづらくはありますね。
赤ペンP だからあの騒ぎのあった後でも、(動画を)作り続けていられるのだろうとは思うんです。だって癪だもん。あれがあずささんの全てだと思われるのがさ。
ライバルが増えすぎるのは困るけど、でもあれで終わらせたらあかんのと違う?という気持ちは今でもあるかな。アニマスや、モバマス・グリマス的な展開があった今、そこまで背負い込む必要は全然ないけれど。少なくとも、2011年はそれですごく頑張りましたよ。一番頑張った年だったと思う。
鴉 赤ペンさんはね、あの「
Trailer for 竜宮小町 」で、ここまでやってくれたんだな、と思ったので本当にありがたかったですよ。
赤ペンP あそこで自分も変われたかな、とは思います。
かわいい方向のあずさのPVで作れるPが台頭してきてほしい -ミアキスP
赤ペンP そんなこんなで、「あずさ派の存在理由とは何か?」というところに行くと、
どこかの内科部長の企画 みたいなあれなのですけれども、他の若い子に比べたら伸びしろとか変化する部分はないし、言ってしまえばあずささんは完成品だと思うんですよ。ある程度、「こういう人だ」っていう。
作る側もそうだし、見る側、受け手の側もそういう印象を持っている、それがすごく共有されている状況がある。その枠から外れていくための方法論がなかなか見えない部分はあるんだけど。
鴉 見る専としては、あずささん動画がなんとか続いていってくれて、あずささんの踊っている姿を見て「俺はあずささんが好きなんだ」って言えるだけで、本当にそれだけでも幸せなので、そこは自己完結しているんですよね。
だから、これからあずささんが次回作でいなくなってしまうのかは知らないんですけど、何らかの形で見られるのならばそれでいい、という境地にまで来ちゃったのは、僕はやっぱりあの太陽のあずさとMA91が消えた時点で、ある種の諦めがついたということがあるんだと思います。吹っ切れたというか。ただ、未だそこを突破できないでいるというところに複雑な思いはありますけどね。
赤ペンP そこは少し話を戻すと、あずささんは決して面倒くさい女ではないと思いますが、取り巻く状況が面倒くさいよね、というところになるんだろうと思います。
むーくP 自分はさっきも言った通り、無印のあずささんがメインのあずささんで、2のあずささんはそのメタのあずささんなので、あずささんに今触れる人がいるとしたら「無印をやってから、2をやってくださいね」とは言いたいけれども、別に2のあずささんに惚れたとしても、それは「またあずささんが好きな人が増えたんだな」と思えるので、受け入れられますね。
で、じゃあこの現状からどうやってあずささんを盛り上げていくの?と聞かれた時に、元のあずささんを出すのかメタなあずささんを出すのか、それは両方ともアリだと俺は思っているし、それはそれで意味のあることだと思う。
ただちょっと、やっぱり無印のあずささんの掘り起こしをしたいかなー、と思うことはあるんですよ、多々。でもそれはねえ、さんざんやり尽くされているんですよ。本当にニコマスの作品の一番罪作りなところは、何をやろうとしても全部やり尽くされていることだと思うんです。
赤ペンP 新しいものはなかなかね。
むーくP そう、だからね、よく赤ペンさんはあの中で新しいものを作っているなと感心します、俺はw
赤ペンP でもさすがに今年で品切れですわ。
今作っていますけど、
誕生祭の動画 はもう今年が最後だと思う。思うというか「します」という感じ。だって6年付き合ってきて、向こうはほとんど変わらないし、もっと生々しい話で言えば、PS3のDLCが終わった事で、素材としての状況だって変わらないことが確定したわけです。
そうなるとね、基本は片想いだからつらいですよ。「あなたが好きです」という動画を、逆にまあ6回もよく作ったなと思うんだけど。だから今年は自分にとってのまとめの動画を作って、終わりにしようと。来年も作るとは思いますが、それは「普通の動画」だと思います。もっと言うと、これでようやくね、あずささんとお仕事ができるかな、と思っているんです。
動画を作る人としてのモチベーション自体が下がっているのをどうしようというのはありますけど、とりあえず「リフレクティア」で作るまではミアキスさんがやめると言わせてくれそうにないので(※5)。
※5:「THE IDOLM@STER ANIM@TION MASTER 生っすかSPECIAL」のシリーズにおいて、各アイドルがカバーする曲はプロデューサーたちからのリクエストに基づき抽選で決定されたが、「SPECIAL 02」であずさがカバーした「リフレクティア」は、ミアキスPのリクエストが採用された。
ミアキスP そうそう、ホントだよ。
鴉 いやー、もっと作りましょうよ、あんな神曲ないのに。
ミアキスP 僕もそれを作るまでは引退できないわ。
赤ペンP じゃあミアキスさん、それぞれ作って同じ日に上げましょう。
(一同爆笑)
赤ペンP だからね、早く若手あずさ派の台頭が望まれますね。
ミアキスP さっき言われたやつじゃないけれども、かわいい方向のあずさのPVで作れるPが台頭してきてほしい。
ウチらは、やっぱり2007とか2008の流れをずっと見ているから、どうしても作りづらいところがあるので。そういうことを全然知らない、本当にアニマスとかであずささんを見ただけの人が作ってくれるような、そういう人がいたらな、とは思います。
赤ペンP そこは悪い意味で俺らは老害です。
むーくP そうそう、ホントにそう思うw
赤ペンP 今もいないわけではないけれど、目に見える形でそこを突破してきてくれる人、出てきてほしいなあと。
むーくP 大丈夫、物好きの種は尽きないから。世の中、いろんな人がいるから。
赤ペンP でも物好きだけでも困るんだよ!w
(一同爆笑)
赤ペンP 今日のメンツを朗読さんから聞かされた時にまっさきに思ったのは「おっさん多いわー」と。(だから座談会としても)そういうネガティブな方向に絶対行くよ、と思ったのよw
(一同苦笑)
むーくP そろそろあれかな、雪歩とあずさはなぜおっさんを惹きつけるのかっていう話もどこかでした方がいいのかな?
赤ペンP それ合同企画したら、雪歩派から内科部長が乗り込んできてますます大変なことになるよw
バートレットP どんどん面倒くさくしてどうするんですかw
赤ペンP まあこんな感じで、あずさ派は何か見えないものと戦っているんだなー、と。
---ありがとうございました。今日集まっていただいた皆さんがそういう重さを抱えているのだろうな、ということは予想したうえだったのですが、やはりこうなったといいますか。もうインタビュアーが話す隙が一ミリもないような会になるだろうなとは思っていたのですが、予想通りでした。 (一同大爆笑)
---また、そういった皆さんの思いを聞いてしまうと、例えばもし私の情熱大陸×im@sシリーズであずささんを取材するならば、もっと自由にアイドル活動をしているあずささんを見せたいな、と心動かされるものがありました。 赤ペンP うん、そうじゃない方向に行ったら遠慮なくdisるからね。
(一同爆笑、「こわいよー」「こわいわー」などの声)
赤ペンP (使うとしても)重いシーンは一瞬でいいんです。それだけでみんなはわかってくれるよ。
鴉 そのときは「アイドル」あずさの復興、ということで一つよろしく。
(了)
・
赤ペンP (参考:
ニコ百記事 )
2007年8月にニコマスPとしてデビュー。今日に至るまで、「
im@sストーリー系PV 」などにおいて良作を作り続けている。代表作は「
アイドルマスター 春香 「恋愛症候群」 」「
アイドルマスター Trailer for 竜宮小町 「Are you gonna be・・・」 」など多数。また、im@s KAKU-tail Partyなどの企画に初期の頃からスタッフとして関わり、その運営に貢献している。
・
ミアキスP (参考:
ニコ百記事 )
2007年10月にニコマスPとしてデビュー。マイリスト名を「
永遠の初投稿 」としているが、アイマスに長らく向き合ってきたその姿勢はどこまでも誠実である。代表作は「
アイドルマスター 『ひとさしゆびクワイエット!』 」「
アイドルマスター 『ANGELIC DESTINY』 」など。
・
むーくP (参考:
ニコ百記事 )
元々はブログ「
おっホイ。 」にてアイマスMADの紹介記事を書く見る専ブロガーであったが、2008年5月にニコマスPとしてデビュー。代表作は「
【アイドルマスター】リッチャンが洋楽で元気付けてくれるそうです。 」など。また優れたスクリプトとPVを融合させた名企画「
黒薔薇の刻を 」にも第5~7回および第9回で参加している。他、今やメンバー2500人を超える「
ニコマスおっさんホイホイコミュ 」のオーナーとしても有名。
・
バートレットP (参考:
ニコ百記事 )
2009年3月にニコマスPとしてデビュー。アイドルマスターとエースコンバットとのコラボ動画を主に制作している。代表作は「
【嘘字幕】IDOL M@STER 2 -それでもおっぱいを愛する全てのPに捧ぐ-【AC6】 」「
【皆に】アイドルマスター 復活への戦火【ありがとう】 」など。この他にも「
metalm@ster 」の旗振り役としてメタル系の音楽に造詣が深い。愛称は「大尉」。
・
鴉 ブログ「
メモ書きライフ 」管理人。ダンスPV系のアイマスMADを中心に、黎明期から見る専としてニコマスの歴史を見つめ続けてきた一人。作品の本質を的確にあぶり出す鋭い短評が特徴である。またモルトウイスキー好きでもあり、氏が時折Twitterでつぶやくボトルはいずれも優れた風味や香気を楽しめるものが多い。
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